2025.07.11
◇第109回日本選手権混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場)
男子十種競技と女子七種競技のナンバーワンを決める日本選手権・混成競技が今週末に開催される。会場は前回同様・岐阜。走・跳・投の総合得点で争う混成競技のチャンピオンは『キング・オブ・アスリート』『クイーン・オブ・アスリート』と称えられる。
十種競技は前回優勝の丸山優真(住友電工)がエントリーを見送った。アジア選手権で転倒というアクシデントがあり途中棄権。脳震とうなどの症状があった。
そのアジア選手権で銅メダルを手にした奥田啓祐(ウィザス)が3年ぶり王座奪還のチャンス。22年には日本人3人目の8000点超えを果たしている。近年はケガで苦しんでいたが、ようやく復調してきた。得意のやり投やスプリントが持ち味。課題の2日目で加点できれば再び“大台”が見える。
森口諒也(オリコ)、前川斉幸(ひまわりネットワーク)が資格記録では上位に。実績のある田上駿(東京陸協)、日本記録保持者の右代啓祐(国士舘クラブ)の戦いぶりにも注目だ。
七種競技は前回初優勝を飾った熱田心(岡山陸協)に連覇が懸かる。走幅跳では6mを超えるバネを持ち、スプリント力もついて、昨年は5750点まで記録を積み上げた。
ケガからの復活を誓う大玉華鈴(日体大SMG)、自己記録を連発して好調の田中友梨(スズキ)に初優勝の気配もある。萩原このか(デカキッズAC)も虎視眈々と狙っている。
今回、日本選手権リレーも併催。男子4×100mリレーの早大には井上直紀、筑波大の木梨嘉紀、西岡尚輝、女子の福岡大・山形愛羽らがエントリーされている。4×100mリレーも女子の立命大に瀧野未来、日体大にフロレス・アリエ(青木)、天理大で日本選手権400mVの寺本葵らが登録された。リレー日本一を懸けた熱い戦いとなりそうだ。
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