2023.06.16
◇インターハイ北海道地区大会(6月13日~16日/札幌市・厚別公園競技場)3日目
夏の地元・北海道インターハイを懸けた北海道地区大会の3日目が行われ、男子800mは宮澤朝凪(札幌開成中等3)が1分53秒20の大会タイで連覇を果たした。
「2連覇をできたのはうれしいですが、1分50秒台や1分50秒85の道高校記録を狙っていました。全国を考えれば1分49秒台を出さないと戦えないです」と表情を引き締める。
1周は57秒ほどで通過。スパートをかけてからは他の追随を許さない走り。「支部大会では速く入り過ぎて後半が動かなかったので、今日はリラックスして走りました」と冷静なレース運びだった。
「まだスピードが課題なので強化していきたい。戦略的にも駆け引きが必要になります」と全国を見据える宮澤。昨年の徳島インターハイでは準決勝に進んだものの組3着。3組あるうち上位2人と、3着以下から上位の記録2人が決勝へ進むなか、宮澤は2着まであと0.09秒差であり、プラスでは3番目であとわずかのところで決勝を逃している。さらに、秋の国体でも組3着ながら決勝に届かず。
「ギリギリで決勝に行けなかったのは何かが足りないということ。今年は絶対に地元インターハイで決勝に残りたいです」
理系の大学への進学を志望する宮澤。インターハイ後は「国体も出たいですが、受験勉強もしたいので」と言うだけに、まずは地元インターハイが3年間の集大成となる。空前のハイレベルとなりそうな全国の男子800m。開催地のエースとしてしっかりとその中に加わるつもりでいる。
全国インターハイは8月2日から6日に同会場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
インターハイ北海道地区大会3日目の優勝者
●男子 800m 宮澤朝凪(札幌開成中等3) 1分53秒20=大会タイ 5000m 佐々木朱里(北海道栄3) 14分51秒20 400mH 喜友名レイ(東海大札幌3) 54秒55 走高跳 崔 宰原(北見北斗2) 1m94 円盤投 兼本洸埜(厚真2) 42m03 ●女子 800m 木田美緒莉(旭川龍谷1) 2分16秒56 400mH 畠山このみ(立命館慶祥2) 63秒02 棒高跳 岸 菜月(旭川龍谷2) 3m10 走幅跳 神田琉杏(立命館慶祥3) 5m86(+3.5)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.26
編集部コラム「令和7年の大会取材」
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
-
2025.12.25
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.26
編集部コラム「令和7年の大会取材」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]
2025.12.25
箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大
関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]
2025.12.25
箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
