2025.11.02
◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)
学生駅伝ナンバー1を決める第57回全日本大学駅伝が行われ、1区では初出場の志學館大・中村晃斗(3年)が27分20秒で区間賞に輝いた。
並み居る関東の強豪校のランナーたちを強烈なスパートで置き去りにして、区間賞をもぎ取った。
5kmは14分47秒と牽制する展開。9km手前で日体大・荻野桂輔(2年)らがスパートを仕掛けるも、中村が残り200mで一気にギアチェンジ。「区間賞を狙っていたので、自分の思っていた通りの結果を出せて良かったです」と胸を張った。
鹿児島・出水中央高では3年時に1500mでインターハイを経験。関東の大学には進まず、地元を選んだ。新型コロナの影響などで部員数が減り、入学してからしばらくは駅伝とは無縁だったが、トラックを中心に戦った。U20日本選手権1500m9位などの活躍を受け、昨年は8人の1年生が入学。今年は出雲に続き、全日本にも初出場した。
今年の日本インカレで1500m5位と5000m4位と2種目入賞を果たしたが、関東勢と走る機会は少ない。「日頃、一緒に走れないので、一発やってやろうっていう感じでモチベーションは高かったです」。士気高くレースに臨み、そして有言実行を果たした。
九州勢の1区区間賞は2009年の第一工大キラグ・ジュグナだが、日本人では1999年、2000年と2年連続の永田宏一郎(鹿屋体大)以来。伊勢路にまた新たな歴史を刻む、鮮やかな走りだった。
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