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2026.04.18

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【“陸女”インタビュー】櫻坂46・山田桃実さん「部活に行くのが当たり前の生活」強豪陸上部で過ごした日々
【“陸女”インタビュー】櫻坂46・山田桃実さん「部活に行くのが当たり前の生活」強豪陸上部で過ごした日々

陸上部時代の思い出を振り返った櫻坂46の山田桃実さん

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。

実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者が多いらしい……。そんな「元陸部」の方々へのインタビュー企画! きつかった練習は!? 楽しかった思い出は!? 陸上を通して学んだことは!?

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櫻坂46の4期生として活躍する山田桃実さん。中学時代に100mハードルで県6位になったこともあるという。「部活に行くのが当たり前だった」という濃密な陸上部時代を振り返ってもらいました。

走るのが好きで中学から強豪校の陸上部へ

――中学時代、がっつり陸上部だったとうかがいました。

山田 はい! 走るのが好きで、速くなるためには陸上部かな、と思って入部しました。

――もともと運動が好きだった?

山田 幼い頃から父や姉とサッカーをしたり、バドミントンをしたり、よく身体を動かしていました。小学生の頃は水泳と書道を習っていたのですが、運動会でも女子の中ではずっと一番でした。体力テストでも良い成績の人がもらえる「Aバッジ」を毎年いただいていました。

――陸上部はどんな雰囲気でしたか。

山田 県内でも強豪校と言える学校だったのですが、それを知らなくて……。高校生も一緒に練習していたのもあって、最初は練習がきつくて大変でした。毎日へとへとになって帰っていました。短距離走は得意でしたが、体力が全然なかったんです。先輩たちも、同級生も速い選手がたくさんいました。でも、だからこそ燃えました。

月刊陸上競技さんのことも知っていましたし、月陸Onlineさんもよくチェックしています。友達が載っていると「すごいね!」と連絡しています。

――負けず嫌いなんですね。

山田 みんなの姿を見て、私も頑張りたい、という気持ちが強かったです。ただ、月日が経つにつれて環境にも慣れてきて、先輩たちとも仲良くなってからは毎日が楽しかったです。

――覚えている中できつかった練習は?

山田 やっぱり冬季練習が大変でした。なかでも「階段走」というのが一番きつくて……。

現役時代から「月陸」をチェックしていたという山田桃実さん

――校舎の階段ダッシュ、でしょうか。

山田 いえ、その階段ではないんです! 100mを走ってウォークバック(歩いて戻る)、次は110m、戻ったら次は120m……と、段々と距離が延びていって最後は150mくらいまで延びます。そうしたら、次は140m、130mと短くしていき、100mで終わる、というメニューです。これが冬季の間は毎週月曜日にあるんです。

他にも、サーキットトレーニングやウエイトトレーニング、補強もしっかりやっていました。練習量よりも効率重視の方針ではあったのでそこまで苦には思っていなかったのですが、終わった後は階段も上れないほどでした。翌日の筋肉痛で「成長できた!」と実感するのがうれしかったです。

――陸上部らしいエピソード! それだけきつくても、辞めたいとは思わなかったんですね。

山田 辞めるという選択肢はまったくありませんでした。毎日、学校が終わったら部活に行くのが当たり前の生活でした。速い選手もたくさんいたのもうれしかったですし、同学年も多かったので休憩中や帰り道にいろんな話をするのも楽しくて。練習はきつかったですが、その楽しい時間とでプラスマイナスゼロでした(笑)

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者が多いらしい……。そんな「元陸部」の方々へのインタビュー企画! きつかった練習は!? 楽しかった思い出は!? 陸上を通して学んだことは!? 櫻坂46の4期生として活躍する山田桃実さん。中学時代に100mハードルで県6位になったこともあるという。「部活に行くのが当たり前だった」という濃密な陸上部時代を振り返ってもらいました。

