2023.12.12
日本陸連は12月12日に理事会を開き、来年の第108回日本選手権における参加資格について承認した。
10000mと混成競技を除く一般種目は6月27日から30日まで新潟・デンカビッグスワンスタジアムで開催。ターゲットナンバーは男子100mが56、女子100mは40。走高跳と棒高跳は16、その他のフィールド種目については20に設定されている。男子200mと400mは前回同様に予備予選が実施される。申込資格記録も合わせて発表。有効期間は23年1月1日から24年6月5日まで。
また、23年の日本グランプリシリーズの種目別ランキング上位の競技者(ターゲットナンバーによって異なる)についても出場資格を得られる。
6月22日、23日に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われる混成競技は申込資格記録が男子十種競技7050点、女子七種競技5000点で、ターゲットナンバーは24。23年1月1日から24年6月2日まで有効となっている。
5月3日の男子10000m(静岡・小笠山総合運動公園)はターゲットナンバーが30。男子は28分16秒00、女子は32分30秒00(または5000m15分40秒00)が申込資格記録で、こちらは23年1月1日から24年4月14日が有効となる。
なお、第108回大会から申込資格に「国際大会で日本代表の資格を有する日本国籍競技者」と明記。前回までは「日本国籍を有する競技者(日本で生まれ育った外国籍競技者を含む)」としていたが、変更した理由について「五輪・世界選手権におけるワールドランキング制度によって、大会の順位ポイントが大きく影響する」と説明した。なお、男女1500m、5000m、3000m障害、別開催の10000mについては外国籍競技者のうち記録上位2名がオープンとして参加できるとし、ターゲットナンバーや順位には含まれないとしている。
日本陸連によると、具体的な年数や選手について公表はできないとしたが、「過去に日本で生まれ育った外国籍の選手が上位入賞した例はある」と説明した。
他に、日本記録・公認記録の対象となる種目についても改定。世界陸連(WA)のワールドランキングの対象種目の増加や「これまで想定していなかった種目」が対象となったり、種目の新設があったことから、競技規則を整備したという。
公認種目・日本記録の対象となる種目を改めて定義し、WAが室内記録の取り扱いをなくしたことをうけ、新たに「ショートトラック(sh)」を導入する。なお、すべての公認記録が日本記録とはならない。
第108回日本選手権の参加記録&ターゲットナンバー!
第108回日本選手権 ターゲットナンバー(TN)・申込資格記録 | ||||
男子 | 種目 | 女子 | ||
TN | 申込資格記録 | TN | 申込資格記録 | |
56 | 10.34 | 100m | 40 | 11.84 |
42※ | 20.99 | 200m | 24 | 24.35 |
42※ | 46.99 (300m33.29) |
400m | 24 | 55.40 |
27 | 1.49.00 | 800m | 27 | 2.08.50 |
30 | 3.45.00 | 1500m | 30 | 4.21.50 |
30 | 13.36.00 | 5000m | 30 | 15.40.00 |
32 | 13.90 | 110mH/100mH | 32 | 13.55 |
24 | 50.00 | 400mH | 24 | 59.00 |
18 | 8.50.00 | 3000m障害 | 18 | 10.25.00 |
16 | 2.16 | 走高跳 | 16 | 1.74 |
16 | 5.30 | 棒高跳 | 16 | 3.91 |
20 | 7.67 | 走幅跳 | 20 | 6.00 |
20 | 15.70 | 三段跳 | 20 | 12.60 |
20 | 16.70 | 砲丸投 | 20 | 14.30 |
20 | 50.00 | 円盤投 | 20 | 46.60 |
20 | 64.70 | ハンマー投 | 20 | 56.50 |
20 | 74.10 | やり投 | 20 | 54.20 |
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