HOME 学生長距離

2023.12.26

箱根駅伝に魅了されたHKT48市村愛里「無事にタスキをつないでください!」神奈川出身、現地観戦で感動!
箱根駅伝に魅了されたHKT48市村愛里「無事にタスキをつないでください!」神奈川出身、現地観戦で感動!

箱根駅伝好きと公言しているHKT48の市村愛里さん(提供写真)

第100回大会を迎える箱根駅伝を前に、特別な思いを持つ著名人の方々にインタビューした。箱根駅伝好きを公言しているHKT48の市村愛里さん。神奈川出身で幼い頃から家族と一緒に地元を走るランナーたちに熱視線を送っていた。駅伝を好きになったきっかけと選手へのメッセージ聞いた。

――箱根駅伝を好きになったきっかけを教えてください。

市村 物心がついた頃から家族と一緒にテレビを見ていました。家族も全員、箱根駅伝が好きなんです。今は離れて暮らしているからこそ、家族みんなで箱根駅伝を見る時間がすごく幸せです。

広告の下にコンテンツが続きます

私は中学、高校とバドミントン部だったのですが、体力に自信があってマラソン大会でも学年で1番でした。駅伝の時には市内の大会にも出たことがあります。それもあって、昔から駅伝を見るのも走るのも好きでした。

今年は熊本城マラソンも走りました! 走るってこういう気持ちなんだなって思いました。練習では孤独感もあってつらかったのですが、走る側になって応援のパワーの大きさを実感しました。

小学生くらいの時は早稲田大、明治大、東洋大が強かったというのを覚えています。でも、当時はどんな選手が強いとかいう印象はなくて、後になってから柏原竜二さんらのことを知りました。

今はSNSなどでいろいろ調べています。「駅伝アイドル」の先輩でもある西村菜那子さん(元NGT48)のSNSもひっそりとチェックして勉強しています! “認知”していただけて、SNS上ですが交流できてうれしいです。

――どれくらい深く見るようになりましたか?

市村 やっぱり青山学院大が勝ち始めたのがすごく印象に残っています。しっかり見始めた時に連覇されていました。印象に残っているのは第96回大会です。1年生で2区を走った岸本大紀さんや、引退を決めて(※のちに翻意)走った4区の吉田祐也さんのシーンはいつ見ても感動します。

ハマってからは出雲駅伝や全日本大学駅伝も見るようになりましたし、高校生のことも調べるようになっていきました。

市村さんが思い出に残っていると話す96回大会。写真は4区の青学大・吉田

――箱根駅伝の魅力とはどんなところですか。

市村 お正月ということで、家族みんなで見られるのも一つの魅力だと思います。山上り、山下りもあり、200km以上を2日間。そういうコースだからこそ、ドラマもたくさんあると思います。学生のみなさんもやっぱり箱根駅伝に懸けているのがわかりますし、応援している人も含めてすべての方々の熱量を感じます。

――実際に現地で応援されたこともありますか。

市村 今年の第99回大会も観に行きました! 2区を観にいったのですが、選手一人ひとりの力強さ、迫力が本当にすごかったです。

順天堂大の三浦龍司選手はフォームがすごくきれいでした。駒澤大の田澤廉選手が来る前は、沿道にいる人たちもどこか構えているような、緊張感が伝わってきたんです。衝撃を受けたのは國學院大の平林清澄選手。あんなに細身の身体なのに颯爽と走っていく姿に引き込まれました。

――今大会ではどんなところが注目でしょう。

市村 やっぱり駒澤大が相当、強いと思います。前回6区の伊藤蒼唯選手や、強い4年生の中でも赤津勇進選手に注目しています。

ただ、独走にならずに食らいつきそうなのは青山学院大、中央大、國學院大ですよね。青山学院大の若林宏樹選手が復活してきたので期待大です! 首位争いはもちろん、シード権争いも見応えがありそうです。

――100回大会に向けて選手にメッセージをお願いします!

市村 分野は違いますが、同世代の方々が頑張っている姿は見ているだけでパワーや勇気をもらえますし、自分も頑張らなきゃ!って思えます。大きな節目の大会で、選手のみなさんにとっても、観る人にとっても、歴史に残るようなレースになるといいなと思います。

ただ、まずは選手のみなさんがケガなく、無事に走りきってタスキをつないでほしいという思いが一番です! 応援する側も含めて、みんなで作る100回大会が素敵な大会になるように願っています。

◎いちむら・あいり/2001年2月13日生まれ。22歳。神奈川県出身。2018年にHKT48の5期生としてデビュー。昨年、15thシングル『ビーサンはなぜなくなるのか?』で表題初選抜。ニックネームは「あいちー」。12月20日にリリースされた17thシングル『バケツを被れ!』でも選抜入りしている。

