HOME 海外

2022.11.26

100m元世界記録保持者アサファ・パウエルが現役引退 21年ラストラン、40歳記念パーティーで正式報告
100m元世界記録保持者アサファ・パウエルが現役引退 21年ラストラン、40歳記念パーティーで正式報告

男子100mの元世界記録保持者、アサファ・パウエル(ジャマイカ)が現役を引退し、40歳の誕生日パーティーとともに正式に引退を報告した。米国のNBCスポーツが伝えている。

パウエルは1982年生まれ。両親、兄弟も元短距離選手という家系に育った。2004年に初めて9秒台をマークすると、翌年6月に9秒77(+1.6)の世界記録を樹立。翌年6月にも2度にわたって同じタイムをマークしている。

さらに2007年9月のイタリアでのレースで、9秒74(+1.7)と自身4度目の世界新をマークした。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が翌年9秒72と塗り替えている。

「世界最速」の称号を手にしているパウエルだが、世界大会での個人タイトルとは無縁。オリンピックには個人で04年アテネ、08年北京、12年ロンドンと3度出場するも5位、5位、8位にとどまる。世界選手権でも07年大阪、09年ベルリンの3位が最高成績。

08年北京五輪と16年リオ五輪では4×100mリレーで金メダルを獲得しているが、北京の金メダルはチームメイトのドーピング違反が発覚して失格となっている。

パウエルは生涯で97度の9秒台をマーク。2021年5月の米国でのレース(10秒07/+4.5)が現役最後のレースとなった。

広告の下にコンテンツが続きます
男子100mの元世界記録保持者、アサファ・パウエル(ジャマイカ)が現役を引退し、40歳の誕生日パーティーとともに正式に引退を報告した。米国のNBCスポーツが伝えている。 パウエルは1982年生まれ。両親、兄弟も元短距離選手という家系に育った。2004年に初めて9秒台をマークすると、翌年6月に9秒77(+1.6)の世界記録を樹立。翌年6月にも2度にわたって同じタイムをマークしている。 さらに2007年9月のイタリアでのレースで、9秒74(+1.7)と自身4度目の世界新をマークした。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が翌年9秒72と塗り替えている。 「世界最速」の称号を手にしているパウエルだが、世界大会での個人タイトルとは無縁。オリンピックには個人で04年アテネ、08年北京、12年ロンドンと3度出場するも5位、5位、8位にとどまる。世界選手権でも07年大阪、09年ベルリンの3位が最高成績。 08年北京五輪と16年リオ五輪では4×100mリレーで金メダルを獲得しているが、北京の金メダルはチームメイトのドーピング違反が発覚して失格となっている。 パウエルは生涯で97度の9秒台をマーク。2021年5月の米国でのレース(10秒07/+4.5)が現役最後のレースとなった。
       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.28

清水空跳が200mも20秒39wで制す!800m久保凛が貫禄V3 バログンが2冠、芦田8分台マーク/広島IH

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 4日目 広島インターハイの4日目も好記録が続々と誕生した。 男子200mは今大会の主役となっている清水空跳(星稜2石川)が100mに […]

NEWS ジェプコエチ3000mV 1500m含め2年連続2冠 3位芦田和佳が高校歴代7位の8分59秒45/広島IH

2025.07.28

ジェプコエチ3000mV 1500m含め2年連続2冠 3位芦田和佳が高校歴代7位の8分59秒45/広島IH

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目 広島インターハイの4日目が行われ、3組によるタイムレース決勝で行われた3000mは、最終組のジャネット・ジェプコエチ(倉敷3岡 […]

NEWS 3000m障害・徳山博貴が自己新8分53秒04でチーム初のインターハイ制覇!「やり返したい」近畿3位の悔しさぶつける/広島IH

2025.07.28

3000m障害・徳山博貴が自己新8分53秒04でチーム初のインターハイ制覇!「やり返したい」近畿3位の悔しさぶつける/広島IH

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目 広島インターハイの4日目が行われ、男子3000m障害はタイムレース3組を自己新の8分53秒04で制した徳山博貴(市西宮3兵庫) […]

NEWS 東京世界陸上 海外スター選手ピックアップ

2025.07.28

東京世界陸上 海外スター選手ピックアップ

シャキャーリ・リチャードソン (米国/女子短距離) 自己記録:100m10秒65(世界歴代5位タイ) 前回10秒65の大会新記録で世界女王の座に就いた。小柄ながら高速ピッチとブレない走りが特徴。ファッショナブルなヘアスタ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会