HOME バックナンバー
【誌面転載】高校新スポットライト クレイ・アーロンのトレーニング
【誌面転載】高校新スポットライト クレイ・アーロンのトレーニング

朝練習は持久力アップを図り 放課後はスピード強化に取り組む

男子800m クレイ・アーロン竜波(相洋高2神奈川)

男子800mで1分47秒51と高校記録を更新したクレイ・アーロン竜波(相洋2神奈川)。シーズン中、基本的に朝は長距離的なメニューを、放課後のメイン練習は短距離と一緒に練習することが多いという。ここではクレイがどのようなスタイルでトレーニングに取り組んでいるか、高校新記録樹立直前のメニューを踏まえながら、その中で日常的に重視しているポイントを紹介する。

広告の下にコンテンツが続きます

800m以外にもリレー・駅伝とマルチに活躍

クレイ・アーロン竜波(相洋2神奈川)は800mだけでなくスプリント系から長距離まで幅広く結果を残している。4×400mリレーでは1年時の南関東大会後からメンバーに食い込み、それからは主に1走としてチームをインターハイ決勝に導いている。一方で1500mでは3分50秒58の自己記録を持ち、さらに神奈川県高校駅伝では2区(3km)で2年連続の区間賞を獲得(1年時は8分33秒、2年時は8分28秒)。そうした活躍が800mの好成績にも影響しているようだ。
 そんなクレイは基本的には朝練習が持久系、放課後が短距離系のメニューで練習することが多いという。朝練習は学校周辺を「自分で走っていて気持ちいい」(クレイ)程度のスピードで約20分ジョグをする日もあったり、「8kmを速いリズムで走ったりしています」と長距離を担当する小池進先生。持久系のトレーニングをまとまって行うのは夏合宿などで、今年も8月の三重インターハイが終わった後に、長野・富士見高原で長距離ブロック合宿に参加して走り込んだ。
 しかし、シーズンを通して放課後の練習では長距離メニューを継続的に行うことはない。銭谷満先生が指導する短距離ブロックでみっちりスピードを磨く。そのため、一般的な800m仕様に向けた内容というのは少なく、1500mのレースに向けても数日前に1000mを1本入れる程度だ。
 銭谷先生は「あまり長距離のポイント練習的なことはしません。駅伝の3km区間にも出ますが、直前に2000mを1本やるぐらいです」と説明する。クレイ自身も「短距離的なメニューをやる中でも800mなどの持久的な部分に通じるところがあると思いますので、距離への不安は感じたことはありません」と話している。
 福井国体少年共通男子800m決勝(10月6日)後、高校新を出した秋季新潟県記録会兼北陸実業団記録会(10月14日)までの調整は、いつも通り短めの距離で済ませたクレイ。国体決勝から2日後に行った100m×5本(1、2本目の後は100mウォーク、3、4本目の後は100mジョグ)は疲れも見せずに、いずれも11秒前半から中盤でまとめてきたという。
 さらに、新潟のレース3日前に行った200m×1本は、3週間後に控えていた日本選手権リレー(10月27、28日)4×400mリレーの1走を想定したもので、スターティングブロックからバトンを持って走った。その前にサーキットなどで身体を追い込んでいたが、タイムは22秒を切ってくるなど好調を保っていた。

※この続きは2018年11月14日発売の『月刊陸上競技』12月号をご覧ください

※高校記録樹立までの練習メニューや、相洋高で普段行っているトレーニングの内容について紹介しています

朝練習は持久力アップを図り 放課後はスピード強化に取り組む

男子800m クレイ・アーロン竜波(相洋高2神奈川)

男子800mで1分47秒51と高校記録を更新したクレイ・アーロン竜波(相洋2神奈川)。シーズン中、基本的に朝は長距離的なメニューを、放課後のメイン練習は短距離と一緒に練習することが多いという。ここではクレイがどのようなスタイルでトレーニングに取り組んでいるか、高校新記録樹立直前のメニューを踏まえながら、その中で日常的に重視しているポイントを紹介する。

