HOME 国内、大学

2021.09.19

19年世界選手権3000mSC代表・吉村玲美が9分41秒43の学生新で貫禄の3連覇!/日本IC
19年世界選手権3000mSC代表・吉村玲美が9分41秒43の学生新で貫禄の3連覇!/日本IC

◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)3日目

第90回日本インカレ3日目・女子3000m障害は、大会記録保持者の吉村玲美(大東大3)が日本歴代2位となる9分41秒43の日本学生記録を樹立して3連覇を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

吉村は2周目に入った500m過ぎから独走態勢を築くと、1000m3分11秒、2000m6分27秒と快調なペースを刻んでいく。最後は苦しい表情を浮かべながらも再びペースを上げ、昨年自身が打ち立てた大会記録(9分55秒34)だけでなく、今年6月の日本選手権でマークした自己記録(9分45秒52)、2016年に高見澤安珠(松山大)が樹立した学生記録9分44秒22を上回った。

「フィニッシュして涙が出たのは初めて。学生記録を塗り替えることを第一に考えていたのでとてもうれしいです。でも、もうちょっとがんばれば(9分)40秒を切れたかもしれないので、少し悔しさも残りますね」

神奈川・白鵬女高3年時の日本選手権で10分07秒48の高校新記録を打ち立てて以降、同世代ではずば抜けた存在だった。大東大に進学した2019年には日本選手権を制し、同年のドーハ世界選手権にも出場。以降は日本の上位戦線を牽引し続けてきた。

ところが、今年は同世代の山中柚乃(愛媛銀行)が台頭。日本選手権のタイトルだけでなく、自身がつかめなかった東京五輪の出場権も許すかたちとなり、「このままではダメだ」と意識を変えた。

練習の質を上げるだけでなく、ウエイト器具を用いての筋力トレーニングにも注力。体重は変わらずに腕、脚、腹筋などの筋力量が増したことでフォームの改善につながり、今回の記録更新につなげた。

「前の自己ベストは山中さんと競り合ってのもの。今回は自分でレースを作ってのタイムなので自信になりました」と自身も成長を実感しているようだ。

今後は駅伝シーズンへ向かうことになるが、個人としては来年の世界選手権、ワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)を視野に入れて取り組んでいく。

「このタイムでは世界で戦うのは難しい。日本記録(9分33秒93)を超えないと勝負できないと思うので、そのために1500mや5000mなどの走力を上げていきたいです」

3度目の日本インカレ制覇をステップに、吉村は再び世界へ羽ばたいていくつもりだ。

◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)3日目 第90回日本インカレ3日目・女子3000m障害は、大会記録保持者の吉村玲美(大東大3)が日本歴代2位となる9分41秒43の日本学生記録を樹立して3連覇を達成した。 吉村は2周目に入った500m過ぎから独走態勢を築くと、1000m3分11秒、2000m6分27秒と快調なペースを刻んでいく。最後は苦しい表情を浮かべながらも再びペースを上げ、昨年自身が打ち立てた大会記録(9分55秒34)だけでなく、今年6月の日本選手権でマークした自己記録(9分45秒52)、2016年に高見澤安珠(松山大)が樹立した学生記録9分44秒22を上回った。 「フィニッシュして涙が出たのは初めて。学生記録を塗り替えることを第一に考えていたのでとてもうれしいです。でも、もうちょっとがんばれば(9分)40秒を切れたかもしれないので、少し悔しさも残りますね」 神奈川・白鵬女高3年時の日本選手権で10分07秒48の高校新記録を打ち立てて以降、同世代ではずば抜けた存在だった。大東大に進学した2019年には日本選手権を制し、同年のドーハ世界選手権にも出場。以降は日本の上位戦線を牽引し続けてきた。 ところが、今年は同世代の山中柚乃(愛媛銀行)が台頭。日本選手権のタイトルだけでなく、自身がつかめなかった東京五輪の出場権も許すかたちとなり、「このままではダメだ」と意識を変えた。 練習の質を上げるだけでなく、ウエイト器具を用いての筋力トレーニングにも注力。体重は変わらずに腕、脚、腹筋などの筋力量が増したことでフォームの改善につながり、今回の記録更新につなげた。 「前の自己ベストは山中さんと競り合ってのもの。今回は自分でレースを作ってのタイムなので自信になりました」と自身も成長を実感しているようだ。 今後は駅伝シーズンへ向かうことになるが、個人としては来年の世界選手権、ワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)を視野に入れて取り組んでいく。 「このタイムでは世界で戦うのは難しい。日本記録(9分33秒93)を超えないと勝負できないと思うので、そのために1500mや5000mなどの走力を上げていきたいです」 3度目の日本インカレ制覇をステップに、吉村は再び世界へ羽ばたいていくつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.07.15

1万m・女子は松田瑞生V、男子は小池莉希が日本人トップ 1500m漆畑徳輝は自己新/ホクレンDC深川

◇ホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・深川大会(7月15日) 中長距離に特化したシリーズのホクレンDC第4戦が行われ、女子10000mは松田瑞生(ダイハツ)が33分03秒58で優勝を飾った。 広告の下にコンテンツが続き […]

NEWS 29年国スポ開催地が群馬に正式決定 31年は奈良が内定

2026.07.15

29年国スポ開催地が群馬に正式決定 31年は奈良が内定

日本スポーツ協会は7月15日、都内で理事会を開き、2029年(令和11年)の第83回国民スポーツ大会(国スポ)の開催地を群馬県とすることを決定した。また、2031年(令和14年)の第85回大会の開催地として奈良県が内定し […]

NEWS 塩見綾乃が1500mで4分11秒12の自己新!「持久系を強化してきた」800m1分台へ弾み/ホクレンDC深川

2026.07.15

塩見綾乃が1500mで4分11秒12の自己新!「持久系を強化してきた」800m1分台へ弾み/ホクレンDC深川

◇ホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・深川大会(7月15日) 中長距離に特化したシリーズのホクレンDC第4戦が行われ、女子1500mAはエカラレ・マーガレット(豊田自動織機)が4分10秒49で優勝した。 広告の下にコン […]

NEWS 【Team Close-up/東海大学】 トラックシーズンに快進撃、駅伝シーズンに向けて大きな弾み
PR

2026.07.15

【Team Close-up/東海大学】 トラックシーズンに快進撃、駅伝シーズンに向けて大きな弾み

2019年に正月の学生駅伝を制するなど学生三大駅伝で7度の優勝を誇る東海大学。2021年度以降は駅伝でシード権に届かず不遇の日々を送ってきたものの、今季はヘッドコーチから昇格した西出仁明駅伝監督による新体制のなか春先から […]

NEWS 福井ナイトゲームズ100mにサニブラウン、桐生、栁田、山縣ら 200mに鵜澤、中島、豪華なスプリントハードル

2026.07.15

福井ナイトゲームズ100mにサニブラウン、桐生、栁田、山縣ら 200mに鵜澤、中島、豪華なスプリントハードル

日本グランプリシリーズのAthlete Night Games in FUKUIの7月15日時でのエントリーリストが公開されている。 男子100mには、舞台となる福井県営陸上競技場の愛称「9.98スタジアム」の由来となっ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年8月号 (7月14日発売)

2026年8月号 (7月14日発売)

別冊付録 IH観戦ガイド
アジア大会代表一覧

page top