◇世界リレー2026(5月2日~3日/ボツワナ・ハボローネ)2日目
世界リレーの2日目が行われ、日本は男子4×400mリレーで来年の北京世界選手権出場権を獲得した。
第2ラウンドは2組に分かれ、各組2着までが世界選手権出場切符を手にする。2組7レーンに入った日本は、予選から1走の林申雅(筑波大)以外は走順を変更した。
中島佑気ジョセフ(富士通)を2走からアンカーに代え、3、4走だった吉津拓歩(ミキハウス)、今泉堅貴(内田洋行AC)が2、3走へ。これまでエースを序盤に配し、世界の速い流れに乗るオーダーを主体としてきた日本だが、最後の着順争いに備える布陣で臨んだ。
その狙い以上に選手たちが奮闘。林がトップでバトンをつないで口火を切ると、吉津、今泉も終盤に競り勝ち、中島までトップの座をキープする。そして東京世界選手権6位の中島も、エースの仕事を果たす。ブラジル、英国、中国らの追い上げを許さず、1着でフィニッシュラインを駆け抜けた。
タイムは前日の予選(3分00秒79)から日本歴代4位の3分00秒19へと短縮。今大会の日本勢で、唯一となる北京行きを決めた。24年パリ五輪では6位入賞を果たしたが、昨年の東京世界選手権では予選敗退。巻き返しへの一歩を踏み出した。
男子4×100mリレーは、まさかの展開に。2組7レーンに入った日本は、予選から2走・飯塚翔太(ミズノ)、3走・桐生祥秀(日本生命)は変わらず。1走を栁田大輝(Honda)から予選アンカーの守祐陽(渡辺パイプ)に代え、アンカーは井上直紀(大阪ガス)が務めた。
守が好スタートを切ったが、2016年リオ五輪銀メダルなど日本の黄金期を担った2走・飯塚、3走・桐生のバトンパスが乱れる。飯塚が左手を目いっぱい伸ばしてバトンを渡そうとしたが、桐生の右手に届かず転倒。途中棄権となった。
日本勢にとって、今大会で世界大会出場を決められなかったのは、予選で同じく途中棄権となった2019年の地元・横浜大会以来4大会ぶりだった。
男女混合4×400mリレーは3分12秒86で3着。予選で出した日本歴代2位の3分13秒61を縮め、日本記録(3分12秒08)に迫ったが、惜しくも北京世界選手権出場権に届かなかった。
予選と同じ平川慧(東洋大)、井戸アビゲイル風果(東邦銀行)、佐藤拳太郎(富士通)、松本奈菜子(東邦銀行)のオーダーで臨んだ日本。1走の平川がベルギーに次ぐ2番手でバトンをつなぐと、井戸がカナダの追撃を受けながらも2位をキープする。
3走の佐藤はベルギーにやや差を広げられたものの、カナダを抑えてアンカー・松本へ。松本は2位を力走したが、残り50mあたりでカナダにかわされる。フィニッシュまでにベルギーを猛然と追い上げたものの、わずか0.07秒及ばなかった。
両種目も含め、リレー種目の北京世界選手権出場枠は残り4枠。今後は出場権獲得に向け、アジア大会などで好タイムを出すことが求められる。
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