2022.05.30
インターハイの都府県大会が各地で開催され、東海地区(静岡、愛知、岐阜、三重)の各大会が終了した。
三重県大会(5月27日~29日)は、女子100mで樋口七海(四日市商3)が11秒66(+2.0)の県高校新記録で優勝した。2位の清水彩加(四日市商2)も11秒90の好タイムで続き、四日市商がワン・ツー。樋口は200m(24秒29/-1.2)と4×100mリレー(46秒87)も制し、3冠を達成している。
男子110mハードルでは打田快生(皇學館3)が14秒40(+1.2)の大会新記録で優勝、2位にも河北柊真(皇學館3)が入り、皇學館3年生コンビでのワン・ツーフィニッシュとなった。長距離種目を中心に得点を獲得した伊賀白鳳が男子総合優勝。女子総合争いは宇治山田商と松阪商が接戦を繰り広げ、最終種目の4×400mリレーで1位だった宇治山田商が79.5点で制した。
静岡県大会(5月20日~22日)は女子1500mで澤田結弥(浜松市立2)が4分16秒90の静岡県高校新記録で優勝、2位の田島愛理(サレジオ3)も4分23秒88の大会新記録とハイレベルな争いに。澤田は3000mでも9分13秒12で2種目大会新Vだった。
男女短距離は大田琉聖(富士宮西3)と小針陽葉(富士市立1)が、100mと200mのスプリント2種目制覇。女子投てきでは村瀬にこ(浜松工3)が砲丸投(13m71)、円盤投(33m75)、ハンマー投(45m99)で3冠を達成した。男子総合争いは1位~6位が17点差の接戦の中、2位東海大翔洋に1点差で浜松開誠館が勝利。女子総合争いは2位浜松市立との接戦を2点差で制した伊豆中央がそれぞれ頂点に立った。
愛知県大会(5月20日~22日)では、7種目で大会新記録が出る盛況ぶり。女子100mハードルは昨年1年生ながらインターハイで七種競技4位入賞を果たした林美希(中京大中京2)が高校歴代6位タイ、高2歴代最高の13秒46(+1.5)で優勝。女子400mハードルでは夏目紗彩(豊川3)が60秒21の大会新Vだった。
男子100mは10秒52(+0.9)で小島拓真(名古屋大谷3)が女子は11秒78(+1.2)で藏倉みう(中京大中京3)がそれぞれ大会新で制覇。女子は2位でフィニッシュした小松このみ(安城学園3)も11秒82と従来の大会記録を更新した。男子4×400mリレーは豊川が3分12秒86と好記録の大会新記録でインターハイ常連の中京大中京との争いを制し、4×100mリレー(40秒92)に続いて優勝。女子やり投でも堤陽菜(名古屋大谷3)が51m47と2位に10m近い差をつける、大会新記録で制した。
総合争いは男女12種目を制した中京大中京が、圧倒的な強さで11年連続の男女優勝を飾っている。
岐阜県大会(5月20日~22日)では笘篠尚太(県岐阜商3)が100m(10秒73)と200m(21秒39)で男子スプリント種目2冠を成し遂げた。男女やり投げでも好記録が誕生。男子は長尾怜音(市岐阜商3)が60m超え(60m28)の好記録で優勝。女子でも櫻井希美(済美2)が51m51と好記録で2年生ながら県高校記録を更新した。櫻井は円盤投(38m78)でも優勝し、2冠を達成。
済美女子は両リレーを含む全9種目で優勝し、総合争いでも125点を獲得し圧倒的強さで優勝を果たした。また男子総合争いは県岐阜商が短距離、跳躍種目で点数を重ね75.5点で栄冠を勝ち取った。
インターハイ出場を争い行われる東海大会は6月17日~19日に岐阜県岐阜市、岐阜メモリアルセンター長良川陸上競技場にて開催される。

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