2022.09.09
9月8日、チューリッヒ(スイス)でダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルの2日目が開催され、男女26種目で年間チャンピオンが決まった。
女子100mではオレゴン世界選手権金メダルのS.-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)が大会タイ記録の10秒65で優勝。フレイザー・プライスは五輪・世界選手権でリレーを含めると合計22個のメダルを獲得している35歳。今季10秒6台をマークするのは7度目だった。DLでは12年、13年、15年に100mで年間女王に輝いており、今回の優勝は7年ぶり4回目。200mでも13年に年間優勝を飾っている。
このほか、3人の世界記録保持者が貫禄の勝利を飾り、男子棒高跳では東京五輪・オレゴン世界選手権金メダリストのA.デュプランティス(スウェーデン)が6m07に成功。昨年自身が作った大会記録を塗り替えた。女子100mハードルではオレゴン世界選手権で世界記録(12秒12)をマークし金メダルを獲得したT.アムサン(ナイジェリア)が12秒29(-0.3)の大会新V。女子三段跳ではJ.ロハス(ベネズエラ)が15m28(-0.2)で優勝した。
また、今季世界最高が3種目で誕生。男子800mでは東京五輪・オレゴン世界選手権金のE.コリル(ケニア)が1分43秒26で勝ち、3度目の年間チャンピオンとなった。男子1500mはJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が3分29秒02で勝利。女子400mは東京五輪・オレゴン世界選手権銀メダルのM.パウリーノ(ドミニカ共和国)が48秒99でV。自己記録を更新し、ナショナルレコードも樹立した。
最終種目の男子200mではN.ライルズ(米国)が大会新の19秒52(-0.6)で制し、4度目の年間優勝を果たした。
■ダイヤモンドリーグ・ファイナル優勝者(2日目)
・男子
100m T.ブロメル(米国) 9秒94(-0.3)
200m N.ライルズ(米国) 19秒52(-0.6)
400m K.ジェームス(グレナダ) 44秒26
800m E.コリル()ケニア) 1分43秒26
1500m J.インゲブリグトセン(ノルウェー) 3分29秒02
110mH G.ホロウェイ(米国) 13秒02(-1.0)
400mH A.ドス・サントス(ブラジル) 46秒98
3000mSC S.エル・バッカリ(モロッコ) 8分07秒67
棒高跳 A.デュプランティス(スウェーデン) 6m07
走幅跳 M.テントグルー(ギリシャ) 8m42(±0)
三段跳 A.ディアス・ヘルナンデス(キューバ) 17m70(-0.8)
円盤投 K.チェー(スロベニア) 67m10
やり投 N.チョプラ(インド) 88m44
・女子
100m S.-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ) 10秒65(-0.8)
200m S.ジャクソン(ジャマイカ) 21秒80(-0.9)
400m M.パウリーノ(ドミニカ共和国) 48秒99
800m M.モラー(ケニア) 1分57秒63
1500m F.キピエゴン(ケニア) 4分00秒44
100mH T.アムサン(ナイジェリア) 12秒29(-0.3)
400mH F.ボル(オランダ) 53秒03
300mSCV W.ゲタチュ(エチオピア) 9分03秒57
走高跳 Y.マフチフ(ウクライナ) 2m03
走幅跳 I.ヴレタ(セルビア) 6m97(-0.7)
三段跳 Y.ロハス(ベネズエラ) 15m28(-0.2)
円盤投 V.オールマン(米国) 67m77
やり投 K.ウィンガー(米国) 64m98

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