HOME 駅伝

2024.02.15

創価大 在籍選手のドーピング違反受け謝罪コメント発表 榎木和貴監督「指導・監督が行き届かなかった」
創価大 在籍選手のドーピング違反受け謝罪コメント発表 榎木和貴監督「指導・監督が行き届かなかった」

創価大の榎木和貴監督

創価大は15日、陸上競技部駅伝部の在籍選手であるリーキー・カミナ(3年)がドーピング規則違反を犯したことを受け、謝罪文を発表した。

カミナは昨年9月に日本インカレ男子5000mで優勝したものの、大会後のドーピング検査において検体から禁止物質(ナンドロロン)が検出された。カミナは10月9日の出雲駅伝にも出走して3区区間2位の成績を収めていたが、その3日後の10月12日に公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より通知があったという。

大学によると、カミナは昨年7月21日から9月5日にケニアへ帰国。滞在中、体調不良に陥り、成分の確認を怠ったまま10日間にわたって市販の薬を摂取したとされる。

広告の下にコンテンツが続きます

カミナは10月12日より3年間の資格停止処分が科され、日本インカレの優勝記録が取り消されるほか、出雲駅伝におけるチームの全成績が失効される。

創価大は出雲駅伝において過去最高の2位に入り、4区の山森龍暁(4年)と5区の吉田響(3年)が区間賞を獲得していた。大学によると、カミナは現在ケニアへ帰国しているという。

榎木和貴監督は大学のホームページを通じて「関係者の皆様に残念な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく感じております。指導・監督が行き届かなかったことをお詫び申し上げます。本学陸上競技部駅伝部は、皆様の信頼を取り戻せるよう、再発防止策をチームとして徹底するとともに、一層の競技力の向上に取り組み、努力を重ねてまいります」とコメントを残している。

広告の下にコンテンツが続きます
創価大は15日、陸上競技部駅伝部の在籍選手であるリーキー・カミナ(3年)がドーピング規則違反を犯したことを受け、謝罪文を発表した。 カミナは昨年9月に日本インカレ男子5000mで優勝したものの、大会後のドーピング検査において検体から禁止物質(ナンドロロン)が検出された。カミナは10月9日の出雲駅伝にも出走して3区区間2位の成績を収めていたが、その3日後の10月12日に公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より通知があったという。 大学によると、カミナは昨年7月21日から9月5日にケニアへ帰国。滞在中、体調不良に陥り、成分の確認を怠ったまま10日間にわたって市販の薬を摂取したとされる。 カミナは10月12日より3年間の資格停止処分が科され、日本インカレの優勝記録が取り消されるほか、出雲駅伝におけるチームの全成績が失効される。 創価大は出雲駅伝において過去最高の2位に入り、4区の山森龍暁(4年)と5区の吉田響(3年)が区間賞を獲得していた。大学によると、カミナは現在ケニアへ帰国しているという。 榎木和貴監督は大学のホームページを通じて「関係者の皆様に残念な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく感じております。指導・監督が行き届かなかったことをお詫び申し上げます。本学陸上競技部駅伝部は、皆様の信頼を取り戻せるよう、再発防止策をチームとして徹底するとともに、一層の競技力の向上に取り組み、努力を重ねてまいります」とコメントを残している。

創価大・榎木和貴監督 コメント全文

この度、本学陸上競技部駅伝部員であるリーキー・カミナ選手のアンチ・ドーピング規則違反が確定し、日本アンチ・ドーピング機構による処分が下されました。 本選手について、検体採取日の2023年9月16日から、2023年10月12日までに獲得した個人成績は失効になることから、9月16日の「第92回日本学生陸上競技対校選手権大会5000mの記録」、10月9日の「第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走3区」での記録は取り消しとなります。本選手の記録失効に伴う大会主催団体等からの措置については、厳粛に受け止めてまいります。 日本学生陸上競技対校選手権大会、出雲全日本大学選抜駅伝競走の大会関係者、大学駅伝をはじめとした大学スポーツ競技界に多大なご迷惑をおかけすることとなり、関係者の皆様に残念な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく感じております。 禁止物質摂取の原因は先述のとおりですが、帰国中だったとはいえ、薬の成分を十分に注意することについて、指導・監督が行き届かなかったことをお詫び申し上げます。今回のことでは、本選手も大きなショックと責任を感じており、深く反省しております。 本学陸上競技部駅伝部は、皆様の信頼を取り戻せるよう、再発防止策をチームとして徹底するとともに、一層の競技力の向上に取り組み、努力を重ねてまいります。 創価大学陸上競技部駅伝部監督  榎木 和貴

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

400m・中島佑気ジョセフが日本勢34年ぶり決勝! 200m・鵜澤飛羽、井戸アビゲイル風果が準決勝に登場/東京世界陸上DAY6イブニングみどころ

◇東京世界陸上(9月13日〜21日/国立競技場)6日目 大会も後半戦を迎える東京世界陸上。日本男子短距離界に新たな歴史が生まれようとしている。 男子400m決勝に中島佑気ジョセフ(富士通)が挑む。予選で44秒44の日本記 […]

NEWS 最速王者も“10秒チャージ” 森永製菓が16万個以上の商品提供で東京世界陸上の参加選手を“応援チュウ!”

2025.09.18

最速王者も“10秒チャージ” 森永製菓が16万個以上の商品提供で東京世界陸上の参加選手を“応援チュウ!”

東京世界陸上オフィシャルサポーターの森永製菓は、9月13日から開催されている同大会の参加アスリートに「inゼリー」、「inバー」、「ハイチュウ」など日本生まれの栄養補助食品やお菓子を無償で提供しているが、その数量が16万 […]

NEWS 35km競歩金のダンフィー 20km競歩棄権表明「出場できないのは残念だが、レースには応援に行くつもり」/東京世界陸上

2025.09.18

35km競歩金のダンフィー 20km競歩棄権表明「出場できないのは残念だが、レースには応援に行くつもり」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 9月18日、東京世界陸上初日の男子35km競歩で金メダルを獲得したエヴァン・ダンフィー(カナダ)が、自身のSNSを更新し、8日目(20日)の20km競歩を棄権することを発 […]

NEWS DAY6イブニングセッションのチケット完売 残りのイブニングセッションも完売間近/東京世界陸上

2025.09.18

DAY6イブニングセッションのチケット完売 残りのイブニングセッションも完売間近/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京2025世界陸上財団は9月18日、大会6日目のイブニングセッションのチケットが完売したと発表した。13日のDAY1、14日のDAY2のイブニングセッションに続く […]

NEWS 川上勇士が富士山GXに入社 東海大などで活躍「チーム・会社に貢献できるように頑張る」

2025.09.18

川上勇士が富士山GXに入社 東海大などで活躍「チーム・会社に貢献できるように頑張る」

富士山GXは9月18日、川上勇士が9月16日付で入社・入部したと発表した。 千葉県出身の川上は鎌ケ谷中時代に、全中やジュニア五輪に出場。市船橋高では全国高校駅伝で1年時に5区、2年時には4区3位となっている。 進学した東 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top