HOME 国内、日本代表

2025.05.30

NEWS
走高跳・真野友博が2m26で銀!地元ウ・サンヒョクと一騎打ち「2m29の3回目の跳躍を1回目にできていれば」/アジア選手権
走高跳・真野友博が2m26で銀!地元ウ・サンヒョクと一騎打ち「2m29の3回目の跳躍を1回目にできていれば」/アジア選手権

アジア選手権男子走高跳で銀メダルを獲得した真野友博

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目

2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子走高跳では真野友博(九電工)が2m26で銀メダルを獲得した。長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)は2m23で4位だった。

雷雨の影響で競技開始が大幅に遅れたが、「集中力を切らさず臨めました」と真野。2m10の跳び始めから、すべて1回でバーを越えていく。

2m26も一発で成功。この時点で、地元・韓国のウ・サンヒョクとの一騎打ちとなった。ウ・サンヒョクも試技開始の2m15から一度もバーを落としていない。

バーの高さは2m29へ。ここでもウ・サンヒョクは見事に1回でクリア。22年オレゴン世界選手権銀メダル、世界室内選手権では2度の金メダルを手にしてきた実力を見せつけた。

真野は「状態が良かったので踏み切りが近くなり過ぎないように気をつけた」というこれまでの安定した跳躍に、乱れが生じる。1、2回目ともに高さが出ず、迎えた3回目。わずかにバーに触れる惜しいジャンプだったが、成功はならず。「2m29の3回目が最近では一番良かった。それを1回目にできていれば……」と真野。それでも、「2m30以上を跳べなかったのは残念ですが、銀メダルを取れたのはアジア大会(23年/3位)よりも1つ上げられたので良かった」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

22年のオレゴン世界選手権では世界大会初出場ながら、同種目日本人初入賞となる8位に食い込んだ。翌年のブダペスト世界選手権、昨年のパリ五輪と予選敗退が続いたが、今季は「安定感が出てきた」と手応えを口にする。

3大会連続の世界選手権代表入りへ、7月の日本選手権が正念場。「日本選手権までは精神がすり減るような期間が続きますが、大丈夫と思ってもらえるような状態で臨みたい。条件次第ですが記録も狙いたい」と前をしっかりと見据えた。

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子走高跳では真野友博(九電工)が2m26で銀メダルを獲得した。長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)は2m23で4位だった。 雷雨の影響で競技開始が大幅に遅れたが、「集中力を切らさず臨めました」と真野。2m10の跳び始めから、すべて1回でバーを越えていく。 2m26も一発で成功。この時点で、地元・韓国のウ・サンヒョクとの一騎打ちとなった。ウ・サンヒョクも試技開始の2m15から一度もバーを落としていない。 バーの高さは2m29へ。ここでもウ・サンヒョクは見事に1回でクリア。22年オレゴン世界選手権銀メダル、世界室内選手権では2度の金メダルを手にしてきた実力を見せつけた。 真野は「状態が良かったので踏み切りが近くなり過ぎないように気をつけた」というこれまでの安定した跳躍に、乱れが生じる。1、2回目ともに高さが出ず、迎えた3回目。わずかにバーに触れる惜しいジャンプだったが、成功はならず。「2m29の3回目が最近では一番良かった。それを1回目にできていれば……」と真野。それでも、「2m30以上を跳べなかったのは残念ですが、銀メダルを取れたのはアジア大会(23年/3位)よりも1つ上げられたので良かった」と振り返る。 22年のオレゴン世界選手権では世界大会初出場ながら、同種目日本人初入賞となる8位に食い込んだ。翌年のブダペスト世界選手権、昨年のパリ五輪と予選敗退が続いたが、今季は「安定感が出てきた」と手応えを口にする。 3大会連続の世界選手権代表入りへ、7月の日本選手権が正念場。「日本選手権までは精神がすり減るような期間が続きますが、大丈夫と思ってもらえるような状態で臨みたい。条件次第ですが記録も狙いたい」と前をしっかりと見据えた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.31

日本金5、銀11、銅12のメダル獲得!100m栁田大輝、200m鵜澤飛羽の連覇などアジアで存在感/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権が閉幕し、日本は金5、銀11、銅12と計28個のメダルを獲得した。 大会2日目、女子400mで松本奈菜子(東邦銀行)が「金メダル第1号 […]

NEWS 男子棒高跳は山本聖途7位、柄澤智哉8位タイでダブル入賞確保/アジア選手権

2025.05.31

男子棒高跳は山本聖途7位、柄澤智哉8位タイでダブル入賞確保/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、男子棒高跳で山本聖途(トヨタ自動車)が5m42で7位、柄澤智哉(東京陸協)は5m32で8位タイだった。 ともに […]

NEWS 大六野秀畝が10000m27分52秒63! 東京世界陸上マラソン代表・小山直城も出場 王文傑は中国新記録/日体大長距離競技会

2025.05.31

大六野秀畝が10000m27分52秒63! 東京世界陸上マラソン代表・小山直城も出場 王文傑は中国新記録/日体大長距離競技会

第321回日体大長距離競技会兼第15回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)は5月31日、神奈川・日体大健志台陸上競技場で行われ、NGC男子10000mでは大六野秀畝(旭化成)が27分52秒63で日 […]

NEWS 800m学生コンビは4位&5位 ともに世界陸上標準見据え、石井優吉「今回は自信になる」落合晃「もう一度作り直す」/アジア選手権

2025.05.31

800m学生コンビは4位&5位 ともに世界陸上標準見据え、石井優吉「今回は自信になる」落合晃「もう一度作り直す」/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、男子800mでは石井優吉(ペンシルベニア州立大)が今季屋外ベストの1分46秒74で4位、落合晃(駒大)が1分4 […]

NEWS 久保凛 涙の銀メダル「勝ちにこだわって絶対に優勝したかった」アジア制覇まで0.34秒/アジア選手権

2025.05.31

久保凛 涙の銀メダル「勝ちにこだわって絶対に優勝したかった」アジア制覇まで0.34秒/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 5日目 2年に一度開かれるアジア選手権の5日目が行われ、女子800mで久保凛(東大阪大敬愛高3)が2分00秒42で銀メダルを獲得した。 「今日は勝ちにこだわって絶対に […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top