◇第102回箱根駅伝予選会(10月18日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)
第102回箱根駅伝予選会が行われ、中央学大がトップ通過を果たした。順大、山梨学大、日大が続き、ここまでが34秒という接戦。東海大、東農大が2年ぶりの通過を果たした一方で、法大の本戦連続出場が10で止まった。
以下、レース後の予選通過10校の指揮官のコメントを紹介する。
1位 中央学大 川崎勇二監督
「今年は集団走をやめました。私が就任して以来初めてですけども、状況に応じて学生に判断させたほうがいいと思ったからです。それは良かったんじゃないかなと思います。今年の練習のテーマとして15kmとか17.4kmからを一つのポイントに置いていました。そういう意味ではやってきたことが実を結んだと思います」
2位 順大 長門俊介駅伝監督
「戦力的には飛び抜けたエースはいませんので、一人ひとりがしっかり走り、全員で勝つと伝えていました。10人目までが1時間3分台でしっかりフィニッシュできて良かったです。前回は暑かったので、それを想定しながら練習をしてきました。それだけに前回以上に選手層を含め、自信はありました」
3位 山梨学大 大崎悟史駅伝監督
「今はケチのつけようがありません。私が立てた目標通りに選手は走ってくれました。今回の結果はそれに尽きると思います。去年と流れて的には同じメニューでやってきて、選手たちは危機感を持ちながら予選会に向けて夏合宿でやってくれました。達成率を見て、自信を持って臨めたと思います」
4位 日大 新雅弘駅伝監督
「まず突破したことは良かったです。でもまだまだこれから。この3年間で3、4年生を中心に土台ができたと感じています。これまでは予選会を通過するために練習をしてきましたが、これからは本戦で戦うためのトレーニングをしていかなければならないと思っています。単独走に耐えられる力を養っていきたいです」
5位 東海大 両角速駅伝監督
「2年ぶりの予選会通過にホッとしています。たぶん、全参加者の中で私が一番、暑さを気にしていました。途中から陽が出てハラハラしました。2年生の3人がよくがんんばったと思います。5位は悪くないけど、4位の日大に1分以上差がありますし、チーム内9番手、10番手は1時間4分台かかっています。シード入りが目標ですが、決して簡単ではないと思います」
6位 東農大 小指徹監督
「前回の雪辱ができてうれしいです。悔しい思いをして取り組み方が変わり、ジョグや生活を見直したと思います。前田は1週間前に左膝の上を痛めていて練習は本来の走りではなかったです。本人に言わせると調子は30%ぐらい。新しい寮ができて生活基盤がしっかりして競技に集中できるようになりました。本戦は体調管理をしっかりやって迎えられるようにしたいです」
7位 神奈川大 中野剛駅伝監督
「後半暑くなりましたが、冷静に順位を上げられました。本当は4、5番手まで上げたかった。12kmで2人転倒に巻き込まれたようで、痛かったがよくゴールしてくれました。本戦経験者は10人いますが、きょうは3人外れました。それを上回る選手が伸びました。本戦はシードを狙いますが、中間層の厚さは他大学に比べ負けていないと思います」
8位 大東大 真名子圭監督
「2週間後に全日本があるので、少しでもダメージ少なくいきたいと思っていました。今回は1位にこだわらず、とにかく通過すればいいっていうことで送り出しました。ただ、その中でも5番以内には来てもらいたいという中で8番だったので、そこは少しガッカリです。思ったより周りの大学に力がありました」
9位 日体大 玉城良二駅伝監督
「うちにとっては厳しい戦いになりました。本来は日本人先頭集団が速いペースになって、フリーで走った平島や田島がもっと前のほうでレースを進めてタイムを稼いでほしかったです。山崎は今回集団走を引っ張る役目となりましたが、実績のある選手。もっと前のほうでレースができると思います。4年生を中心に、本当によく頑張ってくれたし、精神的な成長、それをしてくれたのが指導者として非常にうれしいです」
10位 立教大 髙林祐介駅伝監督
「ラスト5kmがポイントになると話していました。他の大学さんが最後に上げてくるところで、ウチはあえてそこを取らずにラストどれだけ粘れるかというところでした。絞り出してくれたので、なんとかこういう結果になりました。ひとり一人の部分を高めていかないと目標には届かないと、肌で感じてくれたと思います」
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