2023.03.19
◇全日本競歩能美大会(3月19日/石川・能美市)
女子20kmは立命大1年生の柳井綾音が自己記録を2分以上も更新する1時間30分58秒で日本人トップ。今夏のオレゴン世界選手権参加標準記録(1時間29分20秒)には届かなかったものの、日本歴代9位、学生歴代2位の好タイムを残した。
「今日はどこまで海外の選手につけるかチャレンジしました」と、序盤から積極的に海外勢のハイペースに食らいつき、5kmを22分11秒、10kmを44分44秒で通過する。終盤はペースを落としたものの、「いつもは1人で練習することが多いので、練習の時のほうがきつかったです」と笑顔でインタビューに応えた。
19歳の柳井は、福岡・北九州市立高3年時の2021年インターハイ5000m競歩を制覇。昨年はU20世界選手権10000mでも銅メダルを獲得しており、先月の日本選手権20kmでは第一人者の藤井菜々子(エディオン)、岡田久美子(富士通)に次ぐ3位と健闘していた。
3000mでも9分20秒19のベストを持つなど“ランナー”としても屈指の能力を持ち、昨年は強豪・立命大の駅伝メンバーとして全日本大学女子駅伝や富士山女子駅伝にも出走している二刀流アスリートだ。
今後の動向に注目が集まるが、「ユニバーシティゲームズの代表に選んでもらえたら金メダルを狙いたいです。その後は(2025年の)東京世界陸上を目指してがんばっていきます」と意気込みを口にした。
日本勢2番手は、オレゴン世界選手権35km9位の園田世玲奈(NTN)で1時間32分11秒だった
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
-
2025.11.26
-
2025.11.26
-
2025.11.25
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
2025.11.27
岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者
富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]
2025.11.26
熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導
熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025