HOME 世界陸上、海外

2023.08.21

「自分が世界で一番速い男だ!」ライルズが9秒83で100m王者に輝く/世界陸上
「自分が世界で一番速い男だ!」ライルズが9秒83で100m王者に輝く/世界陸上

悲願の100mチャンピオンに輝き喜びを爆発させたライルズ

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子100mではノア・ライルズ(米国)が9秒83(±0)で頂点に立った。

前日の予選から9秒95(-0.6)と好調さをアピールしていたライルズは、決勝の2時間30分前に行われた準決勝も9秒87(+0.3)のトップタイムをマーク。決勝までの待ち時間も余裕を持って過ごすことができたという。

広告の下にコンテンツが続きます

ライルズがライバル視していたのが、19年ドーハ大会の金メダリストであるクリスチャン・コールマン(米国)。「彼はいつもスタートが速い。シーズンを通して常に速いスタートを決めていた。60m地点までにこちらが加速できていなければ、捕まえられなかっただろう」と言うように、序盤はコールマンが身体2つほどのリードを奪った。

だが、ライルズはスピードに乗った中盤から一気にコールマンとの差を詰めると、80m付近でトップに。同じく後半型のレツィレ・テボゴ(ボツワナ)やツァーネル・ヒューズ(英国)もライルズに追いすがったものの、ライルズのスピードが勝った。

ライルズは26歳。10代から世界大会で活躍し、2016年にはU20世界選手権で優勝を飾った。19年には200mで世界選手権を制覇、昨年には世界歴代3位の19秒31で2連覇を果たしている。

「今回の優勝で自分が世界で一番速い男だと証明できた。ここには3つの金メダルを取るつもりで来たが、100mが一番難しいと思っていた。あとは楽しむだけ」と残る200mと4×100mリレーでの優勝を宣言した。

20歳のテボゴが9秒88で銀メダル、ヒューズが同タイムで3位となり、前半リードしたコールマンは9秒92で5位。また、前回優勝のフレッド・カーリー(米国)は準決勝で敗退した。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子100mではノア・ライルズ(米国)が9秒83(±0)で頂点に立った。 前日の予選から9秒95(-0.6)と好調さをアピールしていたライルズは、決勝の2時間30分前に行われた準決勝も9秒87(+0.3)のトップタイムをマーク。決勝までの待ち時間も余裕を持って過ごすことができたという。 ライルズがライバル視していたのが、19年ドーハ大会の金メダリストであるクリスチャン・コールマン(米国)。「彼はいつもスタートが速い。シーズンを通して常に速いスタートを決めていた。60m地点までにこちらが加速できていなければ、捕まえられなかっただろう」と言うように、序盤はコールマンが身体2つほどのリードを奪った。 だが、ライルズはスピードに乗った中盤から一気にコールマンとの差を詰めると、80m付近でトップに。同じく後半型のレツィレ・テボゴ(ボツワナ)やツァーネル・ヒューズ(英国)もライルズに追いすがったものの、ライルズのスピードが勝った。 ライルズは26歳。10代から世界大会で活躍し、2016年にはU20世界選手権で優勝を飾った。19年には200mで世界選手権を制覇、昨年には世界歴代3位の19秒31で2連覇を果たしている。 「今回の優勝で自分が世界で一番速い男だと証明できた。ここには3つの金メダルを取るつもりで来たが、100mが一番難しいと思っていた。あとは楽しむだけ」と残る200mと4×100mリレーでの優勝を宣言した。 20歳のテボゴが9秒88で銀メダル、ヒューズが同タイムで3位となり、前半リードしたコールマンは9秒92で5位。また、前回優勝のフレッド・カーリー(米国)は準決勝で敗退した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top