HOME 学生長距離

2023.12.18

【Playback箱根駅伝】第48回/日体大強し! 往復Vで4連覇達成 大東大が躍進の3位
【Playback箱根駅伝】第48回/日体大強し! 往復Vで4連覇達成 大東大が躍進の3位

第48回箱根駅伝/2区で区間新記録を樹立した小沢欽一(左)

第48回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績
1位 日体大 11時間31分03秒
2位 日大  11時間37分12秒
3位 大東大 11時間40分19秒
4位 順大  11時間43分21秒
5位 国士大 11時間44分11秒
6位 中大  11時間49分55秒
7位 専大  11時間57分59秒
8位 東洋大 12時間05分37秒
9位 駒大  12時間13分05秒
10位 亜細亜大12時間14分15秒
11位 東農大 12時間19分29秒
12位 東教大 12時間25分35秒
13位 青学大 12時間32分43秒
14位 拓大  12時間34分07秒
15位 明大  12時間58分09秒
●区間賞
1区 鞭馬講二(大東大) 1時間06分36秒
2区 小沢欽一(日体大) 1時間13分37秒
3区 森下茂(大東大)  1時間05分44秒
4区 佐藤誠(中大)   1時間05分24秒
5区 石倉義隆(日体大) 1時間12分07秒
6区 山本啓治(順大)  1時間00分21秒
7区 大場文夫(日大)  1時間06分47秒
8区 田ノ上貢一(日体大)1時間08分18秒
9区 小沼力(日体大)  1時間17分12秒
10区 酒見勝喜(日大)  1時間07分27秒

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第48回(1972年/昭和47年) 日体大が2区、5区で大幅な区間新! スタート、フィニッシュが大手町に

ミュンヘン五輪が開催された1972年。日体大が4連覇に挑む一方、伝統校の明大が3年ぶり、東農大が7年ぶりに復帰した。読売新聞社が銀座から大手町に移転したことにより、この大会から大手町を発着する新コースに変更された。 1区は大東大の鞭馬講二が区間賞を獲得し、日体大の古川久司は13秒差の2位でタスキをつないだ。2区は日体大エースの小沢欽一が1時間13分37秒の区間新記録で区間賞を獲得。日体大がトップに躍り出る。 しかし3区は再び大東大の森下茂が区間賞で追い上げ、4区では日体大との差を22秒に縮めた。5区でついに、大東大の松田強が日体大の石倉義隆に並ぶ。しかし、石倉が箱根湯本駅前で引き離すと、そのまま独走して1時間12分7秒で山上りを制した。若干のコースがあったものの、石倉のタイムは前年までの最高記録(1時間13分08秒)を大きく上回るものだった。 日体大は5時間47分51秒で2年ぶりに往路制覇。前年、区間記録を出した日大の佐藤進が区間2位で大東大に迫り、往路5時間52分9秒と同タイムで日大が2位、大東大が3位となった。 往路4位の順大は、6区の山本哲治が区間賞を獲得。大東大、日体大と続いた。日体大は8区の田ノ上貢一が大東大、中大らを交わし、日大との差を5分14秒に広げてV4へとひた走る。 復路も5時間43分12秒で制した日体大が完全優勝で4連覇を達成。往路で同タイムだった日大と大東大は、9区を終わっても通算同タイムで並んだが、日大アンカーの酒見勝喜が1時間7分27秒で区間賞を獲得し、大東大を突き放してフィニッシュ。日大が11時間37分12秒で2位、大東大が3位となった。順大が4位に入り、国士大、中大と続いた。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第48回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 日体大 11時間31分03秒 2位 日大  11時間37分12秒 3位 大東大 11時間40分19秒 4位 順大  11時間43分21秒 5位 国士大 11時間44分11秒 6位 中大  11時間49分55秒 7位 専大  11時間57分59秒 8位 東洋大 12時間05分37秒 9位 駒大  12時間13分05秒 10位 亜細亜大12時間14分15秒 11位 東農大 12時間19分29秒 12位 東教大 12時間25分35秒 13位 青学大 12時間32分43秒 14位 拓大  12時間34分07秒 15位 明大  12時間58分09秒 ●区間賞 1区 鞭馬講二(大東大) 1時間06分36秒 2区 小沢欽一(日体大) 1時間13分37秒 3区 森下茂(大東大)  1時間05分44秒 4区 佐藤誠(中大)   1時間05分24秒 5区 石倉義隆(日体大) 1時間12分07秒 6区 山本啓治(順大)  1時間00分21秒 7区 大場文夫(日大)  1時間06分47秒 8区 田ノ上貢一(日体大)1時間08分18秒 9区 小沼力(日体大)  1時間17分12秒 10区 酒見勝喜(日大)  1時間07分27秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

SGH文スポ チャレンジ競技会上位成績 11組 橋本蒼平(佐久長聖1長野) 14.30.50 足立悠(鳥取城北2鳥取)  14.36.84 洞口稟太郎(九州学院3熊本)14.41.67 竹ノ下鳳瞳(鳥取城北2鳥取)14. […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

エース候補が待望の復活 なかでも、エース候補として台頭してきたのが松井海斗(2年)だ。昨年はU20世界選手権5000mに出場(16位)したものの、その直後に頸椎椎間板ヘルニアを発症。手術の影響で三大駅伝すべてを欠場した。 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

“1秒差”をスマートフォンの画面に設定 大学進学後も原田は地道な努力を重ね、「速いペースで淡々と押せる」という持ち味を武器に、1年目から箱根駅伝予選会に出場する機会をつかんだ。 しかし、初めてのハーフマラソンは1時間6分 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

2025.12.22

箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

高2の秋で大きく飛躍 三重県出身の島田は、全日本大学駅伝のコースが自宅から1kmほどにあり、子どもの頃から沿道で学生ランナーの走りを見てきた。9歳上の兄と7歳上の姉が陸上競技をやっていた影響もあって、小学5年になると陸上 […]

NEWS 大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

2025.12.22

大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

第6回大学対校男女混合駅伝出場チームをチェック! ・シード校 日本体育大学   6年連続6回目 大東文化大学   2年連続2回目(第2回大会はエントリー後、欠場) 順天堂大学    6年連続6回目 駿河台大学    3年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top