◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)
ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月29日午後に帰国。男子4×100mリレーで5位入賞を果たした坂井隆一郎(大阪ガス/1走)と栁田大輝(東洋大/2走)が成田空港で取材に応じた。
100mでは3人出場した日本勢でただ一人の予選敗退だった坂井は「今回は悔しい結果に終わった大会でした。100mは昨年達成した準決勝進出を果たせませんでしたし、リレーも目標に掲げていた日本記録(37秒43)とメダル獲得には届きませんでした」と口にし、栁田も「悔しさが大きい。100mは準決勝に進めましたが、ただ進んだだけ。リレーの走りもチームに勢いを与える走りではなかった」と辛口自己評価だった。
坂井は6月の日本選手権で初優勝(10秒11/-0.2)したものの、その直前にアキレス腱を痛めており、回復に努めながら挑んだ7月のアジア選手権では6位だった。
今大会を迎えるにあたって「痛みはなかった」と言うが、「練習できていない期間があったので、それが中盤以降の走りのずれにつながったのかなと思います」と、万全の状態ではなかった。
栁田は日本選手権で2位になったあと、7月のアジア選手権で日本歴代7位タイの10秒02(±0)をマークして金メダルを獲得。個人種目では初出場となった今大会で準決勝に駒を進めたものの、2組7着(10秒14/±0)に終わり、「歯が立たなかった。すべてにおいて1段階、2段階レベルアップしていかないと戦えない」と力不足を痛感した。
坂井が1走、栁田が2走を務めた4×100mリレーでは決勝には進んだものの、メダルに届かず5位。「バトンワークもまだまだ伸びしろがありますが、それ以上に個人の力がまだ足りていなかったと思います」と坂井が言えば、栁田も「バトンワーク以上に走力が大切。米国と同じとまではいかないですが、バトンのミスをカバーできるくらいの個の力が必要だと感じました」と言う。
今後について坂井は「コーチと相談して決めていきますが、まずは冬季に地力をしっかりつけ、来年に9秒台を目指していきたい」ときっぱり。栁田は9月中旬に控える日本インカレに出場予定で、「まだ10秒0台を1回しか出していないので、安定して出していければ9秒台が見えてくると思う。しっかりと参加標準記録を突破してパリ五輪、東京世界陸上に出場したい」と、ともに1年後、2年後を見据えていた。
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