【月陸NEWS】
全国高校選抜
トップ選手の新たな才能を発見?
インターハイで活躍した選手も続々参戦
「第7回全国高校選抜~サマーチャレンジカップ~」(日本陸連主催)が8月31日、9月1日の両日、大阪市のヤンマーフィールド長居で行われる。
この大会はインターハイ種目(大半が五輪種目とも共通)とは違う特殊種目を多く実施している。種目間トランスファー(転向)をテーマに掲げており、優秀な選手が専門外種目に挑戦する機会を提供することが目的で、新たな可能性を探るためだ。
また、専門種目に必要な能力を考慮した専門外種目での参加標準記録を設定すること(たとえば、女子棒高跳に出場するためには、棒高跳3m00以上の記録を持っている上で、100m12秒95か走幅跳5m00のいずれかの記録を達成することが条件)によって、競技者としての視野を広げ、シニアにつながる普及・強化を図ることを目指している。
実施種目は次の通り。
■男子10種目。
・スプリントトライアスロン(60m、150m、300m)、
・600m
・3000m
・110mミドルハードル(高さ91.4cm)
・300mハードル
・2000m障害
・3000m競歩(ピットレーン導入)
・二段跳(「踏切右脚→右脚→着地」または「踏切左脚→左脚→着地」)
・砲丸投(回転投法限定)
・五種競技(100m、走幅跳、砲丸投、走高跳・400m)
■女子12種目
・スプリントトライアスロン(60m、150m、300m)
・600m
・2000m
・100mユースハードル(高さ76.2cm、インターバル8.5m)
・300mハードル
・2000m障害
・3000m競歩(ピットレーン導入)
・四段跳(「踏切右脚→右脚→右脚→左脚→着地」または「踏切左脚→左脚→左脚→右脚→着地」)
・棒高跳
・砲丸投(回転投法限定)
・ハンマー投
・四種競技(100mハードル、走高跳、砲丸投、200m)
沖縄インターハイで活躍した選手も参戦予定で、中でも男子400mハードルで2連覇を果たした、日本陸連のダイヤモンドアスリート・出口晴翔は3種目(スプリントトライアスロン、600m、300mハードル)にエントリーしている。とくに男子300mハードルでは、高校最高記録36秒17の更新に注目が集まりそうだ。
このほかのインターハイ優勝者では、400mハードルの津川瑠衣(八王子3東京)が300mハードルに、女子走幅跳の北田莉亜(摂津3大阪)と女子三段跳の小寺波音(至学館3愛知)が四段跳に、女子七種競技の田中友梨(至学館3愛知)が四種競技に出場する予定だ。また、男子走高跳優勝の江頭亮(大塚3大阪)は五種競技にエントリーしている。
また、沖縄インターハイでハイレベルなレースを演じた女子短距離からは、100m6位・200m3位の井戸アビゲイル風果(至学館3愛知)がスプリントトライアスロンに名を連ねている。
井戸はこの冬に行われた日本代表の女子リレープロジェクトにおいて、4×400mの第1期代表候補選手に選ばれるなど、ショートからロングまでスプリント力はいずれも高い。前回、臼井文音(立命館慶祥・北海道/現・立命大)の出した優勝得点3114点を上回ることができるか。
なお、今回の入賞者はU20・U18日本選手権(10月18日~20日/エディオンスタジアム広島)の出場権が得られる(種目によって出場枠が異なる)。
インターハイとは違った種目で、高校生がどんなレース、試技を繰り広げるだろうか。高校トップレベルの専門種目とは違った別の才能を見ることができるかもしれない。
沖縄インターハイ男子400mHで2連覇した出口晴翔(東福岡3)[/caption]
「第7回全国高校選抜~サマーチャレンジカップ~」(日本陸連主催)が8月31日、9月1日の両日、大阪市のヤンマーフィールド長居で行われる。
この大会はインターハイ種目(大半が五輪種目とも共通)とは違う特殊種目を多く実施している。種目間トランスファー(転向)をテーマに掲げており、優秀な選手が専門外種目に挑戦する機会を提供することが目的で、新たな可能性を探るためだ。
また、専門種目に必要な能力を考慮した専門外種目での参加標準記録を設定すること(たとえば、女子棒高跳に出場するためには、棒高跳3m00以上の記録を持っている上で、100m12秒95か走幅跳5m00のいずれかの記録を達成することが条件)によって、競技者としての視野を広げ、シニアにつながる普及・強化を図ることを目指している。
実施種目は次の通り。
■男子10種目。
・スプリントトライアスロン(60m、150m、300m)、
・600m
・3000m
・110mミドルハードル(高さ91.4cm)
・300mハードル
・2000m障害
・3000m競歩(ピットレーン導入)
・二段跳(「踏切右脚→右脚→着地」または「踏切左脚→左脚→着地」)
・砲丸投(回転投法限定)
・五種競技(100m、走幅跳、砲丸投、走高跳・400m)
■女子12種目
・スプリントトライアスロン(60m、150m、300m)
・600m
・2000m
・100mユースハードル(高さ76.2cm、インターバル8.5m)
