HOME 駅伝

2022.11.05

中大 藤原正和監督は連続シードは「絶対条件」吉居大和の配置「楽しみにしていて」/全日本大学駅伝
中大 藤原正和監督は連続シードは「絶対条件」吉居大和の配置「楽しみにしていて」/全日本大学駅伝

11月6日に開催される全日本大学駅伝の前日会見が愛知県名古屋市内で行われ、前回1位から5位までに入った駒大、青学大、順大、國學院大に加え、出雲駅伝で3位に入った中大の指揮官が出席した。

出雲駅伝3位と波に乗る名門・中大は、9年ぶりシードを得た昨年に続いて連続シード権を狙う。藤原正和監督も「8位のシード権獲得は絶対条件」と強い気持ちを持つ。ただ、今年の中大はそれだけにとどまらない戦力を誇る。「選手が優勝狙いたいということで、強化を進めてきた」と指揮官が言うのもうなずける。

展開については「混戦になりそう」と見据え、特に5、6区に「主力を置いているチームがある」と警戒する。そんななか、期待を寄せるのが「初めて走る4年生3人」。5区に入った若林陽大もそのうちの一人だ。出雲駅伝で2区3位と好走した千守倫央を1区へ。4区には中澤雄大を置いた。

何と言っても、ライバル校にとって脅威なのが補欠に入っている中野翔太(3年)、吉居大和(3年)の2人。吉居の区間については「楽しみにしていてください」とニヤリ。序盤で流れを作るか、それとも後半の勝負どころに投入するか。加えて、藤原監督は「3区の吉居駿恭がポイントになる」。吉居兄弟の快走が中大の快進撃のカギを握る。

エース級だけではなく、「中間層の育成に注力してきた」と話すように選手層は抜群。2007年以来のトップ3も現実味を帯びてきた。

広告の下にコンテンツが続きます

全日本大学駅伝は11月6日(日)8時05分にスタート。名古屋・熱田神宮をスタートし、三重・伊勢神宮をフィニッシュとする8区間106.8kmで、27チームによって争われる。

■シード校(前回上位8校)
駒澤大学   27大会連続29回目
青山学院大学 10大会連続12回目
順天堂大学  6大会連続27回目
國學院大學  8大会連続10回目
東京国際大学 4大会連続4回目
早稲田大学  16大会連続28回目
明治大学   15大会連続16回目
中央大学   2大会連続29回目
■各地区代表校
<北海道>
札幌学院大学 5大会連続29回目
<東北>
東北大学   3大会連続16回目
<関東>
神奈川大学  4大会ぶり18回目
東洋大学   15大会連続30回目
創価大学   初出場
東海大学   9大会連続35回目
大東文化大学 5大会ぶり43回目
中央学院大学 10大会連続16回目
日本大学   2大会ぶり42回目
<北信越>
新潟大学   3大会ぶり13回目
<東海>
皇學館大学  6大会連続6回目
愛知工業大学 3大会ぶり19回目
<関西>
大阪経済大学 2大会連続24回目
関西学院大学 4大会連続12回目
立命館大学  22大会連続34回目
<中国四国>
環太平洋大学 2大会連続3回目
<九州>
第一工科大学 2大会連続26回目
<オープン>
日本学連選抜チーム
東海学連選抜チーム

