HOME 特集

2023.12.27

名城大が6連覇なるか!?大東大、立命大、日体大、大阪学大、拓大に注目/富士山女子駅伝
名城大が6連覇なるか!?大東大、立命大、日体大、大阪学大、拓大に注目/富士山女子駅伝

富士山女子駅伝スタートの様子

2023全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)が12月30日に行われる。10月の全日本大学女子駅伝と並ぶ”2大駅伝”。覇権を奪うのは果たして。

最有力は女王・名城大で揺るがない。今大会は前回まで5連覇。さらに、全日本は今年まで6連覇と、圧倒的な強さを誇ってきた。前回優勝メンバーから山本有真(現・積水化学)と小林成美(現・三井住友海上)は抜けたものの、5人がV経験者。なかでも米澤奈々香、石松愛朱加の2年生が強力だ。そこに加え、前回は1区・柳樂あずみが区間賞で、そのまま逃げ切り。今年は原田紗希も全日本5区で安定した走りを見せている。この2年生を中心に据えつつ、主将の増渕祐香は有終の美を飾ることができるか。

広告の下にコンテンツが続きます

名城大を追う勢力は年々、力をつけておりその差を詰めている印象がある。前回躍進したのが2位の大阪学院大。区間賞はゼロだったが、全員が区間7位以内でつないだ。抜けるのは6区の野崎光のみ。上りの7区・佐藤千紘(4年)やエースの永長里緒(3年)らが軸となる。全日本では6位だったが、巻き返せるか。

全日本で2位の大東大、3位の立命大は優勝候補に挙がる。大東大は留学生のサラ・ワンジル(1年)、野田真理耶(1年)ら1年生5人で全日本を戦い抜いた。ここに前回経験者の鈴木日菜子(3年)らが復調すれば総合力はアップする。

かつての絶対女王・立命大も復活に近づいている。全日本では1区・村松灯(3年)、2区・太田咲雪(1年)が区間賞。3区途中までトップを走った。4区では中地こころ(3年)も区間賞。前回は序盤でやや苦戦しながらも巻き返して5位となっただけに、底力はやはりある。

城西大と日体大にも注目。全日本4位の城西大は兼子心晴(2年)や金子陽向(2年)らに勢いあり。兼子は前回1区4位と流れを作っている。日体大は絶対エースの山﨑りさ(3年)を中心に、保坂晴子(4年)、前回6区区間賞の嶋田桃子(3年)、齋藤みう(3年)とタレントは豊富。ミスなくつなげば前回3位からのジャンプアップもありそうだ。

広告の下にコンテンツが続きます

注目が拓大。前回9位、全日本12位とやや苦戦してきたが、待望の不破聖衣来(3年)が復帰予定。不破がケガで不在の間は、エースに頼らないように底上げを図ってきた。それだけに、不破が復帰すれば融合できる態勢は整ってきた。前々回6位以上が見えるか。全日本7位の関大、同8位の東北福祉大、順大、中大、大阪芸大、初出場の立教大も見逃せない。

暮れの霊峰を臨む女子大生の大一番。富士山女子駅伝は、静岡・富士山本宮浅間大社前スタート、富士総合運動公園陸上競技場フィニッシュのコースで、7区間43.4kmで争われる。レースは10時スタート。大会の模様はフジテレビ系列(テレビ静岡)で9時55分から生中継される。

