◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)3日目
第90回日本インカレ3日目・女子3000m障害は、大会記録保持者の吉村玲美(大東大3)が日本歴代2位となる9分41秒43の日本学生記録を樹立して3連覇を達成した。
吉村は2周目に入った500m過ぎから独走態勢を築くと、1000m3分11秒、2000m6分27秒と快調なペースを刻んでいく。最後は苦しい表情を浮かべながらも再びペースを上げ、昨年自身が打ち立てた大会記録(9分55秒34)だけでなく、今年6月の日本選手権でマークした自己記録(9分45秒52)、2016年に高見澤安珠(松山大)が樹立した学生記録9分44秒22を上回った。
「フィニッシュして涙が出たのは初めて。学生記録を塗り替えることを第一に考えていたのでとてもうれしいです。でも、もうちょっとがんばれば(9分)40秒を切れたかもしれないので、少し悔しさも残りますね」
神奈川・白鵬女高3年時の日本選手権で10分07秒48の高校新記録を打ち立てて以降、同世代ではずば抜けた存在だった。大東大に進学した2019年には日本選手権を制し、同年のドーハ世界選手権にも出場。以降は日本の上位戦線を牽引し続けてきた。
ところが、今年は同世代の山中柚乃(愛媛銀行)が台頭。日本選手権のタイトルだけでなく、自身がつかめなかった東京五輪の出場権も許すかたちとなり、「このままではダメだ」と意識を変えた。
練習の質を上げるだけでなく、ウエイト器具を用いての筋力トレーニングにも注力。体重は変わらずに腕、脚、腹筋などの筋力量が増したことでフォームの改善につながり、今回の記録更新につなげた。
「前の自己ベストは山中さんと競り合ってのもの。今回は自分でレースを作ってのタイムなので自信になりました」と自身も成長を実感しているようだ。
今後は駅伝シーズンへ向かうことになるが、個人としては来年の世界選手権、ワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)を視野に入れて取り組んでいく。
「このタイムでは世界で戦うのは難しい。日本記録(9分33秒93)を超えないと勝負できないと思うので、そのために1500mや5000mなどの走力を上げていきたいです」
3度目の日本インカレ制覇をステップに、吉村は再び世界へ羽ばたいていくつもりだ。
◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)3日目
第90回日本インカレ3日目・女子3000m障害は、大会記録保持者の吉村玲美(大東大3)が日本歴代2位となる9分41秒43の日本学生記録を樹立して3連覇を達成した。
吉村は2周目に入った500m過ぎから独走態勢を築くと、1000m3分11秒、2000m6分27秒と快調なペースを刻んでいく。最後は苦しい表情を浮かべながらも再びペースを上げ、昨年自身が打ち立てた大会記録(9分55秒34)だけでなく、今年6月の日本選手権でマークした自己記録(9分45秒52)、2016年に高見澤安珠(松山大)が樹立した学生記録9分44秒22を上回った。
「フィニッシュして涙が出たのは初めて。学生記録を塗り替えることを第一に考えていたのでとてもうれしいです。でも、もうちょっとがんばれば(9分)40秒を切れたかもしれないので、少し悔しさも残りますね」
神奈川・白鵬女高3年時の日本選手権で10分07秒48の高校新記録を打ち立てて以降、同世代ではずば抜けた存在だった。大東大に進学した2019年には日本選手権を制し、同年のドーハ世界選手権にも出場。以降は日本の上位戦線を牽引し続けてきた。
ところが、今年は同世代の山中柚乃(愛媛銀行)が台頭。日本選手権のタイトルだけでなく、自身がつかめなかった東京五輪の出場権も許すかたちとなり、「このままではダメだ」と意識を変えた。
練習の質を上げるだけでなく、ウエイト器具を用いての筋力トレーニングにも注力。体重は変わらずに腕、脚、腹筋などの筋力量が増したことでフォームの改善につながり、今回の記録更新につなげた。
「前の自己ベストは山中さんと競り合ってのもの。今回は自分でレースを作ってのタイムなので自信になりました」と自身も成長を実感しているようだ。
今後は駅伝シーズンへ向かうことになるが、個人としては来年の世界選手権、ワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)を視野に入れて取り組んでいく。
「このタイムでは世界で戦うのは難しい。日本記録(9分33秒93)を超えないと勝負できないと思うので、そのために1500mや5000mなどの走力を上げていきたいです」
3度目の日本インカレ制覇をステップに、吉村は再び世界へ羽ばたいていくつもりだ。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.06.03
ニューイヤー駅伝統一予選会の開催地が愛知・田原に決定!27年秋からスタート予定
2026.06.03
24年世界室内走幅跳銅メダル・マクレオドが2年間の資格停止 3度の居場所情報申告違反
-
2026.06.01
-
2026.06.01
2026.05.28
清水空跳がIH石川県大会を欠場 U20世界選手権を見据え、日本選手権目指す
-
2026.05.29
-
2026.05.30
2026.05.13
ユニクロ女子陸上競技部が新ユニフォームを発表! 東日本実業団選手権から着用予定
Latest articles 最新の記事
2026.06.03
【男子100m】目野惺大(MINTTOKYO・中1福岡)が11秒01! 28年ぶりに中1最高記録更新
久留米市中学総体が6月3日に、福岡県の久留米総合スポーツセンター陸上競技場で行われ、男子1年100mでは目野惺大(MINTTOKYO・中1)が中1最高記録の11秒01(+1.8)で優勝を飾った。 目野は小学6年生だった今 […]
2026.06.03
ニューイヤー駅伝統一予選会の開催地が愛知・田原に決定!27年秋からスタート予定
日本実業団連合は6月3日、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の統一予選会開催地が愛知県田原市に決まったことを発表した。 同連合はニューイヤー駅伝の活性化をはじめとした“駅伝改革”の一環で、「シード制導入」と「統一予 […]
2026.06.03
24年世界室内走幅跳銅メダル・マクレオドが2年間の資格停止 3度の居場所情報申告違反
世界陸連の独立不正調査機関「アスレティックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は6月2日、男子走幅跳のC.マクレオド(ジャマイカ)に対し、ドーピング規則の居場所情報関連義務違反のため2年間の資格停止処分を科すことを発 […]
2026.06.02
「3日間くらいは食事も…」800m久保凛 涙の社会デビューから巻き返したプロ意識と仲間のサポート
5月30日の世田谷の競技場。日本グランプリシリーズ・MDCの男子800mで落合晃(駒大)が日本新を出すレースを見ながら「おちあーい!!!」と笑顔で大声を出して応援していたのが久保凛(積水化学)だった。1学年違うため、“先 […]
2026.06.02
砲丸投・後藤大晴が北海道学生新! 男子100m石田蕉也はV2 総合は史上初めて北大が男女同時V/北海道IC
◇第78回北海道インカレ(5月29~31日/札幌厚別公園競技場) 北海道インカレが行われ、男子砲丸投で後藤大晴(北翔大)が15m43の北海道学生新記録で優勝を飾った。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年の北日本インカレ […]
Latest Issue
最新号
2026年6月号 (5月14日発売)
落合晃&丸山優真が日本新
26春 学生長距離勢力図