世界陸連(WA)は7月21日、9月11日から13日にハンガリー・ブダペストで開催される「世界陸上アルティメット選手権」における大会演出や放送、デジタル施策などの新たな取り組みを発表した。
同大会はWAが今年から創設する新たな世界大会。世界選手権優勝者、五輪金メダリスト、ダイヤモンドリーグ優勝者に加え、昨年9月から今年9月までのワールドランキング上位選手が招待される。五輪や世界選手権とは異なり、1カ国あたりの出場人数制限が設けられておらず、各種目のトップ選手が集結する最高峰の大会となる。
賞金総額は陸上競技史上最高となる1000万ドル(約16億円)で、各種目の優勝者には15万ドル(約2400万円)が贈られる。出場した全選手にも賞金が支給される。また、表彰方法も従来とは異なる。メダルは授与されず、参加選手全員に配られる特別な「参加トークン」と、優勝者に贈られるトロフィーを組み合わせることで一つの完成形となる新たなコンセプトが採用された。
大会では放送面でも大幅な刷新が行われる。AR(拡張現実)を活用した新たなグラフィックや選手写真の表示に加え、過去の成績をもとに算出される優勝確率や予想順位をリアルタイムで表示。レース時計も画面下中央へ配置し、スマートフォンなど縦型視聴への対応も意識したデザインとなる。
競技会場ではフィールド内を黒一色に演出し、その時間帯に実施される種目エリアだけを際立たせる新たなビジュアルを採用。競技は3日間、各日3時間のイブニングセッションで実施され、毎日トラック種目の決勝に加え、跳躍種目、投てき種目がそれぞれ行われる。できる限り同時に実施されるフィールド種目を1種目に絞り、各競技へ観客の注目を集める工夫を施すという。
日本勢では女子やり投の北口榛花(JAL)がパリ五輪金メダリストとして出場が決定。7月22日時点のランキングでは男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)と泉谷駿介(住友電工)が出場圏内につけている。
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