2019.09.27
【スペシャルコラム】
ドーハの喜劇!?
現地取材編集者の徒然滞在記

まもなく、ドーハ世界選手権が開幕します!
世界の超人たちが繰り広げる激闘、その超人たちに挑むにチームジャパンの熱戦の模様は、いつもより発売日が早い11月号(10月12日発売)で余すところなくお伝えします!
でも、誌面には限りがあるので、載せたくても載せられないことが山ほどある!!
ということで、ここでは現地取材を担当します私、小川雅生が誌面では紹介しきれないようなネタ、大会の裏側や現地の〝今〟をちょっとだけ(不定期に、可能な範囲で、無理なく、できれば)お届けしてみましょう。
題して…「ドーハの喜劇!? 現地取材編集者の徒然滞在記」
Vol.① ドーハの現地ネタ&準備万端のスタジアム
日本を25日午前1時前に出発し、ドーハには25日午前6時半頃に到着(時差6時間)。荷物を受け取って空港の外に出ると、ウワサ通りのやつが待っていました。
蒸し暑っっっ!!
朝なのに、すでに日本の真夏の日中のような蒸し暑さ。湿度は日本以上かもしれません。桐生祥秀選手が「ドライヤーをかけられているよう」と言っていましたが、まさにそんな感じです。時折吹く風は……、心地良くない。むしろ、さらに暑い……。
組織委員会の車でホテルへ。早朝なのでチェックインはできず。荷物を預け、ひとまずは女子マラソン、男子走幅跳、男子100mの事前会見に向かいました。
選手たちのコメントは、Twitter(月陸Twitter)でお届けした通り。
暑さを警戒しつつも、各選手とも自分の力を出しきることに集中している様子がうかがえました。世界大会ではもっとも難しいことではありますが、それぞれの目標達成に向けてがんばってほしいです!
その後、再びホテルに戻って昼食を摂った後は、今度はカリーファ・スタジアムへ(月陸内では「ハリファ・スタジアム」と表記していましたが、現地の人の発音では「カリーファ」だったので、ここではそれに合わせたいと思います)。
移動はすべてタクシーでしたが、車内から景色を見ると、遠くがかすんでいます。2022年にサッカーW杯開催を控え、町中が工事だらけ。その粉塵の影響が大きいんだと思いますが、スモッグと言ってもいいレベル。
さらに、町を歩く人は非常に少なく、多くが車で移動。なので、通勤や帰宅の時間帯はあちこちで渋滞が起きるようです。排気ガスも結構なものですね。
IDカードを受け取り、あれこれ情報を仕入れるために、まずはメディアセンターへ。外の熱波がウソのように快適……ていうか寒いぐらいに冷房が効いています。
国際線の機内もいつも寒いですが、メディアセンターも、どの大会でも冷房ガンガン。その対策はバッチリしてきましたが、外との気温差は20度ぐらいはあるでしょうか。
ただ、いつもとの大きな違いがあります。
それは……
スタジアム内も涼しいということ!!
というわけで、いよいよスタジアムの中へ突入(前日まではだいたい、メディアもトラック内に入れます)してみると、めちゃくちゃ快適です。
同じスタジアムで開催された4月のアジア選手権の時にも話題になりましたが、スタンドの各階の壁に〝エアコン〟が設置されていて、熱波を追い払うほどの冷気を送り込んでいます。
とはいえ、トラック内はそれほど風を感じませんでした。いったいどんな仕組みなのか? ただ、日が暮れるとさすがに暑さも和らぐのですが、同じ勢いでスタジアムを冷やしていると……想像するだけで若干寒気がしてきました。
選手たちも、この寒さとの戦いに注意を払っています。ウォーミングアップ場には空調設備はないので、アップは熱波の中でやらざるを得ません。室内練習場もあるそうですが、入れる人数は限られるでしょう。
でも、スタジアムの中は涼しくなります。。おそらく、コールルームなども冷房がキンキンというのが想像できるので、アップから試合までに身体を冷やさないことも、勝負を左右するポイントになるかもしれませんね。
テレビ解説で現地入りしていたコーチに話を聞くと、アジア選手権の時は日が暮れるとかなり涼しかったそうです。だから、ウォーミングアップも問題なかったとのこと。アジア選手権を経験した人たちは、あの時とまた違ったドーハを味わうことになりそうです。
トラックの硬さはどうでしょう? 同じコーチがトラックを少し走っていたので感触を聞いてみると、「硬い」とのこと。別のコーチにも聞いてみると、「表面は軟らかいけど、中は硬い」そうです。高速トラックのようで、好記録への期待が高まります。
一方で身体へのダメージも相当ありそうなので、ラウンドごとにいかに疲労を抜いていけるかも重要なポイントになりそうです。
というわけで、プレス席の位置や、プレス席から選手の取材をするミックスゾーンへの導線などをチェックした後、ホテルへ戻りました。
スタジアムの真横にそびえたつ、聖火リレーで使うトーチのような形をしたホテル「トーチ・ドーハ」に圧倒されつつ、27日から始まる10日間の熱戦が待ち遠しくなりました。
ちなみに、ホテル近くにはレストラン、スーパーがたくさんあり、ほとんどが深夜まで営業。24時間営業のところもあるので、どんなに遅くなっても食事の心配はなさそうです。
しかも安い! 現地通貨のカタール・リヤル(QAR)は、1QARでおよそ30円程度。スーパーでペットボトルの水と缶ジュース、夜食用にパン1個を買ったら、なんと5QAR。安い!
