HOME 国内

2023.10.15

110mH古賀ジェレミーが大外一気で13秒92の大会新V「攻めの走りできた」/鹿児島国体
110mH古賀ジェレミーが大外一気で13秒92の大会新V「攻めの走りできた」/鹿児島国体

少年B110mHを大会新で制した古賀ジェレミー

◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目

鹿児島特別国体の3日目に少年男子B110mハードル(U20規格)が行われ、古賀ジェレミー(東京・東京高1)が13秒92(+1.2)の大会新で優勝した。

岩本咲真(福岡・東福岡高1)と髙城昊紀(宮崎・宮崎西高附中3)の、中学規格の新旧・中学記録保持者の激突に注目が集まった。実際、レースも2人の熾烈な争いとなり、最終ハードル前には髙城がわずかにリード。そこに岩本が並び、かわしかけたところで、大外から一気に強襲したのが古賀だった。

広告の下にコンテンツが続きます

「すごく良い感じで攻めの走りができました」という古賀がわずかに抜け出したところがフィニッシュ。「岩本くんたちが速いので楽しもうと思って走りました」と自身でも驚きの初タイトルに笑顔が弾けた。

高校1年目から「一般規格にも慣れてきました」と言うように、難関の南関東大会を5位で通過してインターハイに進んでいる古賀。その南関東の準決勝では高1歴代11位の14秒58(+0.6)と好記録をマークしていた。しかし、インターハイでは予選で転倒して途中棄権。悔しさを味わっていた。

今大会は「14秒1を出して入賞」が目標。それを見事に達成し、今後は「400mハードルや、いろんな種目にチャレンジして、複数種目で入賞できるような選手になりたいです」と目を輝かせた。

2位には高校生の意地を見せた岩本が13秒96の大会タイ、自己新で入り、「今年は環境も変わったことと、左足を痛めていたのもあったので、ここで自己ベストが出せたので良かったです」と納得の表情。髙城は「自分の走りができれば勝てると思ったのですが、途中バランスを崩してしまいました」と悔しさを見せた。

◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目 鹿児島特別国体の3日目に少年男子B110mハードル(U20規格)が行われ、古賀ジェレミー(東京・東京高1)が13秒92(+1.2)の大会新で優勝した。 岩本咲真(福岡・東福岡高1)と髙城昊紀(宮崎・宮崎西高附中3)の、中学規格の新旧・中学記録保持者の激突に注目が集まった。実際、レースも2人の熾烈な争いとなり、最終ハードル前には髙城がわずかにリード。そこに岩本が並び、かわしかけたところで、大外から一気に強襲したのが古賀だった。 「すごく良い感じで攻めの走りができました」という古賀がわずかに抜け出したところがフィニッシュ。「岩本くんたちが速いので楽しもうと思って走りました」と自身でも驚きの初タイトルに笑顔が弾けた。 高校1年目から「一般規格にも慣れてきました」と言うように、難関の南関東大会を5位で通過してインターハイに進んでいる古賀。その南関東の準決勝では高1歴代11位の14秒58(+0.6)と好記録をマークしていた。しかし、インターハイでは予選で転倒して途中棄権。悔しさを味わっていた。 今大会は「14秒1を出して入賞」が目標。それを見事に達成し、今後は「400mハードルや、いろんな種目にチャレンジして、複数種目で入賞できるような選手になりたいです」と目を輝かせた。 2位には高校生の意地を見せた岩本が13秒96の大会タイ、自己新で入り、「今年は環境も変わったことと、左足を痛めていたのもあったので、ここで自己ベストが出せたので良かったです」と納得の表情。髙城は「自分の走りができれば勝てると思ったのですが、途中バランスを崩してしまいました」と悔しさを見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.10

ニューイヤー駅伝 シード制と統一予選会導入へ! 実業団駅伝の活性化目指し2027年から実施

11月10日、一般社団法人日本実業団陸上競技連合は、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)において、2027年の第71回大会からのシード制導入、および最短で2027年秋から統一予選会の実施を決定したと発表した。 連合で […]

NEWS 日本テレビ菅谷大介アナウンサーが死去 53歳 箱根駅伝のスタート、フィニッシュ実況も担当

2025.11.10

日本テレビ菅谷大介アナウンサーが死去 53歳 箱根駅伝のスタート、フィニッシュ実況も担当

日本テレビは11月10日、菅谷大介アナウンサーが8日に亡くなったことを発表した。53歳。 菅谷アナは千葉県出身。1997年に入社し、ニュースやバラエティ番組に出演。スポーツ中継にも携わり、2002年からは箱根駅伝でも実況 […]

NEWS 七種競技東京五輪銀メダリストのフェッターが引退を表明 世界選手権でも2度のメダル「家族、チーム、ファンの皆さんに感謝します」

2025.11.10

七種競技東京五輪銀メダリストのフェッターが引退を表明 世界選手権でも2度のメダル「家族、チーム、ファンの皆さんに感謝します」

女子七種競技東京五輪銀メダリストのA.フェッター(オランダ)が自身のSNSで引退を表明した。 フェッターは現在32歳。17年のロンドン世界選手権で銅メダルを獲得し、19年のドーハでは途中棄権となったが22年オレゴン世界選 […]

NEWS AIUがロシアの組織的なドーピング行為の調査完了 新たに12人が処分受ける

2025.11.10

AIUがロシアの組織的なドーピング行為の調査完了 新たに12人が処分受ける

11月8日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、ロシアの12選手に対してドーピング違反による処分を科したことを発表した。対象には、女子800mで2012年世界室内選手権5位のY […]

NEWS 3000m障害パリ五輪金・ヤヴィが今季ツアー初勝利 第2戦では17歳チェプキルイがV/WAクロカンツアー

2025.11.10

3000m障害パリ五輪金・ヤヴィが今季ツアー初勝利 第2戦では17歳チェプキルイがV/WAクロカンツアー

11月9日、スペイン・セビリアで世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第3戦のイタリカ国際クロスカントリーが開催され、女子(9.3km)では3000m障害パリ五輪金メダリストのW.ヤヴィ(バーレーン)が28分5 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top