2024.01.12
皇后盃第42回都道府県対抗女子駅伝が1月14日に京都市で行われる。中学生から世界を舞台に活躍するトップ選手まで、一堂に会してタスキをつなぐオールスター戦。年に一度の夢舞台となる今大会の有力チームを見ていく。
前回7大会ぶりの優勝を果たした大阪は連覇が懸かる。ただ、1年前にアンカーで爆走した松田瑞生(ダイハツ)が不在。戦力ダウン分は全員でカバーする。シニアでは中野円花(岩谷産業)、大森菜月(ダイハツ)、水本佳菜(エディオン)らがそろい、インターハイ800m優勝のスピードランナー・久保凛(東大阪大敬愛高)もいる。序盤で流れを作れるか。
2年ぶり奪還を狙うのが地元・京都。これまで圧倒的な総合力を武器に最多18度の優勝を誇る。全国高校駅伝3位の立命館宇治高から山本釉未、池田悠音が入るなど、中高生に勢いがある。
前回9位の兵庫も有力で、何といっても1500m・5000m日本記録保持者の田中希実(New Balance)に注目。他にも石松愛朱加(名城大)、永長里緒(大阪学大)、太田琴菜(JP日本郵政G)らも力があり、伝統的に強い中高校生とあわされば18年以来の優勝も見えてくる。
初優勝を狙うのが東京。こちらは新谷仁美と木村友香(積水化学)の2人、名城大主将の増渕祐香とそうそうたる顔ぶれ。さらに立教大の小川陽香、保坂晴子(日体大)、前回中2ながら3区3位の一兜咲子(大宮中)らバランスの良い顔ぶれ。悲願のVに好機だ。
前々回2位、前回3位の福岡、卒業生も含めた成田高勢が強力な千葉、広島らが上位候補。10000m日本記録保持者の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)を擁する長崎、ドルーリー朱瑛里(津山高)と黒田六花(京山中)に注目の岡山も上位争いに顔を出しそうだ。
故郷の誇りを胸にタスキをつなぐ都道府県対抗女子駅伝は1月14日に開催。9区間42.195kmのコースで12時30分にスタートする。大会の様子はNHKで12時15分から生中継される。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025