HOME 高校

2025.07.28

ジェプコエチ3000mV 1500m含め2年連続2冠 3位芦田和佳が高校歴代7位の8分59秒45/広島IH
ジェプコエチ3000mV 1500m含め2年連続2冠 3位芦田和佳が高校歴代7位の8分59秒45/広島IH

25年女子3000mで優勝したJ.ジェプコエチ、日本人トップの3位だった芦田和佳、2位のA.メアリー

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目

広島インターハイの4日目が行われ、3組によるタイムレース決勝で行われた3000mは、最終組のジャネット・ジェプコエチ(倉敷3岡山)が8分48秒23で2連覇を達成し、2日目の1500mに続いて頂点に立った。ジェプコエチは前回も2種目制覇しており、2年連続2冠となる。

日本人トップの3位には芦田和佳(立命館宇治3京都)が高校歴代7位の8分59秒45で入った。インターハイでの日本人選手8分台は、2016年に髙松智美ムセンビ(薫英女学院・大阪)が出した8分58秒86、17年に田中希実(西脇工・兵庫/現・New Balance)がマークした8分59秒83に続き、8年ぶり3人目。インターハイ日本人歴代2番目の記録だ。

広告の下にコンテンツが続きます

レースはジェプコエチとアカイ・メアリー(白鵬女2神奈川)が引っ張り、芦田がつく展開。1000mを2分55秒で通過したあと、ペースダウンして芦田以外の日本人選手も追いついたが、1800mあたりでジェプコエチとメアリーが抜け出した。2000mの通過は6分00秒。マッチレースに決着がついたのはラスト1周。ジェプコエチが振り切り、フィニッシュ。メアリーが8分55秒02で続いたあと、芦田が入線した。

「留学生に食らいつこうと思っていました。9分を切る目標を越えることができたのはうれしいです」と芦田。2日前の1500mでは日本人2番手の4位(4分14秒55)だったが、位置取りが悪かったという。「ラストも踏ん張れなかったです。3000mではそこを修正できました」と充実した表情を見せた。

インターハイは芦田にとって初出場。その中で2種目とも上位入賞を遂げた。「通過点だと思って、これからも一生懸命取り組んでいきたい。全国大会でもっとしっかり活躍したいです」。さらなる成長を誓っていた。

◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目 広島インターハイの4日目が行われ、3組によるタイムレース決勝で行われた3000mは、最終組のジャネット・ジェプコエチ(倉敷3岡山)が8分48秒23で2連覇を達成し、2日目の1500mに続いて頂点に立った。ジェプコエチは前回も2種目制覇しており、2年連続2冠となる。 日本人トップの3位には芦田和佳(立命館宇治3京都)が高校歴代7位の8分59秒45で入った。インターハイでの日本人選手8分台は、2016年に髙松智美ムセンビ(薫英女学院・大阪)が出した8分58秒86、17年に田中希実(西脇工・兵庫/現・New Balance)がマークした8分59秒83に続き、8年ぶり3人目。インターハイ日本人歴代2番目の記録だ。 レースはジェプコエチとアカイ・メアリー(白鵬女2神奈川)が引っ張り、芦田がつく展開。1000mを2分55秒で通過したあと、ペースダウンして芦田以外の日本人選手も追いついたが、1800mあたりでジェプコエチとメアリーが抜け出した。2000mの通過は6分00秒。マッチレースに決着がついたのはラスト1周。ジェプコエチが振り切り、フィニッシュ。メアリーが8分55秒02で続いたあと、芦田が入線した。 「留学生に食らいつこうと思っていました。9分を切る目標を越えることができたのはうれしいです」と芦田。2日前の1500mでは日本人2番手の4位(4分14秒55)だったが、位置取りが悪かったという。「ラストも踏ん張れなかったです。3000mではそこを修正できました」と充実した表情を見せた。 インターハイは芦田にとって初出場。その中で2種目とも上位入賞を遂げた。「通過点だと思って、これからも一生懸命取り組んでいきたい。全国大会でもっとしっかり活躍したいです」。さらなる成長を誓っていた。

女子3000m高校歴代10傑をチェック!

●高校歴代10傑 8.52.33 小林祐梨子(須磨学園2兵庫) 2005.10.13 8.54.27 田中希実(西脇工3兵庫) 2017.10. 9 8.54.88 小笠原朱里(山梨学院2山梨) 2017.10. 9 8.56.29 廣中璃梨佳(長崎商2長崎) 2017.10. 9 8.56.49 阪田直子(立命館宇治2京都) 1999. 9.26 8.58.86 髙松智美ムセンビ(薫英女学院2大阪) 2016. 8. 2 859.45 芦田和佳(立命館宇治3京都) 2025. 7.28 8.59.57 米澤奈々香(仙台育英3宮城) 2021. 9.25 8.59.74 久保凛(東大阪大敬愛2大阪) 2024.11. 9 8.59.92 長尾育子(筑紫女学園3福岡) 1999. 6.20

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026の開催日が12月12日に発表された。 2025年は6月と7月に開催されたが、来年は来年通り7月の開催。7月4日の千歳大会を皮切りに、8日の網走大会、11日の北見大会、15日の深川大 […]

NEWS 國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

2025.12.12

國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]

NEWS 全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力  14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

2025.12.12

全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

2025.12.12

京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新

2025.12.12

豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新

12月11日、豪州シドニーで、ニューサウスウェールズ州10000m競歩選手権が行われ、I.ビークロフト(豪州)が38分02秒68のU20世界新記録をマークした。 ビークロフトは2007年生まれの18歳。競歩選手だった父の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top