2023全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)が12月30日に行われる。10月の全日本大学女子駅伝と並ぶ"2大駅伝"。覇権を奪うのは果たして。 最有力は女王・名城大で揺るがない。今大会は前回まで5連覇。さらに、全日本は今年まで6連覇と、圧倒的な強さを誇ってきた。前回優勝メンバーから山本有真(現・積水化学)と小林成美(現・三井住友海上)は抜けたものの、5人がV経験者。なかでも米澤奈々香、石松愛朱加の2年生が強力だ。そこに加え、前回は1区・柳樂あずみが区間賞で、そのまま逃げ切り。今年は原田紗希も全日本5区で安定した走りを見せている。この2年生を中心に据えつつ、主将の増渕祐香は有終の美を飾ることができるか。 名城大を追う勢力は年々、力をつけておりその差を詰めている印象がある。前回躍進したのが2位の大阪学院大。区間賞はゼロだったが、全員が区間7位以内でつないだ。抜けるのは6区の野崎光のみ。上りの7区・佐藤千紘(4年)やエースの永長里緒(3年)らが軸となる。全日本では6位だったが、巻き返せるか。 全日本で2位の大東大、3位の立命大は優勝候補に挙がる。大東大は留学生のサラ・ワンジル(1年)、野田真理耶(1年)ら1年生5人で全日本を戦い抜いた。ここに前回経験者の鈴木日菜子(3年)らが復調すれば総合力はアップする。 かつての絶対女王・立命大も復活に近づいている。全日本では1区・村松灯(3年)、2区・太田咲雪(1年)が区間賞。3区途中までトップを走った。4区では中地こころ(3年)も区間賞。前回は序盤でやや苦戦しながらも巻き返して5位となっただけに、底力はやはりある。 城西大と日体大にも注目。全日本4位の城西大は兼子心晴(2年)や金子陽向(2年)らに勢いあり。兼子は前回1区4位と流れを作っている。日体大は絶対エースの山﨑りさ(3年)を中心に、保坂晴子(4年)、前回6区区間賞の嶋田桃子(3年)、齋藤みう(3年)とタレントは豊富。ミスなくつなげば前回3位からのジャンプアップもありそうだ。 注目が拓大。前回9位、全日本12位とやや苦戦してきたが、待望の不破聖衣来(3年)が復帰予定。不破がケガで不在の間は、エースに頼らないように底上げを図ってきた。それだけに、不破が復帰すれば融合できる態勢は整ってきた。前々回6位以上が見えるか。全日本7位の関大、同8位の東北福祉大、順大、中大、大阪芸大、初出場の立教大も見逃せない。 暮れの霊峰を臨む女子大生の大一番。富士山女子駅伝は、静岡・富士山本宮浅間大社前スタート、富士総合運動公園陸上競技場フィニッシュのコースで、7区間43.4kmで争われる。レースは10時スタート。大会の模様はフジテレビ系列(テレビ静岡)で9時55分から生中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.08

ホクレンDC第4戦北見大会のエントリー発表 1500mに日本選手権Vの飯澤千翔、遠藤日向ら 男子5000mには五輪マラソン・ケニア代表ムティソも

日本陸連は7月8日、ホクレンディスタンス第4戦・北見大会(7月16日)のエントリー選手を発表した。 男子1500mでは5月のアジア選手権、7月の日本選手権では連覇を飾った飯澤千翔(住友電工)が登録。また、5000mでブダ […]

NEWS セイコーが東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念したミニスポーツタイマークロックを数量限定で発売!

2025.07.08

セイコーが東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念したミニスポーツタイマークロックを数量限定で発売!

セイコーウオッチは7月8日、東京2025世界陸上競技選手権大会の開催を記念して、ゴールドカラーをまとった特別仕様のミニスポーツタイマークロックを8月1日より発売することを発表した。希望小売価格は5,500円(税込)、国内 […]

NEWS 広島インターハイのスタートリスト発表!! 久保凛は800m予選6組、1500m予選1組に登録 清水空跳は100m7組目 フィールド予選通過ラインも決定

2025.07.08

広島インターハイのスタートリスト発表!! 久保凛は800m予選6組、1500m予選1組に登録 清水空跳は100m7組目 フィールド予選通過ラインも決定

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 7月7日、広島インターハイの大会事務局は大会サイトでスタートリストならびに、フィールド種目の予選通過記録を発表した。 広告の下にコン […]

NEWS プーマから日本人の足に合わせたフィット感を実現した新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4」が登場!

2025.07.08

プーマから日本人の足に合わせたフィット感を実現した新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4」が登場!

プーマ ジャパンは、“弾む走りで、世界が広がる”をコンセプトとした新作ランニングシューズ「VELOCITY NITRO™ 4(ヴェロシティ ニトロ 4)」を、7月17 日よりプーマストア、公式オンラインストア、一部取扱い […]

NEWS 東京世界陸上の競技開始時間が一部変更 DAY8最終種目が女子5000m決勝から男子800m決勝へ

2025.07.07

東京世界陸上の競技開始時間が一部変更 DAY8最終種目が女子5000m決勝から男子800m決勝へ

9月13日~21日に東京・国立競技場で開かれる東京世界選手権のDAY1、DAY2、DAY8、DAY9の競技開始時間の一部が変更になった。7月1日に変更が加えられており、大会公式のSNSで7月7日に発表された。 最も大きな […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top