日本時間の本日夜からいよいよ開幕。大会取材をしながらなので、次はいつどんな内容になるかわかりませんが……取材に影響が出ない程度に現地の雰囲気を綴っていきたいと思います!
文/小川雅生
まもなく、ドーハ世界選手権が開幕します!
世界の超人たちが繰り広げる激闘、その超人たちに挑むにチームジャパンの熱戦の模様は、いつもより発売日が早い11月号(10月12日発売)で余すところなくお伝えします!
でも、誌面には限りがあるので、載せたくても載せられないことが山ほどある!!
ということで、ここでは現地取材を担当します私、小川雅生が誌面では紹介しきれないようなネタ、大会の裏側や現地の〝今〟をちょっとだけ(不定期に、可能な範囲で、無理なく、できれば)お届けしてみましょう。
題して…「ドーハの喜劇!? 現地取材編集者の徒然滞在記」
ドーハ世界選手権関連情報をまとめたものはこちら
Vol.① ドーハの現地ネタ&準備万端のスタジアム
日本を25日午前1時前に出発し、ドーハには25日午前6時半頃に到着(時差6時間)。荷物を受け取って空港の外に出ると、ウワサ通りのやつが待っていました。 蒸し暑っっっ!! 朝なのに、すでに日本の真夏の日中のような蒸し暑さ。湿度は日本以上かもしれません。桐生祥秀選手が「ドライヤーをかけられているよう」と言っていましたが、まさにそんな感じです。時折吹く風は……、心地良くない。むしろ、さらに暑い……。 組織委員会の車でホテルへ。早朝なのでチェックインはできず。荷物を預け、ひとまずは女子マラソン、男子走幅跳、男子100mの事前会見に向かいました。 選手たちのコメントは、Twitter(月陸Twitter)でお届けした通り。 暑さを警戒しつつも、各選手とも自分の力を出しきることに集中している様子がうかがえました。世界大会ではもっとも難しいことではありますが、それぞれの目標達成に向けてがんばってほしいです! [caption id="attachment_4658" align="aligncenter" width="300"]
世界中の記者たちが集まるメディアセンターは体育館を使用。スタンドもそのままなので仕事ぶりを観戦可能!?[/caption]
その後、再びホテルに戻って昼食を摂った後は、今度はカリーファ・スタジアムへ(月陸内では「ハリファ・スタジアム」と表記していましたが、現地の人の発音では「カリーファ」だったので、ここではそれに合わせたいと思います)。
移動はすべてタクシーでしたが、車内から景色を見ると、遠くがかすんでいます。2022年にサッカーW杯開催を控え、町中が工事だらけ。その粉塵の影響が大きいんだと思いますが、スモッグと言ってもいいレベル。
さらに、町を歩く人は非常に少なく、多くが車で移動。なので、通勤や帰宅の時間帯はあちこちで渋滞が起きるようです。排気ガスも結構なものですね。
[caption id="attachment_4656" align="aligncenter" width="300"]
町のあちこちで工事、工事、工事……。サッカーW杯に向けてドーハは進化を続けています[/caption]
IDカードを受け取り、あれこれ情報を仕入れるために、まずはメディアセンターへ。外の熱波がウソのように快適……ていうか寒いぐらいに冷房が効いています。
国際線の機内もいつも寒いですが、メディアセンターも、どの大会でも冷房ガンガン。その対策はバッチリしてきましたが、外との気温差は20度ぐらいはあるでしょうか。
ただ、いつもとの大きな違いがあります。
それは……
スタジアム内も涼しいということ!!
