◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)8日目
ブダペスト世界陸上8日目のアフタヌーンセッションが行われ、女子5000mでは世界記録を持つフェイス・キピエゴン(ケニア)が14分53秒88で優勝を飾り、史上初めて1500mとの2冠を達成した。
東京五輪金のシファン・ハッサン(オランダ)、今大会の10000m優勝者でオレゴンに続く連覇を目指したグダフ・ツェガイ(エチオピア)との対決に注目が集まったが、キピエゴンの強さが光るレースとなった。
エチオピアとケニアのアフリカ勢が集団の前方に位置どり、序盤は1000mは2分55秒で通過したと思いきや2000mは6分04秒とペースの上下が激しい展開に。それでも2000m以降はややスローとなり、大会初日の10000m同様、残り500mを切ってからのスパートの掛け合いという雰囲気が漂った。
14人の集団のままラスト1周を告げる鐘が鳴ると、残り2周の地点で先頭に立っていたキピエゴンがペースアップ。4600mから4700mまでを15秒45と切り替え、外側から追い抜こうとするハッサンの仕掛けにもトップを譲らない。
ラスト200mからはさらにギアを入れ替え、コーナーを利用して身体1つ前に出ると、そのままトップでフィニッシュ。ラスト200mは27秒12というスプリントを見せつけて、栄冠を手にした。
レース後、「2つの金メダルを獲得して歴史を作ることは、今季の夢だった。それが実現できた」と笑顔で答えたキピエゴン。17歳だった2011年の世界ユース選手権1500mで優勝と早くから期待され、16年のリオ五輪では金メダルを獲得。以降、19年のドーハ大会ではハッサンに敗れ銀メダルとなったが、それ以外の世界大会では勝利を重ね続けてきた。
今季から5000mにも挑戦し、6月には14分05秒20の世界記録を樹立。「今年は私にとって素晴らしい年となりました」という口ぶりには充実感が漂う。「今日のレースは簡単ではなかったけれど、自分自身を追い込むことができました。今後も自分を追い続けていきます」。
一方、0.23秒差の14分54秒11で2位となったハッサンは「今日は彼女の信念のほうが私より強かった」とキピエゴンを称えた。4月には初マラソンに挑戦していたことを挙げ「2年間スピード練習をほとんどしてこなかったので、逆に自信がついたくらい。どうやって最後にあの走りができたのかわからない。ラスト200mで離されてしまったけれど、最後の1周は本当に素晴らしい気分でした」と話した。
同種目では田中希実(New Balance)が14分58秒99で8位に入賞。期待されていたツェガイは10000mでの疲労もあり13位に終わった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.05.21
【大会結果】第105回関東インカレ(2026年5月21日~24日)
2026.05.21
2026年インターハイ地区大会情報
-
2026.05.21
-
2026.05.20
-
2026.05.20
2026.05.17
400m中島佑気ジョセフは45秒29の4位「これでは話にならない」/セイコーGGP
-
2026.05.17
-
2026.05.18
2026.05.13
ユニクロ女子陸上競技部が新ユニフォームを発表! 東日本実業団選手権から着用予定
-
2026.04.24
Latest articles 最新の記事
2026.05.21
【大会結果】第105回関東インカレ(2026年5月21日~24日)
【大会結果】第105回関東インカレ(2026年5月21日~24日/栃木・カンセキスタジアム栃木) ●男子1部 100m 200m 400m 800m 1500m 5000m 10000m 110mH 400mH 3000 […]
2026.05.21
走高跳・森﨑優希が1m73でV2! 難コンディションも「ギリギリ立て直せました」/関東IC
◇第105回関東インカレ(5月21~24日/栃木・カンセキスタジアム栃木) 1日目 第105回関東インカレの1日目が行われ、女子1部走高跳は森﨑優希(日女体大)が1m73で2連覇を果たした。 広告の下にコンテンツが続きま […]
2026.05.21
2026年インターハイ地区大会情報
各地区で行われるインターハイ地区大会。全11地区分の大会関連ページ、結果ページです! インターハイ出場への道 ・各地区大会上位6位までがインターハイ出場 ※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで […]
2026.05.21
初日は男女の10000mや女子走高跳などで決勝 4日間の熱戦開幕!/関東IC
◇第105回関東インカレ(5月21~24日/栃木・カンセキスタジアム栃木) 第105回関東インカレは5月21日、栃木・カンセキスタジアム栃木で4日間の日程で開幕する。 広告の下にコンテンツが続きます 初日は男女1部の10 […]
2026.05.20
日本選手権エントリー途中経過 桐生祥秀、﨑山雄太、井戸アビゲイル風果、矢田みくにらが登録 高校生も多数エントリー!
日本陸連は5月20日、第110回日本選手権(6月12日~14日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)の5月20日10時時点での出場申し込み選手を発表した。 男子100mには東京世界選手権代表の桐生祥秀(日本生命)がエントリー。飯 […]
Latest Issue
最新号
2026年6月号 (5月14日発売)
落合晃&丸山優真が日本新
26春 学生長距離勢力図