走るのが好きで中学から強豪校の陸上部へ

――中学時代、がっつり陸上部だったとうかがいました。 山田 はい! 走るのが好きで、速くなるためには陸上部かな、と思って入部しました。 ――もともと運動が好きだった? 山田 幼い頃から父や姉とサッカーをしたり、バドミントンをしたり、よく身体を動かしていました。小学生の頃は水泳と書道を習っていたのですが、運動会でも女子の中ではずっと一番でした。体力テストでも良い成績の人がもらえる「Aバッジ」を毎年いただいていました。 ――陸上部はどんな雰囲気でしたか。 山田 県内でも強豪校と言える学校だったのですが、それを知らなくて……。高校生も一緒に練習していたのもあって、最初は練習がきつくて大変でした。毎日へとへとになって帰っていました。短距離走は得意でしたが、体力が全然なかったんです。先輩たちも、同級生も速い選手がたくさんいました。でも、だからこそ燃えました。 月刊陸上競技さんのことも知っていましたし、月陸Onlineさんもよくチェックしています。友達が載っていると「すごいね!」と連絡しています。 ――負けず嫌いなんですね。 山田 みんなの姿を見て、私も頑張りたい、という気持ちが強かったです。ただ、月日が経つにつれて環境にも慣れてきて、先輩たちとも仲良くなってからは毎日が楽しかったです。 ――覚えている中できつかった練習は? 山田 やっぱり冬季練習が大変でした。なかでも「階段走」というのが一番きつくて……。 [caption id="attachment_204910" align="alignnone" width="800"] 現役時代から「月陸」をチェックしていたという山田桃実さん[/caption] ――校舎の階段ダッシュ、でしょうか。 山田 いえ、その階段ではないんです! 100mを走ってウォークバック(歩いて戻る)、次は110m、戻ったら次は120m……と、段々と距離が延びていって最後は150mくらいまで延びます。そうしたら、次は140m、130mと短くしていき、100mで終わる、というメニューです。これが冬季の間は毎週月曜日にあるんです。 他にも、サーキットトレーニングやウエイトトレーニング、補強もしっかりやっていました。練習量よりも効率重視の方針ではあったのでそこまで苦には思っていなかったのですが、終わった後は階段も上れないほどでした。翌日の筋肉痛で「成長できた!」と実感するのがうれしかったです。 ――陸上部らしいエピソード! それだけきつくても、辞めたいとは思わなかったんですね。 山田 辞めるという選択肢はまったくありませんでした。毎日、学校が終わったら部活に行くのが当たり前の生活でした。速い選手もたくさんいたのもうれしかったですし、同学年も多かったので休憩中や帰り道にいろんな話をするのも楽しくて。練習はきつかったですが、その楽しい時間とでプラスマイナスゼロでした(笑)

