ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルとなるプリフォンテーン・クラシックが米国オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開かれ、1日目(9月16日)の男子3000m障害で三浦龍司(順大)が5位に入った。
昨年に続いてDLファイナルに進んだ三浦。序盤は6位に入ったブダペスト世界選手権と同様に後方からレースを進めるが、徐々にポジションを上げていく。残り200mで9位から一気に順位を上げて8分15秒45で5位フィニッシュ。前回4位に続いて上位に食い込んだ。
三浦は今年のDLパリで8分09秒91と自身の日本記録を2年ぶりに0.01秒更新して2位。ブダペスト世界選手権で6位に入ると、直後のDL厦門で7位となってファイナルを決めた。
DLは年間を通じて争われるリーグ戦で、ポイントを獲得した上位のみがファイナルに出場し、年間チャンピオンを決定する、まさに『世界最高峰』の舞台となる。今年は女子やり投の北口榛花(JAL)が日本人初優勝の快挙。他に、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、走幅跳の橋岡優輝(富士通)、女子5000mの田中希実(New Balance)と5人が進んでいる。
三浦龍司のこれまでの歩みをチェック!
◎みうら・りゅうじ/2002年2月11日生まれ。島根県出身。島根・浜田東中→京都・洛南高→順大。小1から地元のクラブ浜田JASに通い始め。高校から3000m障害を始め、3年時には30年ぶりに高校記録(当時)を更新すると、8分39秒37まで短縮。順大1年目には41年ぶりの日本学生新、37年ぶりのU20日本新となる8分19秒37を叩き出した。21年5月に18年ぶりに日本記録を更新(8分17秒46)すると、6月の日本選手権で8分15秒99と更新して初優勝。東京五輪では予選で8分09分92秒とまたも日本新で決勝に進むと7位入賞を果たした。昨年はオレゴン世界選手権こそ予選敗退に終わったものの、ダイヤモンドリーグ(DL)ローザンヌ大会で8分13秒06をマークして4位。中長距離種目では日本人初のファイナルに進出すると、シーズンベストの8分12秒65で4位となった。今季は日本選手権を3連覇してブダペスト世界選手権代表に内定。DLパリ大会で自身の日本記録を0.01秒更新して2位。ブダペスト世界選手権では6位入賞を果たした。
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