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2024.01.04

東洋大「通過点として評価できる」4位で19年連続シード、目標まであと21秒/箱根駅伝
東洋大「通過点として評価できる」4位で19年連続シード、目標まであと21秒/箱根駅伝

24年箱根駅伝4位の東洋大。10区・中田は区間賞を獲得した

◇第100回箱根駅伝(東京・大手町←→神奈川・箱根町/10区間217.1km)

第100回箱根駅伝が行われ、東洋大は10時間52分26秒で4位に食い込んだ。

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往路を4位で折り返した東洋大は、目標の3位まであと一歩の総合4位でフィニッシュ。19年連続のシード権も確保した。

酒井俊幸監督は「今回は及第点。今後優勝争いできるところまで持っていきたいので、通過点としては評価できると思う」と、復権への兆しを感じさせる第100回大会となった。

復路終了時点では3位・城西大との差は3分49秒。6区で差を縮めたが、7区は区間19位と苦戦して走行順5番目に下がった。だが、8区・村上太一(4年)で再び4位に立つと、9区・吉田周(3年)が区間2位と好走して、最終区間での逆転を狙った。

鶴見中継所では3位の城西大と2分22秒差。10区の岸本遼太郎(2年)は「ここで流れを途切れさせるわけにいかないと思った。走り始めると、前を走る城西大の運営管理車が近くなってくるのを感じられた」と勢いづき、15kmを過ぎてから肉眼で前のランナーが見える位置まで迫った。

その後は文字通り3位の背中を追ったが、最終的に21秒届かず4位でのフィニッシュとなった。

酒井監督は「9区、10区は前半から攻めるよう、突っ込んで走るよう伝えていた。結果的に届かなくても、そういう姿勢を残さなければ、次回大会につながらない。あたかも“11区”があるかのようにやっていかないと、再建にはならないと思った」と、今年度掲げていた「東洋の再建」のテーマに基づき果敢に挑ませた結果だった。

「あと約20秒で、やはり悔しい。総合3位には入りたかった」と酒井監督。100点満点とはいかなかったが、復路成績は5時間27分28秒の3位で、2位の駒大にも19秒差に迫る健闘だった。

10区の岸本は今回学生三大駅伝初出場ながら区間賞の殊勲。レース後に区間賞獲得を伝えられると「まさか自分が。素直にうれしいです。頑張って良かった」と笑顔だった。

駅伝主将の松山和希(4年)も「復路では最後まであきらめない走りをしてくれました。特に9区、10区で頼もしい後輩がいい順位で走ってくれたので、そこも含めて来年につながるいいレースになったと思います」と言う。過去4回の優勝を誇るチームの今後を後輩たちに託した。

なお、酒井監督は1月1日の能登半島地震に関して「(石川県の)輪島は東洋大にとって長距離も競歩もお世話になっている場所。走る環境があることがありがたいという気持ちと、こういう時に駅伝に出ていいのかという気持ちがありました」と心境を明かす。

今回改めて、「駅伝は自分だけのためでなく、人のためという部分が必要な競技。特に箱根駅伝はその積み重ね。出場するのにも、いろんな方に協力してもらわないと成り立たない大会なので、『走るからなんでもいい、ではなく走らせてもらっているという感覚でやろう』というメンタルの部分が、今回の立て直しの中で大きかったと思っている」と話した。

文/中村 外

◇第100回箱根駅伝(東京・大手町←→神奈川・箱根町/10区間217.1km)第100回箱根駅伝が行われ、東洋大は10時間52分26秒で4位に食い込んだ。往路を4位で折り返した東洋大は、目標の3位まであと一歩の総合4位でフィニッシュ。19年連続のシード権も確保した。酒井俊幸監督は「今回は及第点。今後優勝争いできるところまで持っていきたいので、通過点としては評価できると思う」と、復権への兆しを感じさせる第100回大会となった。復路終了時点では3位・城西大との差は3分49秒。6区で差を縮めたが、7区は区間19位と苦戦して走行順5番目に下がった。だが、8区・村上太一(4年)で再び4位に立つと、9区・吉田周(3年)が区間2位と好走して、最終区間での逆転を狙った。鶴見中継所では3位の城西大と2分22秒差。10区の岸本遼太郎(2年)は「ここで流れを途切れさせるわけにいかないと思った。走り始めると、前を走る城西大の運営管理車が近くなってくるのを感じられた」と勢いづき、15kmを過ぎてから肉眼で前のランナーが見える位置まで迫った。その後は文字通り3位の背中を追ったが、最終的に21秒届かず4位でのフィニッシュとなった。酒井監督は「9区、10区は前半から攻めるよう、突っ込んで走るよう伝えていた。結果的に届かなくても、そういう姿勢を残さなければ、次回大会につながらない。あたかも“11区”があるかのようにやっていかないと、再建にはならないと思った」と、今年度掲げていた「東洋の再建」のテーマに基づき果敢に挑ませた結果だった。「あと約20秒で、やはり悔しい。総合3位には入りたかった」と酒井監督。100点満点とはいかなかったが、復路成績は5時間27分28秒の3位で、2位の駒大にも19秒差に迫る健闘だった。10区の岸本は今回学生三大駅伝初出場ながら区間賞の殊勲。レース後に区間賞獲得を伝えられると「まさか自分が。素直にうれしいです。頑張って良かった」と笑顔だった。駅伝主将の松山和希(4年)も「復路では最後まであきらめない走りをしてくれました。特に9区、10区で頼もしい後輩がいい順位で走ってくれたので、そこも含めて来年につながるいいレースになったと思います」と言う。過去4回の優勝を誇るチームの今後を後輩たちに託した。なお、酒井監督は1月1日の能登半島地震に関して「(石川県の)輪島は東洋大にとって長距離も競歩もお世話になっている場所。走る環境があることがありがたいという気持ちと、こういう時に駅伝に出ていいのかという気持ちがありました」と心境を明かす。今回改めて、「駅伝は自分だけのためでなく、人のためという部分が必要な競技。特に箱根駅伝はその積み重ね。出場するのにも、いろんな方に協力してもらわないと成り立たない大会なので、『走るからなんでもいい、ではなく走らせてもらっているという感覚でやろう』というメンタルの部分が、今回の立て直しの中で大きかったと思っている」と話した。文/中村 外

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