HOME 国内、日本代表

2023.10.05

日本のメダルは金2、銀7、銅8 前回から金メダル減少も「全体としては成長している」と山崎一彦強化委員長/アジア大会
日本のメダルは金2、銀7、銅8 前回から金メダル減少も「全体としては成長している」と山崎一彦強化委員長/アジア大会

アジア大会男子110mHで金メダルを獲得した高山峻野

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の全日程が10月5日午前の男女マラソンをもって終了した。日本は金メダル2個、銀メダル7個、銅メダル8個の合計17個。マラソン後に日本陸連の山崎一彦・強化委員長が大会を総括した。

広告の下にコンテンツが続きます

金メダルは男子200mの上山紘輝(住友電工)と110mハードルの高山峻野(ゼンリン)。この2人については国内でも鵜澤飛羽(筑波大/※今大会棄権)や泉谷駿介(住友電工)らランキング上位選手が不在の中でもアジアを制覇したことに「日本のレベルが高いことが証明された」と山崎強化委員長は評価する。

銀メダルの数については「優勝候補と戦いながらの結果」とする。その中には女子棒高跳で日本記録を樹立した諸田実咲(アットホーム)もおり、「自己ベスト1人は少し寂しいですが、世界選手権に出ていない選手がこうした舞台で日本記録を出したのは評価できると思います」と称える。

条件等や大会の位置づけも大きく変わったこともあり、前回(金6、銀2、銅10)からは金メダルが減少。2個というのは2002年釜山大会と並ぶ最少となる。だが、中国やインド、中東勢が国家を挙げてトップ選手を派遣したのに対し、山崎強化委員長は「今年は史上初めて3つの国際大会が行われました。パリ五輪につながるアジア選手権、ブダペスト世界選手権に傾注していたこともありますし、年間を通して世界トップで活躍する選手たちは休みに充てている。パリ五輪に向けてワールドランキングを上げていってほしい選手を選考した」と言う。また、銀メダルの数が増えたことや、高山が41年ぶりの金、女子三段跳の森本麻里子(内田建設AC)が初メダルなど、「全体としては成長している」と一定の評価をした。

それでも、3年後の2026年には地元・名古屋で開催。「アジアには世界トップのタレントがいて、今まで通りメダルを取るのは難しい。全力でいかないと金メダルの数は増えないと思っています」と見据えていた。

大会全体を通し、「選手の派遣の仕方、国家政策の違い」や「ナショナリティーといいますか、日本人であるということも感じられました」とし、ホスト国となる次回に向けて「国で戦うということをも持ちつつ、迎え入れる側として、みなさんを平等に応援して融合していきたいと思いました」と感想を述べた。

短距離・フィールドについては10月の国体が最終戦。長距離ではパリ五輪代表が決まるマラソングランドチャンピオン(MGC)が10月15日に、そして日本選手権10000mが12月10日に控えている。

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の全日程が10月5日午前の男女マラソンをもって終了した。日本は金メダル2個、銀メダル7個、銅メダル8個の合計17個。マラソン後に日本陸連の山崎一彦・強化委員長が大会を総括した。 金メダルは男子200mの上山紘輝(住友電工)と110mハードルの高山峻野(ゼンリン)。この2人については国内でも鵜澤飛羽(筑波大/※今大会棄権)や泉谷駿介(住友電工)らランキング上位選手が不在の中でもアジアを制覇したことに「日本のレベルが高いことが証明された」と山崎強化委員長は評価する。 銀メダルの数については「優勝候補と戦いながらの結果」とする。その中には女子棒高跳で日本記録を樹立した諸田実咲(アットホーム)もおり、「自己ベスト1人は少し寂しいですが、世界選手権に出ていない選手がこうした舞台で日本記録を出したのは評価できると思います」と称える。 条件等や大会の位置づけも大きく変わったこともあり、前回(金6、銀2、銅10)からは金メダルが減少。2個というのは2002年釜山大会と並ぶ最少となる。だが、中国やインド、中東勢が国家を挙げてトップ選手を派遣したのに対し、山崎強化委員長は「今年は史上初めて3つの国際大会が行われました。パリ五輪につながるアジア選手権、ブダペスト世界選手権に傾注していたこともありますし、年間を通して世界トップで活躍する選手たちは休みに充てている。パリ五輪に向けてワールドランキングを上げていってほしい選手を選考した」と言う。また、銀メダルの数が増えたことや、高山が41年ぶりの金、女子三段跳の森本麻里子(内田建設AC)が初メダルなど、「全体としては成長している」と一定の評価をした。 それでも、3年後の2026年には地元・名古屋で開催。「アジアには世界トップのタレントがいて、今まで通りメダルを取るのは難しい。全力でいかないと金メダルの数は増えないと思っています」と見据えていた。 大会全体を通し、「選手の派遣の仕方、国家政策の違い」や「ナショナリティーといいますか、日本人であるということも感じられました」とし、ホスト国となる次回に向けて「国で戦うということをも持ちつつ、迎え入れる側として、みなさんを平等に応援して融合していきたいと思いました」と感想を述べた。 短距離・フィールドについては10月の国体が最終戦。長距離ではパリ五輪代表が決まるマラソングランドチャンピオン(MGC)が10月15日に、そして日本選手権10000mが12月10日に控えている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.17

丸山竜也が小森コーポレーションに加入! 「チーム一丸となり全力で頑張りたい」トヨタ自動車退部の31歳

小森コーポレーション陸上部は3月16日、同日付で丸山竜也が新たに加入したと発表した。丸山は3月15日付でトヨタ自動車を退部していた。 千葉県出身の31歳。千葉・専大松戸高から専大に進み、八千代工業在籍時の2020年防府読 […]

NEWS セイコーGGPの実施種目が決定!男子100m、200m、男女やり投、男女スプリントハードルなど計16種目で国立の熱狂を再び

2026.03.17

セイコーGGPの実施種目が決定!男子100m、200m、男女やり投、男女スプリントハードルなど計16種目で国立の熱狂を再び

日本陸連はセイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)の実施種目を発表した。 男子は100m、200m、110mハードル、走高跳、やり投など10種目、女子は400m、3000m、100mハード […]

NEWS やり投・北口榛花、100m桐生祥秀、110mH泉谷駿介、3000m田中希実ら国内選手29人が参戦! セイコーGGP出場第1弾発表

2026.03.17

やり投・北口榛花、100m桐生祥秀、110mH泉谷駿介、3000m田中希実ら国内選手29人が参戦! セイコーGGP出場第1弾発表

日本陸連は3月17日、セイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)の国内選手のエントリー選手を発表した。出場選手の発表は第1弾となる。 今回発表されたのは男子100m、200m、400m、15 […]

NEWS GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩

2026.03.16

GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩

男子長距離の吉田圭太(GMOインターネットグループ)と、女子100mハードルの安達楓恋(ジーケーライン)がそろってSNSを更新し、結婚したことを報告した。 吉田は1998年生まれの27歳。広島県出身で、中学時代から世代ト […]

NEWS しまむらにユニバ代表・髙橋葵や新井沙希、中才茉子が加入「『その1秒を大切に』を胸に日々努力」

2026.03.16

しまむらにユニバ代表・髙橋葵や新井沙希、中才茉子が加入「『その1秒を大切に』を胸に日々努力」

しまむらは3月16日、チームSNSで髙橋葵(城西大)、新井沙希(拓大)、中才茉子(東洋大)の3人が新年度からチームに加入することを発表した。 髙橋は千葉県出身。久寺家中時代は全中駅伝で4位に入るなど早くから活躍し、日体大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top