2023.02.12
日立物流所属の2選手が陸上部から退く。陸上部はホームページを通じて上田健太の1月31日付の退部を公表し、畝拓夢は自身のSNSで2月12日に行われた全日本実業団ハーフでの引退を明らかにした。
上田は山梨学大・上田誠仁顧問の次男で、現在27歳。甲府北中3年時の2010年全中1500mと、同年のジュニア五輪3000mを制した。山梨学大附高(現・山梨学院高)に進むと、3年時の13年全国高校駅伝では1区2位と好走し、チームの初優勝に大きく貢献している。
大学はそのまま山梨学大に進み、当時監督を務めていた父から指導を受けた。4年間で学生三大駅伝には8回出走。出雲駅伝では2年時に4区区間2位、3年時は1区3位の成績を残した。箱根駅伝では2年時(第92回大会/16年)に3区を務め、大会史上初となる監督と選手という関係での「父子」で出場。3、4年時は2年連続で山上りの5区を務めた。実業団入りしてからは20年の全日本実業団対抗駅伝でアンカーを担っている。自己ベストは5000m13分56秒04(16年)、10000m28分48秒92(15年)、ハーフマラソン1時間2分01秒(16年)。
畝は岡山県出身の24歳。双子の兄・歩夢(現・埼玉医大グループ)とともに吉備中から進んだ倉敷高では、3年連続で全国高校駅伝に出場している。特に2年時(15年)、3年時(16年)には2年連続で1区を務めて、3年時のチーム初制覇時には5区を務めた歩夢とともにメンバーとして名を連ねた。
進学した中大では、箱根駅伝には3年時(20年)と4年時(21年)に2年連続で5区を務めている。21年春に実業団入りし、2年連続でトラックでは自己新をマーク。引退レースとなった全日本実業団ハーフは1時間4分24秒で87位だった。自己ベストは5000m14分00秒35(21年)、10000m29分06秒19(22年)、ハーフマラソン1時間2分42秒(20年)。
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現役ラストレースを報告する畝
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