11月6日に開催される全日本大学駅伝の前日会見が愛知県名古屋市内で行われ、前回1位から5位までに入った駒大、青学大、順大、國學院大に加え、出雲駅伝で3位に入った中大の指揮官が出席した。 出雲駅伝3位と波に乗る名門・中大は、9年ぶりシードを得た昨年に続いて連続シード権を狙う。藤原正和監督も「8位のシード権獲得は絶対条件」と強い気持ちを持つ。ただ、今年の中大はそれだけにとどまらない戦力を誇る。「選手が優勝狙いたいということで、強化を進めてきた」と指揮官が言うのもうなずける。 展開については「混戦になりそう」と見据え、特に5、6区に「主力を置いているチームがある」と警戒する。そんななか、期待を寄せるのが「初めて走る4年生3人」。5区に入った若林陽大もそのうちの一人だ。出雲駅伝で2区3位と好走した千守倫央を1区へ。4区には中澤雄大を置いた。 何と言っても、ライバル校にとって脅威なのが補欠に入っている中野翔太(3年)、吉居大和(3年)の2人。吉居の区間については「楽しみにしていてください」とニヤリ。序盤で流れを作るか、それとも後半の勝負どころに投入するか。加えて、藤原監督は「3区の吉居駿恭がポイントになる」。吉居兄弟の快走が中大の快進撃のカギを握る。 エース級だけではなく、「中間層の育成に注力してきた」と話すように選手層は抜群。2007年以来のトップ3も現実味を帯びてきた。 全日本大学駅伝は11月6日(日)8時05分にスタート。名古屋・熱田神宮をスタートし、三重・伊勢神宮をフィニッシュとする8区間106.8kmで、27チームによって争われる。 ■シード校(前回上位8校) 駒澤大学   27大会連続29回目 青山学院大学 10大会連続12回目 順天堂大学  6大会連続27回目 國學院大學  8大会連続10回目 東京国際大学 4大会連続4回目 早稲田大学  16大会連続28回目 明治大学   15大会連続16回目 中央大学   2大会連続29回目 ■各地区代表校 <北海道> 札幌学院大学 5大会連続29回目 <東北> 東北大学   3大会連続16回目 <関東> 神奈川大学  4大会ぶり18回目 東洋大学   15大会連続30回目 創価大学   初出場 東海大学   9大会連続35回目 大東文化大学 5大会ぶり43回目 中央学院大学 10大会連続16回目 日本大学   2大会ぶり42回目 <北信越> 新潟大学   3大会ぶり13回目 <東海> 皇學館大学  6大会連続6回目 愛知工業大学 3大会ぶり19回目 <関西> 大阪経済大学 2大会連続24回目 関西学院大学 4大会連続12回目 立命館大学  22大会連続34回目 <中国四国> 環太平洋大学 2大会連続3回目 <九州> 第一工科大学 2大会連続26回目 <オープン> 日本学連選抜チーム 東海学連選抜チーム

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.28

東京世界陸上 マラソン、競歩の交通規制を発表 9月14日、15日午前に銀座、秋葉原などで通行止め

東京2025世界陸上財団は、9月に開催される東京世界選手権におけるマラソンおよび競歩種目の実施に伴い、交通規制についてSNSや公式ホームページで注意を呼びかけている。 大会では、女子マラソンが9月14日(日)、男子マラソ […]

NEWS 来年香港で開催のU20アジア選手権選考要項発表 25年世界トップリストで8位以内など選考対象に

2025.08.28

来年香港で開催のU20アジア選手権選考要項発表 25年世界トップリストで8位以内など選考対象に

日本陸連は8月28日、来年5月に香港で開催されるU20アジア選手権の日本代表選考要項を発表した。 編成方針は、同年夏に開催されるU20世界選手権(米国・ユージン)の「成功を念頭におく」としている。選考基準は、2025年U […]

NEWS 走幅跳・山浦渓斗、前十字靭帯と外側側副靭帯を損傷 世界陸上の出場断念 「強くなって戻ってこようと思います」

2025.08.28

走幅跳・山浦渓斗、前十字靭帯と外側側副靭帯を損傷 世界陸上の出場断念 「強くなって戻ってこようと思います」

8月27日、男子走幅跳で今年の日本選手権を制した山浦渓斗(勝浦ゴルフ倶楽部)が、前十字靭帯および外側側副靭帯の損傷により、9月に開催される東京世界選手権の出場を断念することを自身のSNSで表明した。 24歳の山浦は長野県 […]

NEWS 東京マラソン財団企画「東京マラソンカード」8/29から募集開始!大会出走権などキャンペーン展開、利用額の一部は子供支援活動に

2025.08.28

東京マラソン財団企画「東京マラソンカード」8/29から募集開始!大会出走権などキャンペーン展開、利用額の一部は子供支援活動に

一般財団法人東京マラソン財団は8月28日、東京マラソンのグローバル・マーケティング・パートナーおよびオフィシャル・ペイメント・パートナーであるMastercardと連携し、「東京マラソンカード」を企画することを発表した。 […]

NEWS 東京世界陸上の公式計時務めるセイコーが銀座・明治神宮外苑エリアで体験型イベントを開催!特別企画展やコラボカフェなど

2025.08.28

東京世界陸上の公式計時務めるセイコーが銀座・明治神宮外苑エリアで体験型イベントを開催!特別企画展やコラボカフェなど

セイコーグループ株式会社は8月28日、オフィシャルタイマーを務める東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)に向けて新機材の導入や、体験型イベント開催を発表した。 1987年の第2回ローマ大会から今回の東京まで、19 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top