HOME 国内

2024.04.29

女子100mH・田中佑美が混戦抜け出し13秒00でV 「しっかり流れに乗れた」/織田記念
女子100mH・田中佑美が混戦抜け出し13秒00でV 「しっかり流れに乗れた」/織田記念

13秒00で織田記念女子100mHに優勝した田中佑美

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島)

日本グランプリG1の織田記念が行われ、12秒台のベストを持つ日本人5人が出場した女子100mハードルは、ブタペスト世界選手権代表の田中佑美(富士通)が13秒00(-0.1)で優勝。12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)らを抑え大会連覇を果たした。

予選から13秒07(-0.6)と好調だった田中。冬季は室内や豪州のレースに参加。課題のスタートを中心に強化を進め、「(今季)国内初レースで少し緊張しましたが、予選から強豪が揃うなか前半から遅れずに、しっかり流れに乗れました」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

迎えた決勝も、「予選よりは(前に)出られなかった感覚でしたが、遅れず先行して最後まで落ち着いて走れました。福部さんが迫っているのもわかりましたが、自分の走りに集中できたと思います。12秒台が出ればよかったですが、優勝できてうれしい」と笑顔で話す。

昨年、ブタペスト世界選手権を経験し、「自分のレースができず悔しい思いをしたので、パリ五輪でそのリベンジができれば……」と意欲を燃やす。今日も雨天の向かい風の中でのレースで、安定したハードリングできっちりライバルに先着して見せた。

昨年のこの大会で初めて12秒台突入を果たして以降、3試合連続で12秒台を連発し12秒89までベスト伸ばすなど急成長を遂げた。「今シーズンもここから調子を上げ、日本選手権で確実に3位以内に入ってパリへいきたい」と力強く話した。

広告の下にコンテンツが続きます

文/花木 雫

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、12秒台のベストを持つ日本人5人が出場した女子100mハードルは、ブタペスト世界選手権代表の田中佑美(富士通)が13秒00(-0.1)で優勝。12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)らを抑え大会連覇を果たした。 予選から13秒07(-0.6)と好調だった田中。冬季は室内や豪州のレースに参加。課題のスタートを中心に強化を進め、「(今季)国内初レースで少し緊張しましたが、予選から強豪が揃うなか前半から遅れずに、しっかり流れに乗れました」と振り返る。 迎えた決勝も、「予選よりは(前に)出られなかった感覚でしたが、遅れず先行して最後まで落ち着いて走れました。福部さんが迫っているのもわかりましたが、自分の走りに集中できたと思います。12秒台が出ればよかったですが、優勝できてうれしい」と笑顔で話す。 昨年、ブタペスト世界選手権を経験し、「自分のレースができず悔しい思いをしたので、パリ五輪でそのリベンジができれば……」と意欲を燃やす。今日も雨天の向かい風の中でのレースで、安定したハードリングできっちりライバルに先着して見せた。 昨年のこの大会で初めて12秒台突入を果たして以降、3試合連続で12秒台を連発し12秒89までベスト伸ばすなど急成長を遂げた。「今シーズンもここから調子を上げ、日本選手権で確実に3位以内に入ってパリへいきたい」と力強く話した。 文/花木 雫

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.04

織田裕二、今田美桜、Kがキター!!日本代表を聖地で激励「実力はあるから楽しんで」/東京世界陸上

東京世界選手権の開幕を控える9月4日、都内で壮行会が開かれ、その後に選手は国立競技場へ移動。練習公開と取材対応があった。 国立競技場へ移動した選手たちをサプライズが待っていた。大会のスペシャルアンバサダーを務める俳優の織 […]

NEWS 17歳・久保凛が800mで初の大舞台へ 「国立で楽しんで走れたらいい」/東京世界陸上

2025.09.04

17歳・久保凛が800mで初の大舞台へ 「国立で楽しんで走れたらいい」/東京世界陸上

東京世界選手権の開幕を控える9月4日、都内で壮行会が開かれ、その後に選手は国立競技場へ移動。練習公開と取材対応があった。 女子800mに出場する久保凛(東大阪大敬愛高3)は「今回初めての世界陸上が東京で開催されるというこ […]

NEWS 男子マイルリレー悲願のメダルへ! 中島佑気ジョセフ「僕がリーダーとして」佐藤風雅「個々のレベルは過去最高」/東京世界陸上

2025.09.04

男子マイルリレー悲願のメダルへ! 中島佑気ジョセフ「僕がリーダーとして」佐藤風雅「個々のレベルは過去最高」/東京世界陸上

東京世界選手権の開幕を控える9月4日、都内で壮行会が開かれ、その後に選手は国立競技場へ移動。練習公開と取材対応があった。 初のメダル獲得を目指し、男子4×400mリレーチームが最後の調整を進める。 中心となるのは個人の4 […]

NEWS 男子4継 悲願のメダルへ 桐生祥秀、鵜澤飛羽が軸「過去最高のメンバー」/東京世界陸上

2025.09.04

男子4継 悲願のメダルへ 桐生祥秀、鵜澤飛羽が軸「過去最高のメンバー」/東京世界陸上

東京世界選手権の開幕を控える9月4日、都内で壮行会が開かれ、その後に選手は国立競技場へ移動。練習公開と取材対応があった。 「過去最高のメンバー」 リレーの主将に任命された桐生祥秀(日本生命)の言葉に熱がこもる。最終日に決 […]

NEWS いざ、出陣!日本代表壮行会 村竹ラシッド「一緒に盛り上げていきましょう!」/東京世界陸上

2025.09.04

いざ、出陣!日本代表壮行会 村竹ラシッド「一緒に盛り上げていきましょう!」/東京世界陸上

9月13日に開幕する東京世界選手権を控える9月4日、日本代表壮行会が東京・明治記念館で行われた。 総勢80名になった東京世界選手権の日本代表。この日は一部選手を除くものの、代表選手44名が一堂に会し、「サンライズレッド」 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top