HOME 高校

2025.10.18

NEWS
女子三段跳・岡島奏音が12m81で悲願の日本一! 「先生を信じてやってきてよかった」/U18・16大会
女子三段跳・岡島奏音が12m81で悲願の日本一! 「先生を信じてやってきてよかった」/U18・16大会

12m81でU18女子三段跳を制した岡島奏音

女子三段跳高校歴代10傑

13.03 1.7 山﨑りりや(鳴門渦潮3徳島) 2024.10.11
12.96 0.9 河添千秋(松山北3愛媛)   2018. 6.18
12.92 0.2 村山梢(初芝2大阪)     1995.11. 3
12.92 1.6 竹田小百合(恵庭北3北海道) 2007. 8.19
12.89 0.8 吉田文代(成田3千葉)    1999. 8.27
12.89 0.4 前田和香(添上3奈良)    2008.11. 3
12.86 1.2 中村紗華(伊志田3神奈川)  2017.10. 8
12.85 0.2 田口侑楽(国際学院3埼玉)  2023. 8. 4
12.81 0.6 岡島奏音(皇學館高3三重)  2025.10.17
12.80 1.4 三木麗菜(姫路商3兵庫)   2021. 7.10

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)1日目 U18・U16大会の第1日目が行われ、U18女子三段跳では岡島奏音(皇學館高3三重)が12m81(+0.6)の大会新記録、高校歴代9位の好記録で優勝を飾った。 7月の広島インターハイ4位の岡島は、1回目を12m36(-0.5)から3回目の12m56(-0.3)でトップに立つ。「1回目から12m30台を跳べて調子の良さは感じていました。でも、12m56では抜かされるだろうと思っていました」と予感したように、4回目に今年9月のU20日本選手権に高1歴代最高の12m70をマークしてを制していた大西海優(新居浜東高1愛媛)が、自己新となる12m78(+0.1)を跳び逆転した。 「(抜かれて)焦りはありました」と岡島。それでも助走の感触が良く、「走れている」と確信を持って臨んだ5回目の跳躍で、自己記録を8cm更新する12m81をマーク。「跳べたという感覚はなかったですが、これまで練習してきたことを発揮できてうれしかったです」と喜んだ。 中学時代に走幅跳で6m00をマークし、全中で5位に入賞。周囲の期待を背に、近年、全国での活躍が目立つ皇學館高に進学した。高校では日本選手権三段跳で入賞実績を持つ出口大貴先生の指導を受け、1年の夏から三段跳に挑戦。すぐさま東海高校新人で優勝するなど才能を開かせた。 しかし、全国タイトルにはなかなか届かず、今季も6月に追い風参考で12m81を跳びながらインターハイ4位、10月上旬の国スポでも3位にとどまっていた。高校3年生だが、早生まれであることから、地元開催のU18大会が高校最後の全国大会だった。 ラストチャンスでつかんだ初の日本一。岡島は「出口先生も指導されるなかでプレッシャーがあったと思うのですが、最後まで支えてくださって本当に感謝しています。『絶対日本一にさせるから』という先生の言葉を信じてきて良かったです」と笑顔を見せる。 来年以降も大学で競技を続ける予定。「環境の変化がある中で、1年目からしっかり結果を残して、日本一をもっと取っていきたい。世界を見据える大きな選手になって、みんなに恩返しができるすごい選手になりたいです」と次のステージでの活躍を誓った。

女子三段跳高校歴代10傑

13.03 1.7 山﨑りりや(鳴門渦潮3徳島) 2024.10.11 12.96 0.9 河添千秋(松山北3愛媛)   2018. 6.18 12.92 0.2 村山梢(初芝2大阪)     1995.11. 3 12.92 1.6 竹田小百合(恵庭北3北海道) 2007. 8.19 12.89 0.8 吉田文代(成田3千葉)    1999. 8.27 12.89 0.4 前田和香(添上3奈良)    2008.11. 3 12.86 1.2 中村紗華(伊志田3神奈川)  2017.10. 8 12.85 0.2 田口侑楽(国際学院3埼玉)  2023. 8. 4 12.81 0.6 岡島奏音(皇學館高3三重)  2025.10.17 12.80 1.4 三木麗菜(姫路商3兵庫)   2021. 7.10

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.18

髙城昊紀が110mHを大会新V!来季に向けて「ケガしないように冬季練習をしていきたい」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の第2日目が行われ、U20規格で実施されたU18男子110mハードルは髙城昊紀(宮崎西高2宮崎)が […]

NEWS 女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

2025.10.18

女子は横手清陵学院が劇的逆転で悲願の初V!男子は秋田工が2時間9分01秒で2年ぶり全国へ/秋田県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた秋田県高校駅伝が10月17日に、秋田市の県営陸上競技場周回コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は横手清陵学院が1時間14分32秒で初優勝を飾り、初の全国出場を決めた。男子(7区間4 […]

NEWS 北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

2025.10.18

北口榛花 初のやり投教室「突き詰めたいなら努力するしか方法はない」中高生に熱血指導

【動画】中高生に熱血指導する北口榛花 #北口榛花 初プロデュースはるかなる教室Supported by JAL 中学生の部が行われました! 最初はコーチ特製竹槍でチャレンジ!最後の試合形式では初めて本物のやりを持つ子たち […]

NEWS 前回Vユニクロは1区・後藤夢から攻撃的布陣、天満屋は3区・前田穂南、ダイハツ5区に松田瑞生/プリンセス駅伝

2025.10.18

前回Vユニクロは1区・後藤夢から攻撃的布陣、天満屋は3区・前田穂南、ダイハツ5区に松田瑞生/プリンセス駅伝

プリンセス駅伝 区間エントリーをチェック! ユニクロ 後藤夢-奥本菜瑠海-川口桃佳-オマレ・ドルフィン・ニャボケ-市田美咲-柳谷日菜 補欠 平井見季-朝日春瑠-阿部円-神田青葉 天満屋 吉薗栞-平島美来-前田穂南-片岡碧 […]

NEWS 100m菅野翔唯が今季全国締めくくる10秒39V!「来年は10秒1台を安定して出して10秒0台を」/U18・16大会

2025.10.18

100m菅野翔唯が今季全国締めくくる10秒39V!「来年は10秒1台を安定して出して10秒0台を」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)2日目 U18・U16大会の第2日目が行われ、U18男子100mは菅野翔唯(東農大二高2群馬)が10秒39(+0.3)で制し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top