◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)4日目
関東インカレ4日目が行われ、男子2部5000mは鶴川正也(青学大)が13分54秒86で昨年に続く日本人トップの3位に入った。
レースは序盤から牽制し合い、最初の1000mが2分58秒とスローな展開に。鶴川は「スローペースになると思ったので、4000mまでは余裕を持っていこうと思いました」と、常に8番手以内をキープ。ラスト1周でスパート合戦に入るころには2番手につけた。
「ラストスパートの前に2~3番手にはつけていようと思っていました。ラスト100mまでは我慢して力を溜めるようにしていましたが、その前の段階で力を使ってしまいました」とレースを振り返る。13分53秒92で優勝したヴィクター・キムタイ(城西大)には昨年も敗れており、「また負けてしまいました。できれば来年リベンジしたい」と悔しさを露わにした。
熊本・九州学院高時代は全国高校駅伝1区区間賞など世代トップの選手として活躍。青学大進学後もその実力を発揮していたものの、ケガが多く、駅伝ではいまだ出走に至っていない。今年も3月の日本学生ハーフの前に左大腿骨を疲労骨折し、4月中旬の日体大長距離競技会で復帰。そこから3週間での急ピッチ仕上げだった。
それでも、目標としていた優勝を逃したうえ、2位の選手とも0.01秒差だったことについて「最後に後ろを振り返っていなければ……後悔しかありません」と、目線は常に上を向いている。
近藤幸太郎(SGホールディングス)や岸本大紀(GMOインターネットグループ)ら強力世代が卒業し、新たなエース誕生が待たれる現在のチーム状況について「今年はチーム全員でがんばらないといけません。今年は僕がエースになるつもりでやっていきたいと思います」と、駅伝シーズンに向けて強い意志を表明した。
昨年のインターハイ5000m日本人トップのルーキー・前田和摩(東農大)が13分57秒41で4位と健闘。4月の日本学生個人選手権優勝の安原太陽(駒大)は7位だった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.13
編集部コラム「あっという間の2025年」
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.13
編集部コラム「あっという間の2025年」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.12.13
箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」
箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]
2025.12.13
連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]
2025.12.13
ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中
12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025