HOME 国内

2023.10.15

やり投・斉藤真理菜が貫禄の60m37!強風に負けず「自信になります」/鹿児島国体
やり投・斉藤真理菜が貫禄の60m37!強風に負けず「自信になります」/鹿児島国体

成年女子やり投を制した斉藤真理菜

◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目

鹿児島特別国体の3日目に成年女子やり投が行われ、ブダペスト世界選手権代表の斉藤真理菜(茨城・スズキ)が60m37で優勝を飾った。

強い向かい風に各選手が苦しんだ。斉藤も「風を気にしすぎてしまった」と前半3回は57m82にとどまる。4回目以降は「そんなのを気にしてはダメだ、と吹っ切りました」。4回目は59m87を投げてトップに立つと、5回目に優勝記録をスロー。悪条件の中でただ1人、大台を越え、「自信になります」と振り返った。

今季は日本選手権とアジア選手権を優勝し、2017年ロンドン以来となる世界選手権にも出場。そこではルール上問題のなかったスパイクのピンを替えられるというアクシデントで力を発揮できなかったが、世界の舞台に戻ってきた。アジア大会で4位、そして国体も意地のタイトル。国体Vは高2、3と連覇して以来の優勝だった。

しかし、記録面では4月の62m07がシーズンベストでアベレージも過去最高レベルだったものの、2017年の62m37のベストを越えられず悔しさも残る。この日も「4回目の投げをもっと早くに出せていたら記録を伸ばせる。そこも自分の課題です」と話す。

「技術は誰にも負けない」。来年のパリ五輪に向け、「もっとありのまま、競技を楽しめれば」ビッグスローが見えるところまで来ている。

◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目 鹿児島特別国体の3日目に成年女子やり投が行われ、ブダペスト世界選手権代表の斉藤真理菜(茨城・スズキ)が60m37で優勝を飾った。 強い向かい風に各選手が苦しんだ。斉藤も「風を気にしすぎてしまった」と前半3回は57m82にとどまる。4回目以降は「そんなのを気にしてはダメだ、と吹っ切りました」。4回目は59m87を投げてトップに立つと、5回目に優勝記録をスロー。悪条件の中でただ1人、大台を越え、「自信になります」と振り返った。 今季は日本選手権とアジア選手権を優勝し、2017年ロンドン以来となる世界選手権にも出場。そこではルール上問題のなかったスパイクのピンを替えられるというアクシデントで力を発揮できなかったが、世界の舞台に戻ってきた。アジア大会で4位、そして国体も意地のタイトル。国体Vは高2、3と連覇して以来の優勝だった。 しかし、記録面では4月の62m07がシーズンベストでアベレージも過去最高レベルだったものの、2017年の62m37のベストを越えられず悔しさも残る。この日も「4回目の投げをもっと早くに出せていたら記録を伸ばせる。そこも自分の課題です」と話す。 「技術は誰にも負けない」。来年のパリ五輪に向け、「もっとありのまま、競技を楽しめれば」ビッグスローが見えるところまで来ている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.15

中学駅伝の頂点目指して48チームが対決! 女子11時10分、男子12時15分号砲/全中駅伝

◇第32回全国中学校駅伝(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。都道府県大会を […]

NEWS 編集部コラム「仕事納めって、なに?」

2024.12.14

編集部コラム「仕事納めって、なに?」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子

2024.12.14

京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子

第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]

NEWS 京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子

2024.12.14

京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子

第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]

NEWS 第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催

2024.12.14

第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催

12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top