2023.06.29
6月27日から29日の3日間、中国の遼寧省瀋陽市でブダペスト世界選手権と杭州アジア大会の選考会を兼ねた中国国民選手権が開催され、男子走幅跳では昨年のオレゴン世界選手権金メダリストの王嘉男が8m26(-0.6)で優勝を飾った。
王は1996年生まれの26歳。16歳で出場した13年のアジア選手権を7m95で制すると、翌年の世界ジュニア選手権では8m08(+1.5)で世界一に輝き、中国のホープとして注目されてきた。
15年からは毎年8m20以上をマークするなど安定した成績を残し、15年の北京世界選手権で銅メダルを獲得。以降、3大会連続で入賞を続けており、昨年はシニアの舞台でも世界の頂点に立った。18年に出した8m47ベストはアジア歴代2位タイとなっている。
今季屋外初戦となった5月のセイコーゴールデングランプリでは、吉田弘道(神崎郡陸協)に敗れて8m22の2位に甘んじたが、この日は2回目に優勝記録を跳ぶと、3回目にも8m13(-0.6)をジャンプ。4回目以降はパスしたものの、世界選手権連覇に向けて徐々に調子を上げている。
また、2位の石雨豪が8m18(+0.2)、3位の韋昕宇が8m00(-0.2)と上位3位までが8m台をマークした。
このほか、男子三段跳では朱亜明が17m36(±0)で快勝。男子100mを10秒09(+0.7)で制した謝震業は、200mでも20秒49(+0.1)で2冠を達成した。110mハードルは朱勝龍が自己記録を大幅に塗り替える13秒25(-0.1)で、ブダペスト世界選手権の参加標準記録を破った。
女子では砲丸投で東京五輪金メダリストの鞏立姣が今季世界2位となる20m06をプット。34歳のベテランが実力を示した。やり投でもアジア記録保持者の呂會會が1投目に62m35を投げて優勝を飾り、2位の劉詩穎も61m63を投げている。
なお、中国では7月20日から23日まで、浙江省衢州市で中国選手権が行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2024.12.14
京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]
2024.12.14
京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]
2024.12.14
第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催
12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会