2025.11.02
全国高校駅伝の出場権を懸けた広島県高校駅伝が11月2日、三次市みよし運動公園陸上競技場を発着点に行われ、男子(7区間42.195km)は世羅が2時間7分37秒で22年連続54回目、女子(5区間21.0975km)は銀河学院が1時間10分24秒で2年連続2回目の優勝を遂げた。
昨年の全国大会で8位に入り、初の入賞を果たした銀河学院は、昨年の県大会での記録を17秒上回る結果を残した。昨年は細見芽生(現・名城大)という絶対的なエースがいたが、今年のチームは総合力で勝負するチームとして成長してきた。
1区(6km)・岩村莉奈(2年)の20分15秒で接戦を制すると、2区(4.0975km)の東心絆(1年)が「狙っていました」と区間記録を2秒更新する13分03秒で後続を広げる。4区の秦結愛(2年)、5区の萩原咲良(1年)も区間賞を獲得し、3年連続3回目の都大路出場を決めた。
「1時間10分を切れば全国でも戦える」と考えていた森政芳寿監督。それは叶わなかったものの満足感を表し、「2区と4区はよく走ってくれました」と全国大会に向けて手ごたえをつかんだ。
なお2位には1時間12分08秒で世羅。3区(3km)のノラ・ジェロティッチ(1年)が9分37秒で区間賞を獲得した。3位には1時間12分30秒で西条農が入っている。
男子の世羅は、エースの土間董哉(3年)が天候の変化に苦しみながらも1区を30分03秒でトップ中継。後続に55秒もの差をつけた。2区以降も先頭を譲らないまま、5区間で区間賞を獲得。2位に2分20秒差をつけて、22年連続55回目の全国大会出場を決めた。
ただ、戦力は整っておらず、年末の都大路に向けて故障者を回復させ、万全のメンバーで4年ぶりの入賞を目指す。
また2位には2時間9分57秒で西条農。3区の小池千勇(3年)が区間賞を奪い、世羅の区間賞独占を阻んだ。3位には2時間10分25秒で広島国際学院が入っている。
全国大会は12月21日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。昨年に続いて、男女ともに都道府県代表に加え、地区代表が出場する。
文/松山林太郎
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