HOME 世界陸上、海外

2023.08.21

七種競技はジョンソン・トンプソンが王座復権 度重なるケガから復活V/世界陸上
七種競技はジョンソン・トンプソンが王座復権 度重なるケガから復活V/世界陸上

2大会ぶりの優勝が決まり、信じられないという表情を見せたジョンソン・トンプソン

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目が行われ、初日からの2日間で実施された女子七種競技でカタリナ・ジョンソン・トンプソン(英国)が6740点で優勝を果たした。

ジョンソン・トンプソンは1種目めの100mハードルを13秒50(+0.4)の10位で滑り出すと、続く走高跳では1m86を跳んで4位に浮上。200mは23秒48(±0)の全体トップとなり、トップのアナ・ホール(米国)と93点差の2位で初日を折り返し。

広告の下にコンテンツが続きます

2日目は得意の走幅跳で6m54(-0.1)をマークして首位に立ち、やり投で46m14、最終種目の800mも2分05秒63。前回の銅メダリストで800mが得意なホールの追い上げを20点差で振り切った。

試合後、「自分はまだやれるということ証明できた」と涙ながらに喜びを語ったジョンソン・トンプソン。「この結果はこれまでの努力の集大成。自分を信じていればできるということが、今日わかった」。

ジョンソン・トンプソンは19年のドーハ大会で金メダルを獲得。しかし、20年にアキレス腱を断裂し、21年の東京五輪では試合中に肉離れを起こして途中棄権となっていた。その後手術を受け、昨年のオレゴンでは8位。今季5月には6556点を出すまでに復調していたものの、優勝候補とまでは見られていなかった。

「ここ数年はとても大変でしたが、今ではすべての価値があったことだと思う。来年のパリ五輪でもメダルを取りたい」と意欲を見せた。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目が行われ、初日からの2日間で実施された女子七種競技でカタリナ・ジョンソン・トンプソン(英国)が6740点で優勝を果たした。 ジョンソン・トンプソンは1種目めの100mハードルを13秒50(+0.4)の10位で滑り出すと、続く走高跳では1m86を跳んで4位に浮上。200mは23秒48(±0)の全体トップとなり、トップのアナ・ホール(米国)と93点差の2位で初日を折り返し。 2日目は得意の走幅跳で6m54(-0.1)をマークして首位に立ち、やり投で46m14、最終種目の800mも2分05秒63。前回の銅メダリストで800mが得意なホールの追い上げを20点差で振り切った。 試合後、「自分はまだやれるということ証明できた」と涙ながらに喜びを語ったジョンソン・トンプソン。「この結果はこれまでの努力の集大成。自分を信じていればできるということが、今日わかった」。 ジョンソン・トンプソンは19年のドーハ大会で金メダルを獲得。しかし、20年にアキレス腱を断裂し、21年の東京五輪では試合中に肉離れを起こして途中棄権となっていた。その後手術を受け、昨年のオレゴンでは8位。今季5月には6556点を出すまでに復調していたものの、優勝候補とまでは見られていなかった。 「ここ数年はとても大変でしたが、今ではすべての価値があったことだと思う。来年のパリ五輪でもメダルを取りたい」と意欲を見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.16

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(九州共立大1)70m04=U20歴代5位

11月15日、九州共立大学陸上競技場で第1回九州共立大投てき競技会が行われ、U20規格(6kg)で実施された男子ハンマー投において、アツオビン・アンドリュウ(九州共立大1)が70m04のU20歴代5位の記録をマークした。 […]

NEWS 仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top