HOME 国内

2023.12.07

女子5000mは山本有真が日本人トップ シーズンベストも「もう少し出したかった」/エディオンDC
女子5000mは山本有真が日本人トップ シーズンベストも「もう少し出したかった」/エディオンDC

山本有真(積水化学)

◇エディオンディスタンスチャレンジ(12月7日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

日本グランプリ(GP)シリーズG2のエディオンディスタンスチャレンジin大阪2023が行われ、女子5000mは山本有真(積水化学)が15分30秒03秒で日本人トップの6位に入った。

先頭集団からやや離れた第2集団でパナソニックの信櫻空や渡邊菜々美とともにレースを進めた山本は、2000mを6分08秒前後で通過。3000m手前で信櫻が抜け出し、一時は20mほどのリードを許す。

それでも、4000mを過ぎてペースを落とした信櫻に対して、残り1周からスパートを仕掛けた山本はフィニッシュ直前に逆転。4月の織田記念で出した15分30秒70を上回るシーズンベストとなった。

山本はレース後のインタビューで「今季最後の5000mで、シーズンベストを出したいと思っていたので、ギリギリですがベストを出せて良かったですと」とコメント。ただ、「中盤で垂れてしまい、もう少し(タイムを)出したかった」と話すなど、決して納得いく走りではなかった。

今季はアジア選手権で金メダルを獲得し、ブダペスト世界選手権にも出場するなど国際大会でも活躍。来季はパリ五輪出場を目指し、「日本選手権で3番以内」を目標に掲げている。

広告の下にコンテンツが続きます

また、信櫻は15分31秒45と自己記録を更新。8位の田浦英理歌(積水化学)も自己ベストを上回る15分32秒14をマークした。トップはミリアム・チェロップ(新日本住設グループ)の15分06秒46だった。

男子5000mはコスマス・ムワンギ(中国電力)が13分26秒26で総合1位。砂岡拓磨(コニカミノルタ)が日本人最上位の4位(13分51秒08)に入った。

◇エディオンディスタンスチャレンジ(12月7日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 日本グランプリ(GP)シリーズG2のエディオンディスタンスチャレンジin大阪2023が行われ、女子5000mは山本有真(積水化学)が15分30秒03秒で日本人トップの6位に入った。 先頭集団からやや離れた第2集団でパナソニックの信櫻空や渡邊菜々美とともにレースを進めた山本は、2000mを6分08秒前後で通過。3000m手前で信櫻が抜け出し、一時は20mほどのリードを許す。 それでも、4000mを過ぎてペースを落とした信櫻に対して、残り1周からスパートを仕掛けた山本はフィニッシュ直前に逆転。4月の織田記念で出した15分30秒70を上回るシーズンベストとなった。 山本はレース後のインタビューで「今季最後の5000mで、シーズンベストを出したいと思っていたので、ギリギリですがベストを出せて良かったですと」とコメント。ただ、「中盤で垂れてしまい、もう少し(タイムを)出したかった」と話すなど、決して納得いく走りではなかった。 今季はアジア選手権で金メダルを獲得し、ブダペスト世界選手権にも出場するなど国際大会でも活躍。来季はパリ五輪出場を目指し、「日本選手権で3番以内」を目標に掲げている。 また、信櫻は15分31秒45と自己記録を更新。8位の田浦英理歌(積水化学)も自己ベストを上回る15分32秒14をマークした。トップはミリアム・チェロップ(新日本住設グループ)の15分06秒46だった。 男子5000mはコスマス・ムワンギ(中国電力)が13分26秒26で総合1位。砂岡拓磨(コニカミノルタ)が日本人最上位の4位(13分51秒08)に入った。

エディオンディスタンスチャレンジ上位成績

男子 5000m 1位 C.ムワンギ(中国電力) 13分26秒26 2位 C.ダニエル(富士通)  13分26秒44 3位 L.キサイサマ(Kao)   13分45秒21 4位 砂岡拓磨(コニカミノルタ)13分51秒08 5位 Y.ビヤゼン(ひらまつ病院)13分56秒17 6位 横川巧(東京陸協)   13分59秒14 7位 小嶋郁依斗(京産大)  14分09秒35 8位 杉山魁声(Kao)    14分11秒16 女子 3000m 1位 杉永美空(園田学園高)  9分36秒31 2位 大久保菜々(メモリ-ド) 9分42秒75 3位 吉田莉帆(豊田自動織機) 9分44秒15 5000m 1位 M.チェロップ(新日本住設グループ) 15分06秒46 2位 A.ムカリ(京セラ)      15分06秒96 3位 J.ジェプングティチィ(資生堂)15分09秒18 4位 J.ニーヴァ(パナソニック)  15分19秒60 5位 S.ワンジル(大東大学)    15分22秒20 6位 山本有真(積水化学)     15分30秒03 7位 信櫻空(パナソニック)    15分31秒45 8位 田浦英理歌(積水化学)    15分32秒14 10000m 1位 H.エカラレ(豊田自動織機) 32分20秒34 2位 古川結美(第一生命グループ)32分22秒25 3位 和田有菜(日本郵政グループ)32分49秒59 4位 石井寿美(シスメックス)  32分51秒58 5位 安井絵理奈(岩谷産業)   32分56秒95 6位 尾崎光(シスメックス)   32分58秒13 7位 中村優希(パナソニック)  32分58秒41 8位 池満綾乃(鹿児島銀行)   33分25秒17

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

NEWS 王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

2025.07.18

王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンの主催者は、男子エリート選手のエントリーを発表した。 すでに、前世界記録のE.キプチョゲ(ケニア)の参戦が3月中に発表されているが、新たに19年、20年の東京を制しているB.レ […]

NEWS チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

2025.07.18

チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top