2021.11.27
11月28日に行われる第41回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)に向けて、東京五輪代表の5選手が前日会見に臨み、それぞれ本番への意気込みを語った。
3連覇を目指すJP日本郵政グループは1区に抜擢された女子マラソン代表の鈴木亜由子が出席。「(高橋昌彦)監督からは会社創立150周年で、創部8年。1期生は私だけになったけど、これまでさまざまな人がつないでくれたものを1区でつないでほしいと言われ、アップダウンのコースは適性があるとも言われました。それを信じて、積極的にいい流れを作れるようがんばりたい」と力強く話した。
前回2位で初優勝を目指す積水化学の10000m代表・新谷仁美は、「昨年は優勝以外のものを持って帰ることができたけど、今年は優勝を含めた全部のタイトルを持って帰ることが目標」ときっぱり。個人としては、五輪前からメンタル面で不安を抱えた状態が続いていたが、「この大会を前向きになれる1つのきっかけにしたい」と話した。
女子マラソンで8位入賞を果たしたワコールの一山麻緒は、「若い選手たちにすごく勢いがあるのが強み。その勢いをもってみんなでタスキをつなげたら」。自身は、五輪から次の目標に向けて動き出している段階。「身体がついてこないのが現状だけど、今の状態を受け止めながら上げていきたい」とし、3区で「どんな順位で来ても、前だけを見て走ろうと思っている」と語った。
女子5000mに出場したエディオンの萩谷楓は、「走る6人以外にも他の4人も走れる状態に持ってこれている。そこも刺激になるし、本当の意味の全員駅伝を実現できるのではと思っている」。五輪後もトラック、駅伝で好調な走りを見せており、「目標は区間賞。それがチームの上へとつながると思う」と力走を誓う。
女子マラソンで補欠だったダイハツの松田瑞生は5区での出走に向けて、「去年は9位で入賞を逃しているので、8位のシード圏内に入っていても入っていなくても、しっかりと前を追いたい」と話し、「昨年は合宿の時点で6人がほぼ決まる状態だったけど、今年はスタッフが昨日の朝まで迷うほどいい雰囲気で質の高い練習ができた。去年いなかったスーパールーキーの加世田がいることで、大きな刺激になっている」とチーム力の高さを強調した。
レースは12時15分にスタート。TBS系列で生中継される。
【関連記事】
日本郵政G鈴木1区、廣中3区で3連覇狙う 積水化学は最長区間3区に佐藤、新谷を5区へ/クイーンズ駅伝
大会展望JP日本郵政グループが3連覇へ着々、前回2位の積水化学、予選トップの資生堂が追う/クイーンズ駅伝
第41回全日本実業団対抗女子駅伝出場チーム一覧

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.06.21
志學館大が4時間16分37秒88で初出場を決める! 女子は福岡大が出場権獲得/全日本大学駅伝九州地区選考会
◇全日本大学駅伝九州地区選考会(6月21日/福岡大) 第56回全日本大学駅伝九州地区選考会が行われ、志學館大が4時間16分37秒88で初出場を決めた。 広告の下にコンテンツが続きます 強化に着手している志學館大は、すべて […]
2025.06.21
名大がトップ通過で2大会ぶり17回目の本大会へ 岐阜協立大は4大会ぶり/全日本大学駅伝東海選考会
◇全日本大学駅伝東海地区選考会(6月21日/愛知・マルヤス岡崎龍北スタジアム) 第56回全日本大学駅伝東海地区選考会が行われ、名大が2大会ぶり17回目、岐阜協立大が4大会ぶり5回目の本大会出場を決めた。 広告の下にコンテ […]
2025.06.21
やり投・山内愛 地元で笑顔いっぱいのラストスロー「陸上を嫌いなまま終わりたくなかった」覚悟決め、けじめの引退試合
再整備のため移転が決まっている三ツ沢公園陸上競技場で神奈川県選手権が行われた。1951年にオープンしたスタジアムは、神奈川県民にとって特別な場所。中学生から一般選手まで、芝生席には人がいっぱい。招集所が大混雑するのも、こ […]
2025.06.21
ハブズが1500m世界歴代6位3分27秒49! コエチはU20世界新3分27秒72 女子3000m障害チェロチは3戦3勝/DLパリ
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第8戦「ミーティング・ド・パリ」が6月21日、フランスで行われ、男子1500mではA.ハブズ(フランス)が今季世界最高、世界歴代6位の3分27秒49で優勝した。 ハブズは現在 […]
2025.06.21
編集部コラム「暑ければ暑いほど熱いけど」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会