2024.02.03
◇第107回日本選手権・室内競技(2月3、4日/大阪城ホール)1日目
日本選手権・室内競技の初日に女子60mハードルが行われ、青木益未(七十七銀行)が8秒15で優勝した。前身の大会を含めて、“6連覇”を達成。自身の持つ室内日本記録(8秒01)には届かずも強さを見せた。
連覇が続いていることに「プレッシャーはあります」と苦笑い。この大会は冬季練習の延長戦上にあり、現状の「確認」という位置づけ。そのため「勝ちたいという感情がすごく邪魔」だと言いつつ、それでも「やっぱり得意な部分なので負けたくない」という本音もある。
予選は「きれいに走れた」が、出力を上げた決勝は「ぐちゃぐちゃにりました」。それでも「予選と決勝の走りが噛み合えば、今やっていることができるのかな」と手応えをつかんだ。
昨年は足首など痛みに悩まされたが、今は痛みなくトレーニングを積めている。2020、21年の良かった時の動きからタイミングがズレているといい、その部分を徹底して磨いてきた。負けなかったこと、そして技術的な確認ができたことで、屋外シーズンに向けてのステップになった。
パリ五輪イヤーがいよいよ幕を開けた。100mハードルで前回の東京五輪にも出場。オレゴン、ブダペストと2大会で世界選手権の舞台にも立った。参加標準記録やワールドランキングを含め、昨年のように複数の選手が出場資格を持つ日本選手権になりそうな予感が漂うなか、「緊張具合が昨年の世界選手権とも違うと思います」と覚悟している。
「一応オリンピアンなので、あまり固執せずにいこうと思います。しっかり参加標準記録(12秒77)を気って出場したい」
この後は再び冬季の仕上げに入り、国内でシーズンインする予定だ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025