2022.12.05
本田技研工業は12月5日、都内の本社でスポーツ活動強化のビジョンと方向性について記者会見を行ない、同社取締役代表執行役社長の三部敏宏氏、スポーツプロモーション部長の山口高誉氏が発表した。
スポーツ活動強化のビジョンとして掲げたスローガンは「Honda Sports Challenge」。Challenge(挑戦)においては「挑戦をたのしむ」、「挑戦をはぐくむ」、「挑戦をつなげる」という3つの方向性を示し、アスリートが競技力を高めるためのサポート、次世代アスリート育成のサポート、スポーツを観戦する機会の提供、アスリートとファンや地域の人が交流できる接点作りなどに取り組んでいくという。
同社では、70年以上挑戦を続けているモータースポーツのほか、野球、陸上競技、ラグビーなどの企業スポーツに60年以上取り組んでおり、大会協賛やアスリートスポンサードなども続けている。創業者の本田宗一郎氏から脈々と受け継がれる、二輪車、四輪車をはじめとするものつくり企業・ホンダのDNAである「チャレンジ(挑戦)」は、これまでもスポーツ活動に浸透していたが、さらに“チャレンジ”を大切にした取り組みを進めていく。
今年8月に新設されたスポーツプロモーション部が、これまで社内の別々の部署で取り組んできた競技スポーツの強化、次世代アスリート育成、ファンや地域の人との交流などを統括。さまざまな活動を“掛け算”のようにして広げ、「世界中の一人ひとりの人生を豊かにしていくために、スポーツをタッチポイントにしていきたい」(山口部長)という。
記者会見では現在5競技7チームある同社の企業スポーツチームを代表して陸上競技部の全選手も登壇。小川智監督やキャプテンの設楽悠太らが連覇の懸かる来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)への意気込みを語り、個人種目でも世界の舞台へさらに羽ばたいていくことを誓っていた。
同社のスポーツ活動強化における具体的な内容については1月以降の発表になる見通しだが、社を挙げた「Honda Sports Challenge」の取り組みにより、陸上競技部の強化もより活発になっていきそうだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.18
-
2025.09.18
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
2025.09.13
明日午前開催の女子マラソン 鈴木優花の補欠登録を解除/東京世界陸上
-
2025.09.14
-
2025.09.13
-
2025.09.15
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.18
400m・中島佑気ジョセフが日本勢34年ぶり決勝! 200m・鵜澤飛羽、井戸アビゲイル風果が準決勝に登場/東京世界陸上DAY6イブニングみどころ
◇東京世界陸上(9月13日〜21日/国立競技場)6日目 大会も後半戦を迎える東京世界陸上。日本男子短距離界に新たな歴史が生まれようとしている。 男子400m決勝に中島佑気ジョセフ(富士通)が挑む。予選で44秒44の日本記 […]
2025.09.18
DAY6イブニングセッションのチケット完売 残りのイブニングセッションも完売間近/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京2025世界陸上財団は9月18日、大会6日目のイブニングセッションのチケットが完売したと発表した。13日のDAY1、14日のDAY2のイブニングセッションに続く […]
2025.09.18
川上勇士が富士山GXに入社 東海大などで活躍「チーム・会社に貢献できるように頑張る」
富士山GXは9月18日、川上勇士が9月16日付で入社・入部したと発表した。 千葉県出身の川上は鎌ケ谷中時代に、全中やジュニア五輪に出場。市船橋高では全国高校駅伝で1年時に5区、2年時には4区3位となっている。 進学した東 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/