◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目
ブダペスト世界陸上2日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子100mではノア・ライルズ(米国)が9秒83(±0)で頂点に立った。
前日の予選から9秒95(-0.6)と好調さをアピールしていたライルズは、決勝の2時間30分前に行われた準決勝も9秒87(+0.3)のトップタイムをマーク。決勝までの待ち時間も余裕を持って過ごすことができたという。
ライルズがライバル視していたのが、19年ドーハ大会の金メダリストであるクリスチャン・コールマン(米国)。「彼はいつもスタートが速い。シーズンを通して常に速いスタートを決めていた。60m地点までにこちらが加速できていなければ、捕まえられなかっただろう」と言うように、序盤はコールマンが身体2つほどのリードを奪った。
だが、ライルズはスピードに乗った中盤から一気にコールマンとの差を詰めると、80m付近でトップに。同じく後半型のレツィレ・テボゴ(ボツワナ)やツァーネル・ヒューズ(英国)もライルズに追いすがったものの、ライルズのスピードが勝った。
ライルズは26歳。10代から世界大会で活躍し、2016年にはU20世界選手権で優勝を飾った。19年には200mで世界選手権を制覇、昨年には世界歴代3位の19秒31で2連覇を果たしている。
「今回の優勝で自分が世界で一番速い男だと証明できた。ここには3つの金メダルを取るつもりで来たが、100mが一番難しいと思っていた。あとは楽しむだけ」と残る200mと4×100mリレーでの優勝を宣言した。
20歳のテボゴが9秒88で銀メダル、ヒューズが同タイムで3位となり、前半リードしたコールマンは9秒92で5位。また、前回優勝のフレッド・カーリー(米国)は準決勝で敗退した。
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