というわけで、いよいよスタジアムの中へ突入(前日まではだいたい、メディアもトラック内に入れます)してみると、めちゃくちゃ快適です。
[caption id="attachment_4652" align="aligncenter" width="300"]
カリーファ・スタジアムに潜入!![/caption]
同じスタジアムで開催された4月のアジア選手権の時にも話題になりましたが、スタンドの各階の壁に〝エアコン〟が設置されていて、熱波を追い払うほどの冷気を送り込んでいます。
とはいえ、トラック内はそれほど風を感じませんでした。いったいどんな仕組みなのか? ただ、日が暮れるとさすがに暑さも和らぐのですが、同じ勢いでスタジアムを冷やしていると……想像するだけで若干寒気がしてきました。
選手たちも、この寒さとの戦いに注意を払っています。ウォーミングアップ場には空調設備はないので、アップは熱波の中でやらざるを得ません。室内練習場もあるそうですが、入れる人数は限られるでしょう。
[caption id="attachment_4653" align="aligncenter" width="300"]
〝エアコン完備のスタンド〟[/caption]
でも、スタジアムの中は涼しくなります。。おそらく、コールルームなども冷房がキンキンというのが想像できるので、アップから試合までに身体を冷やさないことも、勝負を左右するポイントになるかもしれませんね。
テレビ解説で現地入りしていたコーチに話を聞くと、アジア選手権の時は日が暮れるとかなり涼しかったそうです。だから、ウォーミングアップも問題なかったとのこと。アジア選手権を経験した人たちは、あの時とまた違ったドーハを味わうことになりそうです。
トラックの硬さはどうでしょう? 同じコーチがトラックを少し走っていたので感触を聞いてみると、「硬い」とのこと。別のコーチにも聞いてみると、「表面は軟らかいけど、中は硬い」そうです。高速トラックのようで、好記録への期待が高まります。
一方で身体へのダメージも相当ありそうなので、ラウンドごとにいかに疲労を抜いていけるかも重要なポイントになりそうです。
[caption id="attachment_4654" align="aligncenter" width="300"]
高速トラックで好記録の予感?[/caption]
[caption id="attachment_4655" align="aligncenter" width="300"]
選手たちの〝声〟を聞く場所「ミックスゾーン」[/caption]
というわけで、プレス席の位置や、プレス席から選手の取材をするミックスゾーンへの導線などをチェックした後、ホテルへ戻りました。
スタジアムの真横にそびえたつ、聖火リレーで使うトーチのような形をしたホテル「トーチ・ドーハ」に圧倒されつつ、27日から始まる10日間の熱戦が待ち遠しくなりました。
[caption id="attachment_4650" align="aligncenter" width="225"]
カリーファ・スタジアムの横にそびえ立つ高級ホテル「トーチ・ドーハ」[/caption]
ちなみに、ホテル近くにはレストラン、スーパーがたくさんあり、ほとんどが深夜まで営業。24時間営業のところもあるので、どんなに遅くなっても食事の心配はなさそうです。
しかも安い! 現地通貨のカタール・リヤル(QAR)は、1QARでおよそ30円程度。スーパーでペットボトルの水と缶ジュース、夜食用にパン1個を買ったら、なんと5QAR。安い!
日本時間の本日夜からいよいよ開幕。大会取材をしながらなので、次はいつどんな内容になるかわかりませんが……取材に影響が出ない程度に現地の雰囲気を綴っていきたいと思います!
文/小川雅生 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.02.10
廣中璃梨佳がアジアクロカンをケガのため辞退 アジア室内に続いて
-
2026.02.10
-
2026.02.09
-
2026.02.04
-
2026.02.08
-
2026.02.07
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
-
2026.01.12
Latest articles 最新の記事
2026.02.10
平和真が現役引退「多くの方に支えていただいた」世界ジュニア代表、IH日本人トップ、早大でも活躍
男子長距離の平和真(花王)が自身のSNSを更新し、今季限りでの現役引退を発表した。 愛知県出身の31歳。高校から本格的に陸上を始め、名門・豊川工高のエースとして活躍し、3年時には5000mで13分55秒64を出し、世界ジ […]
2026.02.10
廣中璃梨佳がアジアクロカンをケガのため辞退 アジア室内に続いて
日本陸連は2月10日、アジアクロスカントリー選手権の女子10km日本代表だった廣中璃梨佳(日本郵政グループ)の辞退を発表した。 「左大腿部骨膜炎によりコンディションが整わないため」が理由。これによる代表選手の追加や入れ替 […]
2026.02.10
日本学生ハーフ女子に名城大・村岡美玖、大東大・蔦野萌々香らエントリー
日本学生陸上競技連合は2月10日、第29回日本学生女子ハーフマラソンのエントリー選手を発表した。 5000mで15分44秒32を持つ村岡美玖(名城大3)や、大学女子駅伝で2位が続く大東大の蔦野萌々香(大東大3)、昨年の九 […]
2026.02.10
今季に燃える「阿見アスリートクラブ SHARKS」トリオ 楠と飯島はアジア大会出場、アブラハムはアフリカ選手権優勝が目標
日本唯一の中距離プロアスリートチーム「阿見アスリートクラブ SHARKS」の楠康成、飯島陸斗、グエム・アブラハの3選手が2月9日、都内で行われたイベントで今年の目標などを話した。 2026年は秋に名古屋で開催されるアジア […]
Latest Issue
最新号
2026年2月号 (1月14日発売)
EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