HOME 国内

2024.04.29

110mH村竹ラシッドが13秒29!社会人デビューもフィニッシュ後転倒で「2年連続ヒヤヒヤ」/織田記念
110mH村竹ラシッドが13秒29!社会人デビューもフィニッシュ後転倒で「2年連続ヒヤヒヤ」/織田記念

24年織田記念110mHで優勝を飾った村竹ラシッド

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島)

日本グランプリG1の織田記念が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒29(-0.6)をマークして制した。

真新しいJALのユニフォームをまとった村竹。社会人デビュー戦に「2年連続、ヒヤヒヤさせてすみません」と苦笑い。昨年は肉離れで途中棄権して、夏まで復帰にかかった。今回はフィニッシュ後、まるで“飛行機”のように腹ばいで滑りながら派手に転倒。さらに他のランナーにも接触した。大の字になると、何度か拳を突き上げた。「無事です、という生存確認です」と笑った。

広告の下にコンテンツが続きます

初戦ということもあり、様子を見ながらだったが、「スタートはしっかりスピードとパワーを使って出て、中盤はゆったりリズムに乗りました。後半、スタミナがもたないかと思ったら、思ったよりスピードアップして耐えきれずに転びました」と振り返る。

すでにパリ五輪の参加標準記録(13秒27)は突破済み。昨年以上に、「スタートも勢いがあり、1台目に入るところも刻めるようになりました」と成長も実感。ここから「レースを積んでいけば、(調子も)上がってくると思います」と、パリ五輪に向けて視界良好だ。

2位には村竹の順大の後輩である阿部竜希が学生歴代9位の13秒52をマークして入った。東京五輪代表の高山峻野(ゼンリン)は13秒64で6位。「予選で左脚に少し違和感があったのもあり、決勝は集中できていませんでした」と語った。

◇第58回織田幹雄記念(4月29日/ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリG1の織田記念が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒29(-0.6)をマークして制した。 真新しいJALのユニフォームをまとった村竹。社会人デビュー戦に「2年連続、ヒヤヒヤさせてすみません」と苦笑い。昨年は肉離れで途中棄権して、夏まで復帰にかかった。今回はフィニッシュ後、まるで“飛行機”のように腹ばいで滑りながら派手に転倒。さらに他のランナーにも接触した。大の字になると、何度か拳を突き上げた。「無事です、という生存確認です」と笑った。 初戦ということもあり、様子を見ながらだったが、「スタートはしっかりスピードとパワーを使って出て、中盤はゆったりリズムに乗りました。後半、スタミナがもたないかと思ったら、思ったよりスピードアップして耐えきれずに転びました」と振り返る。 すでにパリ五輪の参加標準記録(13秒27)は突破済み。昨年以上に、「スタートも勢いがあり、1台目に入るところも刻めるようになりました」と成長も実感。ここから「レースを積んでいけば、(調子も)上がってくると思います」と、パリ五輪に向けて視界良好だ。 2位には村竹の順大の後輩である阿部竜希が学生歴代9位の13秒52をマークして入った。東京五輪代表の高山峻野(ゼンリン)は13秒64で6位。「予選で左脚に少し違和感があったのもあり、決勝は集中できていませんでした」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

NEWS 京山は中西彩葉が1区、下田千紗都が5区 男山三、黒石野もエースを3km区間に起用 全中1500mVの是枝愛香は1区に/全中駅伝・女子

2025.12.13

京山は中西彩葉が1区、下田千紗都が5区 男山三、黒石野もエースを3km区間に起用 全中1500mVの是枝愛香は1区に/全中駅伝・女子

第33回全国中学駅伝は12月14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。13日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区と5区が3km。2区、3区、4区が2kmで実施され […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top