2025.10.19
◇東京レガシーハーフマラソン2025(10月18日/国立競技場発着:21.0975km)
東京レガシーハーフマラソンの男子エリートの部が行われ、セレモン・バレガ(エチオピア)が1時間1分22秒(速報値)で優勝した。
日差しもあってかスローペースで進み、5kmを14分50秒で通過。ややペースも上がり、10kmを29分17秒で通過すると、先頭集団も絞られ、リチャード・エティーリ(東京国際大)、ベナード・キメリ(富士通)らとともに、大迫傑(リーニン)、吉居大和(トヨタ自動車)、七枝直(中大)がついた。
15kmを43分52秒で通過すると、七枝は苦しくなり後退するも積極的な走りを見せた。その後、残り3km手前から吉居も遅れた。
ラスト勝負で抜け出したのがバレガ。東京五輪10000m金メダリストで、9月の東京世界選手権でも10000m6位に入っている実力者が力を見せ、最後はエティーリが猛追したものの同タイムで抑えた。
バレガは「世界選手権から準備期間が短かったためタイムは遅かったが、勝てたことが良かった」と振り返る。
日本人最上位の6位にはパリ五輪マラソン代表の大迫。新所属となってのレースで存在感を発揮した。「12月のマラソン(バレンシア)を予定していて、練習の一環。暑い中ではしっかり走れた」と語り、1時間1分45秒でフィニッシュした。バレンシアでは「先頭集団について進めていきたい」と意気込みを話した。
荒生実慧(NDソフト)が1時間2分12秒で8位、吉居は1時間2分26秒の9位。ブダペスト世界選手権マラソン代表の山下一貴(三菱重工)は1時間2分50秒で12位だった。前半攻めた七枝は1時間3分17秒の15位でフィニッシュしている。
女子の部はムワンギ・レベッカ(ケニア)が1時間8分46秒(速報値)で制し、日本人トップは川村楓(岩谷産業)が1時間11分42秒の4位。東京五輪代表など活躍し引退後に現役復帰した萩谷楓(佐久市陸協)が1時間11分59秒の5位に入っている。
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