構成/向永拓史

第100回大会を迎える箱根駅伝を前に、特別な思いを持つ著名人の方々にインタビューした。箱根駅伝好きを公言しているHKT48の市村愛里さん。神奈川出身で幼い頃から家族と一緒に地元を走るランナーたちに熱視線を送っていた。駅伝を好きになったきっかけと選手へのメッセージ聞いた。 ――箱根駅伝を好きになったきっかけを教えてください。 市村 物心がついた頃から家族と一緒にテレビを見ていました。家族も全員、箱根駅伝が好きなんです。今は離れて暮らしているからこそ、家族みんなで箱根駅伝を見る時間がすごく幸せです。 私は中学、高校とバドミントン部だったのですが、体力に自信があってマラソン大会でも学年で1番でした。駅伝の時には市内の大会にも出たことがあります。それもあって、昔から駅伝を見るのも走るのも好きでした。 今年は熊本城マラソンも走りました! 走るってこういう気持ちなんだなって思いました。練習では孤独感もあってつらかったのですが、走る側になって応援のパワーの大きさを実感しました。 小学生くらいの時は早稲田大、明治大、東洋大が強かったというのを覚えています。でも、当時はどんな選手が強いとかいう印象はなくて、後になってから柏原竜二さんらのことを知りました。 今はSNSなどでいろいろ調べています。「駅伝アイドル」の先輩でもある西村菜那子さん(元NGT48)のSNSもひっそりとチェックして勉強しています! “認知”していただけて、SNS上ですが交流できてうれしいです。 ――どれくらい深く見るようになりましたか? 市村 やっぱり青山学院大が勝ち始めたのがすごく印象に残っています。しっかり見始めた時に連覇されていました。印象に残っているのは第96回大会です。1年生で2区を走った岸本大紀さんや、引退を決めて(※のちに翻意)走った4区の吉田祐也さんのシーンはいつ見ても感動します。 ハマってからは出雲駅伝や全日本大学駅伝も見るようになりましたし、高校生のことも調べるようになっていきました。 [caption id="attachment_124695" align="alignnone" width="800"] 市村さんが思い出に残っていると話す96回大会。写真は4区の青学大・吉田[/caption] ――箱根駅伝の魅力とはどんなところですか。 市村 お正月ということで、家族みんなで見られるのも一つの魅力だと思います。山上り、山下りもあり、200km以上を2日間。そういうコースだからこそ、ドラマもたくさんあると思います。学生のみなさんもやっぱり箱根駅伝に懸けているのがわかりますし、応援している人も含めてすべての方々の熱量を感じます。 ――実際に現地で応援されたこともありますか。 市村 今年の第99回大会も観に行きました! 2区を観にいったのですが、選手一人ひとりの力強さ、迫力が本当にすごかったです。 順天堂大の三浦龍司選手はフォームがすごくきれいでした。駒澤大の田澤廉選手が来る前は、沿道にいる人たちもどこか構えているような、緊張感が伝わってきたんです。衝撃を受けたのは國學院大の平林清澄選手。あんなに細身の身体なのに颯爽と走っていく姿に引き込まれました。 ――今大会ではどんなところが注目でしょう。 市村 やっぱり駒澤大が相当、強いと思います。前回6区の伊藤蒼唯選手や、強い4年生の中でも赤津勇進選手に注目しています。 ただ、独走にならずに食らいつきそうなのは青山学院大、中央大、國學院大ですよね。青山学院大の若林宏樹選手が復活してきたので期待大です! 首位争いはもちろん、シード権争いも見応えがありそうです。 ――100回大会に向けて選手にメッセージをお願いします! 市村 分野は違いますが、同世代の方々が頑張っている姿は見ているだけでパワーや勇気をもらえますし、自分も頑張らなきゃ!って思えます。大きな節目の大会で、選手のみなさんにとっても、観る人にとっても、歴史に残るようなレースになるといいなと思います。 ただ、まずは選手のみなさんがケガなく、無事に走りきってタスキをつないでほしいという思いが一番です! 応援する側も含めて、みんなで作る100回大会が素敵な大会になるように願っています。 ◎いちむら・あいり/2001年2月13日生まれ。22歳。神奈川県出身。2018年にHKT48の5期生としてデビュー。昨年、15thシングル『ビーサンはなぜなくなるのか?』で表題初選抜。ニックネームは「あいちー」。12月20日にリリースされた17thシングル『バケツを被れ!』でも選抜入りしている。 構成/向永拓史

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.08

甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」

甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。 甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中 […]

NEWS 女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新  3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会

2025.11.08

女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新 3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会

11月8日、京都市の東寺ハウジングフィールド西京極で第6回京都陸協記録会が行われ、女子5000mでは山田桃愛(しまむら)が15分33秒70の自己新で全体トップとなった。 山田は埼玉県出身の24歳。小学生時代に発症した骨髄 […]

NEWS 5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59

2025.11.08

5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59

11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎市記念公園陸上競技場で第6回尼崎中長距離記録会が行われ、男子5000m競歩で山田大智(西脇工高3兵庫)が19分20秒59の日本高校新記録を樹立した。従来の高校記録は住所大翔(飾磨工高/現・富 […]

NEWS 中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場

2025.11.08

中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場

11月8日、中部実業団連盟と北陸実業団連盟は、ニューイヤー駅伝の予選を兼ねた第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 中部では、昨年大会新記録で優勝を果たしたトヨタ紡織が4区(1 […]

NEWS 中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生  中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝

2025.11.08

中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生 中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝

中国実業団連盟は11月8日、第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 前回大会で3年ぶりの優勝を果たした中電工は、優勝の立役者となった北村惇生を2年連続でエース区間の6区(19km)に登録した […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top