800m以外にもリレー・駅伝とマルチに活躍

クレイ・アーロン竜波(相洋2神奈川)は800mだけでなくスプリント系から長距離まで幅広く結果を残している。4×400mリレーでは1年時の南関東大会後からメンバーに食い込み、それからは主に1走としてチームをインターハイ決勝に導いている。一方で1500mでは3分50秒58の自己記録を持ち、さらに神奈川県高校駅伝では2区(3km)で2年連続の区間賞を獲得(1年時は8分33秒、2年時は8分28秒)。そうした活躍が800mの好成績にも影響しているようだ。  そんなクレイは基本的には朝練習が持久系、放課後が短距離系のメニューで練習することが多いという。朝練習は学校周辺を「自分で走っていて気持ちいい」(クレイ)程度のスピードで約20分ジョグをする日もあったり、「8kmを速いリズムで走ったりしています」と長距離を担当する小池進先生。持久系のトレーニングをまとまって行うのは夏合宿などで、今年も8月の三重インターハイが終わった後に、長野・富士見高原で長距離ブロック合宿に参加して走り込んだ。  しかし、シーズンを通して放課後の練習では長距離メニューを継続的に行うことはない。銭谷満先生が指導する短距離ブロックでみっちりスピードを磨く。そのため、一般的な800m仕様に向けた内容というのは少なく、1500mのレースに向けても数日前に1000mを1本入れる程度だ。  銭谷先生は「あまり長距離のポイント練習的なことはしません。駅伝の3km区間にも出ますが、直前に2000mを1本やるぐらいです」と説明する。クレイ自身も「短距離的なメニューをやる中でも800mなどの持久的な部分に通じるところがあると思いますので、距離への不安は感じたことはありません」と話している。  福井国体少年共通男子800m決勝(10月6日)後、高校新を出した秋季新潟県記録会兼北陸実業団記録会(10月14日)までの調整は、いつも通り短めの距離で済ませたクレイ。国体決勝から2日後に行った100m×5本(1、2本目の後は100mウォーク、3、4本目の後は100mジョグ)は疲れも見せずに、いずれも11秒前半から中盤でまとめてきたという。  さらに、新潟のレース3日前に行った200m×1本は、3週間後に控えていた日本選手権リレー(10月27、28日)4×400mリレーの1走を想定したもので、スターティングブロックからバトンを持って走った。その前にサーキットなどで身体を追い込んでいたが、タイムは22秒を切ってくるなど好調を保っていた。 ※この続きは2018年11月14日発売の『月刊陸上競技』12月号をご覧ください ※高校記録樹立までの練習メニューや、相洋高で普段行っているトレーニングの内容について紹介しています

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.09.02

橋岡優輝、久保凛、藤井菜々子らが欠場発表 アルティメット選手権出場見込みの阿部竜希も見送り/全日本実業団

日本実業団陸上競技連合は9月2日、今月12日から始まる第74回全日本実業団対抗選手権の9月1日時点での欠場者を発表した。 昨年の東京世界選手権女子20km競歩銅メダリストで、大会では5000m競歩に登録していた藤井菜々子 […]

NEWS 女性だけの競技会「ATHLOS」 10月のニューヨーク大会中止 過密日程で大会数変更

2026.09.02

女性だけの競技会「ATHLOS」 10月のニューヨーク大会中止 過密日程で大会数変更

女子種目のみの競技会「ATHLOS」の主催者が、10月2日に予定されていた米国・ニューヨーク大会の中止を発表した。これにより今年は9月18日のロンドン大会のみの実施となる。 ATHLOSは2024年に創設されたイベント。 […]

NEWS やり投金メダリスト・チョプラ 今季出場を見送り 3連覇が懸かったアジア大会も欠場

2026.09.02

やり投金メダリスト・チョプラ 今季出場を見送り 3連覇が懸かったアジア大会も欠場

男子やり投で東京五輪・ブダペスト世界選手権金メダリストのN.チョプラ(インド)が、ケガのため今季の残りの競技会に出場しないことを自身のSNSで発表した。 チョプラは、8月21日にダイヤモンドリーグ(DL)ローザンヌ大会で […]

NEWS プロランナー・鈴木健吾がDM三井製糖とスポンサー契約「新しい発見につなげていきたい」

2026.09.02

プロランナー・鈴木健吾がDM三井製糖とスポンサー契約「新しい発見につなげていきたい」

DM三井製糖株式会社は9月2日、男子マラソン前日本記録保持者の鈴木健吾(横浜市陸協)とスポンサーおよびアドバイザリー契約を締結したと発表した。 同社は「スプーン印」「ばら印」の砂糖などを手掛ける製糖業界最大手の食料品を扱 […]

NEWS 東瑞基が中央発條に新加入 「マラソンや駅伝でアピールしていく」

2026.09.02

東瑞基が中央発條に新加入 「マラソンや駅伝でアピールしていく」

中央発條は9月2日、長距離の東瑞基が9月1日付でチームに加入したことを発表した。 東は愛知県出身。神奈川大では箱根駅伝に2度出場を果たす。卒業後、一度は競技から退いたものの、17年冬から競技復帰。マラソンや駅伝などロード […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年9月号 (8月17日発売)

2026年9月号 (8月17日発売)

滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up

page top