「まさか」ハードルで県大会7位入賞

――専門種目を教えてください。 山田 最初は短距離をやっていたのですが、入部してすぐにやってみたい種目を聞かれて、ハードルに挑戦しました。実は小学生の時に地域の陸上大会があって、そこに向けて80mハードルの練習をしていたら結構良い記録を出せていたんです。結局、その大会はコロナ禍で中止になってしまったのですが、その時のことを思い出しました。 ――最初は怖くなかったですか。 山田 中学ではインターバル(ハードル間の距離)も、ハードルの高さも違うので苦戦しました。最初のうちは“マリオジャンプ”みたいに、すごく高く跳んでいました。走力も足りていなかったのでハードル間は5歩で走っていました。 走力がついていくうちに3歩で届くようになって、それが次第に前半まで3歩で行けて、1台、また1台と3歩で届く台数が増えていくのがうれしかったです。中3の時にはオール3歩で行けました。怖さはなかったのですが、抜き脚をぶつけてアザだらけでした! ――やっぱり楽しかったのもハードル練習? 山田 専門練習が一番好きでした。冬季練習でも毎週木曜日が専門練習だったので、その日のために、他の厳しい練習日を乗り越えていました! ハードルを越える時に、低くハードルのすれすれのところを跳べた瞬間が一番気持ち良かったです。着地してつぶれずに次の脚が出る感覚もうれしかったです。接地でつぶれてしまうと、3歩から5歩に増やさないといけないので、すごく意識していました。 [caption id="attachment_204904" align="alignnone" width="800"] 県内屈指の強豪チームで過ごし、県大会入賞経験もある[/caption] ――思い出に残っているレースを教えてください。 山田 中学最後の県の大会で、自己ベスト(15秒81)を出した時です。まさか進めると思っていなかった決勝に行けて7位に入れました。同級生には他に2人、ハードルが専門の選手がいて、これまで一度も勝てなかったのですが、その大会では初めて私が一番速く走れました。お互い意識し合えるライバルだったんですが、めちゃくちゃ仲良しで今でも岡山に帰ると必ず会っています。 ――リレーも走られていたんですか。 山田 個人を含めても、一番印象に残っているのは実はリレーなんです。3年の時に中国大会に出場して優勝できました。速い選手がたくさんいたので、リレーでは補欠でした。ただ、中国大会ではメンバーを少し変更して臨むことになって、顧問の先生から「走るから準備をしておいて」と言われて驚きました。怖さとうれしさ両方がありました。 私は1走でした。最後は広島の中学校がものすごく追い上げてきたのですが、最後に4走の子が逃げ切って優勝。飛び跳ねて喜びました。 ――高校に上がっても競技を続けられています。 山田 もう必然的に続けていました。練習環境も同じだったので……。メニューも基本的には同じですが、メディシンボールの重さが2kgから3kgになるなど、負荷が少し上がるくらいです。 ハードルは高校でもインターバルが広がって高さも上がって、一般(シニア)と同じになるので大変でしたが、ハードルは続けたいと思っていました。あと、肩が強かったのもあって、実はやり投にも1度出場しているんです! それが最後の試合出場になりました。

