2025.07.28
◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)4日目
広島インターハイの4日目が行われ、男子3000m障害はタイムレース3組を自己新の8分53秒04で制した徳山博貴(市西宮3兵庫)が優勝し、チームに初のインターハイタイトルをもたらした。兵庫勢としては1988年の村松明彦(報徳学園)以来、37年ぶり。
近畿大会3位からの躍進を遂げた徳山は、その悔しさをぶつけるようなレースを見せた。
最初の1000mを2分59秒、2000mを6分01秒で通過する流れで、「一気にペースが上がった時などに、ここからきつくなるかも」という思いがよぎったという。それでも、ラスト1周で離された優勝争いに再び追いつき、ラスト勝負へ。近畿大会では「洛南の前田君(結人)にスパートされて」離されたが、「やり返したい」と残り30mでスパート。一気に抜け出し、頂点をつかんだ。
「近畿がすごく悔しくて、優勝を目標に全国にやってきたんですが、心のどこかで1位を取れないんじゃないか、みたいに思っていたんです」と言う。だが、指導する水門賢治先生やチームメイトのサポート、さらには5000m競歩で男子5位、6位に入賞した大﨑壮真(3年)と辻那悠太(2年)、女子3位に食い込んだ逢坂ひかり(2年)の刺激も受け、「それが最後のラストスパートにつながったと思います」と感謝の言葉を口にする。
チームとしては、次の目標は駅伝。西脇工、須磨学園、報徳学園など名門に割って入るべく「みんなで一つになってやっていきたいです」と力強く語った。
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