・300mハードル
・2000m障害
・3000m競歩(ピットレーン導入)
・四段跳(「踏切右脚→右脚→右脚→左脚→着地」または「踏切左脚→左脚→左脚→右脚→着地」)
・棒高跳
・砲丸投(回転投法限定)
・ハンマー投
・四種競技(100mハードル、走高跳、砲丸投、200m)
沖縄インターハイで活躍した選手も参戦予定で、中でも男子400mハードルで2連覇を果たした、日本陸連のダイヤモンドアスリート・出口晴翔は3種目(スプリントトライアスロン、600m、300mハードル)にエントリーしている。とくに男子300mハードルでは、高校最高記録36秒17の更新に注目が集まりそうだ。
このほかのインターハイ優勝者では、400mハードルの津川瑠衣(八王子3東京)が300mハードルに、女子走幅跳の北田莉亜(摂津3大阪)と女子三段跳の小寺波音(至学館3愛知)が四段跳に、女子七種競技の田中友梨(至学館3愛知)が四種競技に出場する予定だ。また、男子走高跳優勝の江頭亮(大塚3大阪)は五種競技にエントリーしている。
また、沖縄インターハイでハイレベルなレースを演じた女子短距離からは、100m6位・200m3位の井戸アビゲイル風果(至学館3愛知)がスプリントトライアスロンに名を連ねている。
井戸はこの冬に行われた日本代表の女子リレープロジェクトにおいて、4×400mの第1期代表候補選手に選ばれるなど、ショートからロングまでスプリント力はいずれも高い。前回、臼井文音(立命館慶祥・北海道/現・立命大)の出した優勝得点3114点を上回ることができるか。
[caption id="attachment_4158" align="aligncenter" width="200"]
沖縄インターハイ女子200m3位の井戸アビゲイル風果(至学館3愛知)[/caption]
なお、今回の入賞者はU20・U18日本選手権(10月18日~20日/エディオンスタジアム広島)の出場権が得られる(種目によって出場枠が異なる)。
インターハイとは違った種目で、高校生がどんなレース、試技を繰り広げるだろうか。高校トップレベルの専門種目とは違った別の才能を見ることができるかもしれない。
大会の詳細は日本陸連のサイト
スタートリスト
特殊種目の高校最高記録 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.03
三菱重工が8年ぶり優勝!クラフティア、黒崎播磨との三つ巴アンカー決戦制す/九州実業団駅伝
-
2025.11.03
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.03
三菱重工が8年ぶり優勝!クラフティア、黒崎播磨との三つ巴アンカー決戦制す/九州実業団駅伝
◇第62回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分・佐伯中央病院陸上競技場~佐伯市屋内運動広場特設コース:7区間89.3km) ニューイヤー駅伝の出場権を懸けた第62回九州実業団毎日駅伝が行われ、三菱重工が4時間19分06秒 […]
2025.11.03
ロジスティードが初栄冠!GMOが2位、M&Aが初参戦で初全日本、名門コニカミノルタも全日本へ復活/東日本実業団駅伝
◇第66回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園競技場及び公園内特設周回コース:7区間74.6km) ニューイヤー駅伝の出場権を懸けた第66回東日本実業団対抗駅伝が行われ、ロジスティードが3時間31 […]
2025.11.03
ロジスティードが初優勝!3区・四釜峻佑でトップ、アンカー・平林清澄がVテープ/東日本実業団
◇第66回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園競技場及び公園内特設周回コース:7区間74.6km) ニューイヤー駅伝の出場権を懸けた第66回東日本実業団対抗駅伝が行われ、ロジスティードが3時間31 […]
2025.11.03
駒大が得意の伊勢路で最多17度目の優勝! 5区にストロングポイント「与えられた役割は果たせた」/全日本大学駅伝
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間6分53秒で2年ぶり最多17度目の優勝を飾った。 得意と […]
2025.11.03
三菱重工・近藤亮太が1区区間賞!東京世界選手権マラソン後初レースで力走/九州実業団駅伝
◇第62回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分・佐伯中央病院陸上競技場~佐伯市屋内運動広場特設コース:7区間89.3km) ニューイヤー駅伝の出場権を懸けた第62回九州実業団毎日駅伝が行われ、1区区間賞は三菱重工・近藤亮 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望