◇第100回箱根駅伝(東京・大手町←→神奈川・箱根町/10区間217.1km)
第100回箱根駅伝が行われ、前回5位の順大は17位でシード権を逃した。1区・三浦龍司(4年)が区間10位。万全ではないなか何とか流れを作ったが、2、3区とふたケタ順位が続く。4区のルーキー・吉岡大翔は区間8位でまずまずの箱根デビューを飾り、5区の石井一希(4年)はなんとか10位で芦ノ湖へたどりついた。
しかし、復路は一度も浮上のきっかけをつかめず。9区で三浦とダブル主将の藤原優希(4年)も何とか前を追ったが、鶴見中継所では無念の繰り上げスタートとなってしまった。
長門俊介監督は「区間ふたケタばかりで流れが完全に悪かった。学生たちはしっかり準備してくれましたが、準備段階での問題もある。指導者の責任かなと痛感しています」と唇を噛む。
11月下旬の三浦の故障など、数名は「状態が悪い」というのはあったが、「一難去って、また一難」と続き、「クリスマスあたりからようやく何事もなくできた」状況だったという。吉岡は「来年戻ってきて、この悔しさを晴らせるようにしたい」と思いをにじませる。
これまで総合11回の優勝を誇る名門。「先輩たちが築き上げてきた紅白のタスキを、この記念すべき100回大会で途切れさせてしまった。先輩方や支援してくださる方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、指揮官もまたOBとして忸怩たる思いがある。
ただ、「力のある選手は多いので、私自身も考え直して、しっかり立て直していきたい。2つの予選会というのは試練。それをクリアしていくことでタフさが身につけば、必ず強い順大になる。選手の成長、私の成長と思って1年間やっていきたい」と再起を誓った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.18
DAY5イブニングセッションは3万5千人超来場 残りの日程は完売間近/東京世界陸上
2025.09.18
200m鵜澤飛羽が3着で準決勝へ 「自己ベストを出せれば決勝に行ける」/東京世界陸上
2025.09.11
ウサイン・ボルトが来日!自身の世界記録更新「今は特にいない」若き選手へ「自分を信じて」
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.13
-
2025.09.14
-
2025.09.11
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.18
DAY5イブニングセッションは3万5千人超来場 残りの日程は完売間近/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京2025世界陸上財団は9月17日、東京世界陸上5日目(DAY5)の入場者数(17日21時時点の速報値)を発表した。 鵜澤飛羽(JAL)が準決勝へ進んだ男子200 […]
2025.09.18
女子200m・井戸アビゲイル風果が日本勢14年ぶり準決勝へ 男子は鵜澤飛羽が着順通過/世界陸上Day5
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目が行われ、女子200m予選5組に出場した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が22秒98(±0)で5着に入り、4着以下の記録上位4番目で準決勝進出を決め […]
2025.09.18
ナデル1500mフィニッシュ直前逆転初V ムーン棒高跳3連覇 3000m障害チェロティチ大会新/世界陸上Day5
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)5日目 東京世界陸上5日目のイブニングセッションは4種目で決勝が行われた。 最初の400mが59秒45のスローペースで始まった男子1500m。最後まで混戦となったレースを制 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/