HOME 国内、世界陸上、日本代表
32年ぶり日本新の400m佐藤拳太郎「総合的には納得できない」男子主将も務める/世界陸上
32年ぶり日本新の400m佐藤拳太郎「総合的には納得できない」男子主将も務める/世界陸上

2023年ブダペスト世界選手権の帰国会見に応じる佐藤拳太郎

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)

ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月29日午後に帰国。男子400m予選で32年ぶり日本新となる44秒77をマークした佐藤拳太郎(富士通)が成田空港で取材に応じた。

広告の下にコンテンツが続きます

前日本記録(44秒78)保持者・高野進氏以来、30年以上も未踏の領域だった44秒台へ突入、そして日本記録保持者になったことについて、「今大会で日本記録は必ず出さなくてはいけないと思っていたので、そこは収穫として良かったと思います」と感想を述べた。

しかし、最大目標である決勝進出と4×400mリレーのメダル獲得を逃したことについては「総合的に考えると全然納得ができないというか、もっとやれたなと思います」と厳しい総括だった。

城西大3年だった2015年北京世界選手権から長きにわたって日本男子ロングスプリントを牽引してきた28歳。6月の日本選手権は3位だったものの、7月のアジア選手権で45秒00の自己新で金メダルを獲得し、好調をキープしてブダペストに臨んでいた。

前回大会の4×400mリレーは2分59秒51の日本記録を樹立して4位と健闘したものの、佐藤はケガの影響でメンバー入りすることができなかった。

それだけに3走を務めたマイルリレーには特別強い気持ちを持って臨んだものの、3分00秒39で予選敗退。「今大会で私と佐藤風雅選手(ミズノ)が44秒台に入り、中島(佑気ジョセフ/東洋大)選手が45秒04で予選は通るだろうという慢心があったのかもしれません。今後は選手・スタッフ全員がメダルを取るという意識を持つことが必要だと感じました」と振り返る。

また、今大会は日本選手団の男子主将という大役も任され、「歴代の主将は結果で引っ張ってきたので、私も自分の成績で盛り上げられるようにと大会前から思っていました」とこれまでの世界大会とは心境の変化があったことを明かす。

「そういう意味では、女子主将の北口榛花選手はやり投で金メダルを獲得したので、あれこそがキャプテンのあるべき姿だと感じました」と、日本女子トラック&フィールド種目初の金メダリストとなった北口を称えた。

今後は9月下旬から開催されるアジア大会(中国・杭州)に向かっていく。

「現時点でも44秒50は目指せると思っています。意識をしなくても理想のレースを体現できるように、アジア大会に向けてしっかり準備していきます」

男子ロングスプリントのエースは、再びアジアの頂点を狙いに行く。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト) ブダペスト世界選手権に出場していた日本代表選手が8月29日午後に帰国。男子400m予選で32年ぶり日本新となる44秒77をマークした佐藤拳太郎(富士通)が成田空港で取材に応じた。 前日本記録(44秒78)保持者・高野進氏以来、30年以上も未踏の領域だった44秒台へ突入、そして日本記録保持者になったことについて、「今大会で日本記録は必ず出さなくてはいけないと思っていたので、そこは収穫として良かったと思います」と感想を述べた。 しかし、最大目標である決勝進出と4×400mリレーのメダル獲得を逃したことについては「総合的に考えると全然納得ができないというか、もっとやれたなと思います」と厳しい総括だった。 城西大3年だった2015年北京世界選手権から長きにわたって日本男子ロングスプリントを牽引してきた28歳。6月の日本選手権は3位だったものの、7月のアジア選手権で45秒00の自己新で金メダルを獲得し、好調をキープしてブダペストに臨んでいた。 前回大会の4×400mリレーは2分59秒51の日本記録を樹立して4位と健闘したものの、佐藤はケガの影響でメンバー入りすることができなかった。 それだけに3走を務めたマイルリレーには特別強い気持ちを持って臨んだものの、3分00秒39で予選敗退。「今大会で私と佐藤風雅選手(ミズノ)が44秒台に入り、中島(佑気ジョセフ/東洋大)選手が45秒04で予選は通るだろうという慢心があったのかもしれません。今後は選手・スタッフ全員がメダルを取るという意識を持つことが必要だと感じました」と振り返る。 また、今大会は日本選手団の男子主将という大役も任され、「歴代の主将は結果で引っ張ってきたので、私も自分の成績で盛り上げられるようにと大会前から思っていました」とこれまでの世界大会とは心境の変化があったことを明かす。 「そういう意味では、女子主将の北口榛花選手はやり投で金メダルを獲得したので、あれこそがキャプテンのあるべき姿だと感じました」と、日本女子トラック&フィールド種目初の金メダリストとなった北口を称えた。 今後は9月下旬から開催されるアジア大会(中国・杭州)に向かっていく。 「現時点でも44秒50は目指せると思っています。意識をしなくても理想のレースを体現できるように、アジア大会に向けてしっかり準備していきます」 男子ロングスプリントのエースは、再びアジアの頂点を狙いに行く。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.08.23

100mH中島ひとみ シレジアで12秒91 急遽出場で初DLの雰囲気を経験

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第13戦・シレジア大会(ポーランド)が8月23日に行われ、ノンDL種目の女子100mハードルに日本記録保持者の中島ひとみ(長谷川体育施設)が出場。12秒91(+0.5)の7位 […]

NEWS 走幅跳・松村春汰が7m41「想定外」の中学新!「これからも自分のペースで」/山口全中

2026.08.23

走幅跳・松村春汰が7m41「想定外」の中学新!「これからも自分のペースで」/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム)4日目 中学日本一を懸けた山口全中の4日目が行われ、男子走幅跳は松村春汰(小樽朝里3北海道)が7m41(±0)の中学新で優勝した。 広告の下 […]

NEWS 110mH櫻井楽都が衝撃中学新の13秒26!!「まだ修正できる」森とのライバル対決制す/山口全中

2026.08.23

110mH櫻井楽都が衝撃中学新の13秒26!!「まだ修正できる」森とのライバル対決制す/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム)4日目 中学日本一を懸けた山口全中の4日目が行われ、男子110mハードルは櫻井楽都(KINGDOM AC3三重)が13秒26(+0.9)の中 […]

NEWS 角舘結翔が男子400m王者に!「たくさんの人に支えられてここまで来られた」/山口全中

2026.08.23

角舘結翔が男子400m王者に!「たくさんの人に支えられてここまで来られた」/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム)3日目 中学日本一を懸けた山口全中の3日目が行われ、男子400mは角舘結翔(塚越3神奈川)が49秒57で優勝を果たした。 広告の下にコンテン […]

NEWS 四種競技大幅中学新の新井凛生「全力を出し切れた」3395点に「切りのいい数字を出したかった」とも/山口全中

2026.08.22

四種競技大幅中学新の新井凛生「全力を出し切れた」3395点に「切りのいい数字を出したかった」とも/山口全中

◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム)3日目 中学日本一を懸けた山口全中の3日目が行われ、女子四種競技で新井凛生(ペンタスAC/3東京)が中学新記録の3395点で優勝した。 広告 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年9月号 (8月17日発売)

2026年9月号 (8月17日発売)

滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up

page top