HOME 駅伝

2023.06.24

名古屋大が11年ぶり16回目の伊勢路 逆転で皇學館大との“マッチレース”を制す/全日本大学駅伝東海選考会
名古屋大が11年ぶり16回目の伊勢路 逆転で皇學館大との“マッチレース”を制す/全日本大学駅伝東海選考会

昨年の伊勢路で最終区を走った森川陽之(名古屋大)

◇全日本大学駅伝東海地区選考会(6月24日/愛知・マルヤス岡崎龍北スタジアム)

第55回全日本大学駅伝東海地区選考会が行われ、名古屋大が1位となり、11年ぶり16回目の本大会出場を決めた。

昨年の本大会成績をもって、東海地区の出場枠は2枠から1枠に。たった1枚の伊勢路切符を懸けて、16大学が参加した。10000mのトラックレースに出場する8人の合計タイムを競う方式で、4組に分かれて各大学2人ずつ出場した。

広告の下にコンテンツが続きます

今回は名古屋大と7年連続7回目の本大会を狙う皇學館大とマッチレース。名古屋大は1組終了時こそ、トップの皇學館大に13秒89差の2位だったが、2組で小川海里と阿部祥典の3年生コンビが手堅く2着(32分30秒81)、3着(32分42秒75)に食い込み、5着と10着に終わった皇學館大を逆転し、1分13秒19差まで開いた。

しかし、3組で皇學館大は岩島昇汰(3年)が2着に30秒以上もの差をつけてトップ(30分54秒00)。藤川創(3年)も4着(31分38秒82)と粘り、合計タイムで0.07秒差とわずかながら、名古屋大を上回った。

タイム差がほとんどない状況で迎えた最終組。ここで昨年の本大会を東海学連選抜(オープン参加)の一員として走った名古屋大コンビが好走する。2区を走った河﨑憲祐(4年)が2着(30分09秒65)。アンカーを務めた森川陽之(院2年)が4着(30分37秒54)に食い込み、8着、11着だった皇學館大を再び逆転した。

名古屋大は、合計タイム4時間12分52秒62で2012年以来の本大会出場権を獲得。2位は皇學館で、3位は愛知工大だった。また、1組から最終組まで8人が出走したのは12大学。残り4大学は欠場選手が出て選考外となり、1大学は選考会を欠場(棄権)した。

◇全日本大学駅伝東海地区選考会(6月24日/愛知・マルヤス岡崎龍北スタジアム) 第55回全日本大学駅伝東海地区選考会が行われ、名古屋大が1位となり、11年ぶり16回目の本大会出場を決めた。 昨年の本大会成績をもって、東海地区の出場枠は2枠から1枠に。たった1枚の伊勢路切符を懸けて、16大学が参加した。10000mのトラックレースに出場する8人の合計タイムを競う方式で、4組に分かれて各大学2人ずつ出場した。 今回は名古屋大と7年連続7回目の本大会を狙う皇學館大とマッチレース。名古屋大は1組終了時こそ、トップの皇學館大に13秒89差の2位だったが、2組で小川海里と阿部祥典の3年生コンビが手堅く2着(32分30秒81)、3着(32分42秒75)に食い込み、5着と10着に終わった皇學館大を逆転し、1分13秒19差まで開いた。 しかし、3組で皇學館大は岩島昇汰(3年)が2着に30秒以上もの差をつけてトップ(30分54秒00)。藤川創(3年)も4着(31分38秒82)と粘り、合計タイムで0.07秒差とわずかながら、名古屋大を上回った。 タイム差がほとんどない状況で迎えた最終組。ここで昨年の本大会を東海学連選抜(オープン参加)の一員として走った名古屋大コンビが好走する。2区を走った河﨑憲祐(4年)が2着(30分09秒65)。アンカーを務めた森川陽之(院2年)が4着(30分37秒54)に食い込み、8着、11着だった皇學館大を再び逆転した。 名古屋大は、合計タイム4時間12分52秒62で2012年以来の本大会出場権を獲得。2位は皇學館で、3位は愛知工大だった。また、1組から最終組まで8人が出走したのは12大学。残り4大学は欠場選手が出て選考外となり、1大学は選考会を欠場(棄権)した。

全日本大学駅伝東海地区選考会総合成績

名古屋大 4時間12分52秒62 –以上、全日本大学駅伝出場権獲得– 皇學館大 4時間14分21秒16 愛知工大 4時間17分48秒27 岐阜協立大 4時間18分03秒33 中京大 4時間21分28秒40 三重大 4時間30分09秒86 岐阜大 4時間30分43秒93 中部大 4時間37分46秒95 静岡大 4時間39分13秒99 南山大 4時間40分31秒73 愛知大 4時間40分55秒03 日本福祉大 4時間46分30秒74 至学館大 選考外 愛知教大 選考外 名城大 選考外 名古屋工大 選考外 東海学園大 棄権

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.05

ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]

NEWS パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

日本陸連は12月4日、米国・タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日)のU20日本代表を発表した。 11月30日の京都陸協記録会内で行われた選考会の上位選手を中心に選考され、男子は今季のイン […]

NEWS 世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

2025.12.04

世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top