陸上と通じる部分があるアイドル

――高校時代にオーディションが進んでいき、今のお仕事につながります。もともと、アイドルには興味があったのでしょうか。 山田 小さい頃からテレビでアイドルの方々を見て「かわいいなぁ」と思って見ていました。あこがれはもちろんあったのですが、現実とはかけ離れた世界という認識でした。 それでも、中学生になってからは歌番組で坂道グループのパフォーマンスを見ていましたし、櫻坂46は曲もすごく好きで素敵なグループだと思っていました。 ――オーディションを受けるきっかけは? 山田 姉から勧められて、そこからさらに櫻坂46のことをよく知るようになりました。心のどこかで陸上は中学でやりきったと思っている自分もいて、高校ではハードルの規格も変わって大変で悩んでいた時期でもあったんです。そういうこともあってオーディションを受けました。 審査が進んでいくうちに、徐々に現実味が出てきて、誰にも言わずにいたのですが部活を休むことが多かったので気づいている仲良しの子もいたようです。 ――合格した時の心境を教えてください。 山田 すごく驚きました。まず、両親にどうやって合格を伝えようかなって。これからどんなことが起きていくんだろう、どんな日々になるんだろうって思ったのを覚えています。 [caption id="attachment_204905" align="alignnone" width="800"] 陸上とアイドルは「似ている部分がある」と山田桃実さん[/caption] ――アイドルになってみて大変なことや何か感じることはありますか。 山田 陸上とは別世界なのですが、どこか通じる部分もあるんです。歌やダンスは初挑戦なのですが、やればやっただけ成長できます。「上達したね」と言われるとうれしいです。 陸上は個人競技ですが、部活とグループ活動も似ているとも感じます。同じ目標に向かって一緒に頑張って乗り越えていくところです。 ――運動神経の良さや負けず嫌いな一面は生かされていますか。 山田 あります! やっぱり先輩や同期がきれいなダンスをしていると「私もあんなふうに踊りたい」と思って、細かいところもすごく意識します。パフォーマンスに溶け込めた時が本当にうれしいんです。ライブに向けても、自宅でずっと鏡に向かって練習しています。体力面でも、メンタル面でも陸上部時代に鍛えられたと思っています。 ――レースとライブはどちらが緊張しますか? 山田 レース……ですね! ライブは始まるまで緊張しますが、スタートしてしまえば本当に楽しくて、どんどん楽しくなっていくんです。ファンの方々の表情もしっかり見えます。陸上の試合だと、やっぱり一瞬で終わりますし、その一瞬までの間の待ち時間、号砲が鳴るまでの時間がドキドキします。 ――『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)では恒例のスポーツテストで活躍されていました。 山田 あの日は正直、思った記録が出なくて悔しかったんです……。各種目で上位を取れて、50mでも一番だったのですが、もう少しタイムは出せたなって。うーん……でも、手動でスタンディングですから! スターティングブロックをつけてスパイクを履いて走りたかったです!! ――これからどんなアイドルになっていきたいと考えて居ますか。 山田 グループには32人いるので、その中でも一個人として見てもらえるような、自分自身の世界観を大切にしながら、パフォーマンスを磨いていきたいと思っています。 ――最後に陸上や部活を頑張る選手たちへメッセージをお願いします! 山田 陸上を辞めた今、どれだけ自分にとって輝いていた時間、大切な時間だったかというのを感じます。夏に汗だくになったこと、冬に半袖になって練習したこと、いろいろな場面を思い出します。中高生のうちはがむしゃらに一生懸命になれる時間だと思っています。そういう時間を大切にしながら、みなさん頑張ってください! [caption id="attachment_204909" align="alignnone" width="800"] 「大切な時間だった」と振り返る陸上部時代。山田桃実さんは経験を糧にアイドルとして輝きを放っていく[/caption]
やまだ・ももみ/2008年7月20日生まれ、17歳。岡山県出身。中学時代に陸上部に所属し、100mハードルが専門。自己ベストは15秒81で、中3時には県7位になった。4×100mリレーでは中国地区の大会で優勝した経験もある。25年4月、櫻坂46の4期生としてオーディションに合格。4期生初楽曲『死んだふり』でセンターを務めるなど、そのパフォーマンスと存在感で注目を集めている。6月10日には櫻坂46の15枚目シングル『Lonesome rabbit / What's “KAZOKU”?』の発売が決定。 公式HP山田桃実さん公式ブログX(Twitter)YouTubeTikTok、Instagram
山田桃実さんサイン入りチェキを1名様にプレゼント! 詳しくは後日、月陸の公式X(Twitter)で情報をチェックしてください。 構成/向永拓史 【関連ページ】 堀未央奈さん(女優・モデル)陸上部で過ごした中学時代「人間形成につながった」駅伝アンバサダーにも就任 朝比奈彩さん(モデル・女優)「練習をすれば少しずつでも力になる!」 仮面ライダーヒロイン役の高田夏帆さん「中学時代の青春は陸上部!」 準ミス青学の新田さちかさん「陸上部で身についたのは集中力!」 =LOVE(イコラブ)野口衣織さん「時間を惜しまずに追求していました!」 注目の若手女優・上原実矩さん「人として大事なことをたくさん学びました!」 話題の映画出演・菊池日菜子さん「ハンマー投に捧げた時間に後悔はありません!」 モデル・女優として活躍する“美しき怪物”優希クロエ「負けず嫌いでコソ練していました!」 『僕が見たかった青空』山口結杏さん「粘り強さは陸上をやっていたから!」 バラエティーや情報番組に引っ張りだこ!タレント・国本梨紗さん 中学3年間の陸上部「あの時の記憶が数年後の自分を助けてくれる」

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