HOME 国内、大学

2022.10.15

薄田健太郎が1000mで17年ぶり日本新! 賞金100万円も獲得/MDC兵庫
薄田健太郎が1000mで17年ぶり日本新! 賞金100万円も獲得/MDC兵庫

◇ミドルディスタンスサーキット兵庫大会(10月15日/兵庫・神戸総合)

TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT in HYOGO 2022が15日、神戸市の神戸総合運動公園競技場で行われ、男子1000mでは薄田健太郎(筑波大)が2分18秒68の日本新記録で優勝を飾った。

日本選手権優勝者や世界選手権代表選手、7月に福島、9月に東京で行われた予選ラウンドを突破した選手たち10人によるレースとなったファイナルレースは400mを54秒というハイペースに。南スーダン出身で昨年の東京五輪代表のG.アブラハム(阿見AC)が先頭を引っ張るなか、残り200mで栃木国体800m優勝の薄田健太郎(筑波大M2)が逆転。その後もスピードは鈍らず、2位に2秒近い差をつけて快勝した。

これまでの日本記録は小林史和が2005年に樹立した2分19秒65。17年ぶりの記録更新に「日本記録は視野に入れていたので嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った薄田。また、優勝賞金として100万円が贈られ、「友達と旅行に行きたいです。海が好きなので、沖縄に行きたいです」と笑顔を見せた。

神奈川県出身の薄田は大学院2年生。希望ヶ丘高時代にはインターハイ800mで8位入賞した実績を持つ。今年5月の静岡国際800mで1分46秒17の日本歴代5位をマークするなど、今季一気にブレイクした。

2位に入った前田陽向(環太平洋大1)も2分20秒50の好タイムをマーク。U20日本記録を57年ぶりに塗り替えた。

広告の下にコンテンツが続きます

「TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT」は800mや1500mの中距離種目、そして日本の陸上界を盛り上げようと、ロンドン五輪代表の横田真人氏が企画。「みんなで参加して大会を創り上げる」などをテーマに、これまで国内にはなかったかたちの競技会を模索し、昨年の8月から10月にかけて、初めて開催された。音楽や花火などの演出などでレースを盛り上げたほか、トップ選手とファンが気軽に交流できる機会も設けて注目を集めた。優勝者にはトラックレースで国内最高賞金100万円が贈られることでも話題となっている。

◇ミドルディスタンスサーキット兵庫大会(10月15日/兵庫・神戸総合) TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT in HYOGO 2022が15日、神戸市の神戸総合運動公園競技場で行われ、男子1000mでは薄田健太郎(筑波大)が2分18秒68の日本新記録で優勝を飾った。 日本選手権優勝者や世界選手権代表選手、7月に福島、9月に東京で行われた予選ラウンドを突破した選手たち10人によるレースとなったファイナルレースは400mを54秒というハイペースに。南スーダン出身で昨年の東京五輪代表のG.アブラハム(阿見AC)が先頭を引っ張るなか、残り200mで栃木国体800m優勝の薄田健太郎(筑波大M2)が逆転。その後もスピードは鈍らず、2位に2秒近い差をつけて快勝した。 これまでの日本記録は小林史和が2005年に樹立した2分19秒65。17年ぶりの記録更新に「日本記録は視野に入れていたので嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った薄田。また、優勝賞金として100万円が贈られ、「友達と旅行に行きたいです。海が好きなので、沖縄に行きたいです」と笑顔を見せた。 神奈川県出身の薄田は大学院2年生。希望ヶ丘高時代にはインターハイ800mで8位入賞した実績を持つ。今年5月の静岡国際800mで1分46秒17の日本歴代5位をマークするなど、今季一気にブレイクした。 2位に入った前田陽向(環太平洋大1)も2分20秒50の好タイムをマーク。U20日本記録を57年ぶりに塗り替えた。 「TWOLAPS MIDDLE DISTANCE CIRCUIT」は800mや1500mの中距離種目、そして日本の陸上界を盛り上げようと、ロンドン五輪代表の横田真人氏が企画。「みんなで参加して大会を創り上げる」などをテーマに、これまで国内にはなかったかたちの競技会を模索し、昨年の8月から10月にかけて、初めて開催された。音楽や花火などの演出などでレースを盛り上げたほか、トップ選手とファンが気軽に交流できる機会も設けて注目を集めた。優勝者にはトラックレースで国内最高賞金100万円が贈られることでも話題となっている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.12

世界陸連が女性選手参加資格を協議 DSD選手、トランスジェンダー選手の参加ルールを明確化へ

世界陸連(WA)は2月10日、女子選手の参加資格のガイドライン改訂を協議することを発表した。協議期間は2月10日から3月5日まで。 WAでは23年にDSD(性の発達が先天的に非定型的である状態)選手とトランスジェンダー選 […]

NEWS 日本学生女子ハーフに前回Vの野田真理耶、名城大・原田紗希、立命大・土屋舞琴らがエントリー

2025.02.10

日本学生女子ハーフに前回Vの野田真理耶、名城大・原田紗希、立命大・土屋舞琴らがエントリー

日本学連は2月10日、ワールドユニバーシティゲームズ(7月・ドイツ)の代表選考会を兼ねた第28回日本学生女子ハーフマラソン選手権(3月16日/島根・松江)のエントリー選手を発表した。 大会には65人がエントリーし、前回大 […]

NEWS パリ五輪女子砲丸投金のオグンレイェが19m78 走高跳のウ・サンヒョクが今季世界最高2m31/WA室内ツアー

2025.02.10

パリ五輪女子砲丸投金のオグンレイェが19m78 走高跳のウ・サンヒョクが今季世界最高2m31/WA室内ツアー

2月9日、ドイツ・デュッセルドルフで世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのISTAF室内デュッセルドルフが行われ、女子砲丸投ではパリ五輪金メダルのY.オグンレイェ(ドイツ)19m78で優勝した。オグンレイェは現在26歳。 […]

NEWS 女子棒高跳・大坂谷明里が日本歴代10位タイ4m20、小林美月は4m10の自己サードベストタイ

2025.02.10

女子棒高跳・大坂谷明里が日本歴代10位タイ4m20、小林美月は4m10の自己サードベストタイ

2月8日、9日の両日、香川県の観音寺市立総合体育館で第43回香川室内跳躍競技会が行われ、大坂谷明里(園田学園女大)が4m20で優勝。自己記録を5cm更新し、日本歴代10位タイ、学生歴代4位タイにランクインした。 大学4年 […]

NEWS “元陸上部” なにわ男子・西畑大吾さんが大学対校男女混合駅伝の大会アンバサダーに就任 「素直な気持ちをお伝えしたいです」

2025.02.10

“元陸上部” なにわ男子・西畑大吾さんが大学対校男女混合駅伝の大会アンバサダーに就任 「素直な気持ちをお伝えしたいです」

2月16日に、大阪で開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の主催者は、大会アンバサダーになにわ男子・西畑大吾さんが就任したことを発表した。 西畑さんは中学校に陸上部に所属していた陸上経験者。専門は短距離やハードル種目だ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top